本日市議会本会議が開催されました。
私は予算議案について質問しましたので、
質疑応答の要旨をご報告します。
なお、私の速記メモを基にしてますので
正しくは後日公開される議事録でご確認ください。
(令和5年度 一般会計予算案) (注)市の中心的な予算
1 電子地域通貨の導入について
(質問)
地域電子通貨導入で大成功している事例と失敗した事例は
どのようなものがあると把握しているのかお伺いします。
それを踏まえて伊勢崎市においては成功すると判断した
根拠について伺います。
次に、
伊勢崎市内の商店であっても対応機器を揃えられない店は
この事業の蚊帳の外なってしまいますが、
この点はどのように考えているのかお伺いします。
(答弁)
・平成以降に地域通貨の導入事例が増えた。
・成功した自治体もあれば廃止したところもある。
・近年、キャッシュレス決済やデジタル化の普及で
再び注目されている。
・成功のカギは、市民・事業者・行政が広く連携すること。
・小売店舗の声をよく聴き、導入時の負担を低減したい。
(コメント)
・失敗しないように進めて欲しと思います。
2 高校生世代の医療費無料化について
(質問)
税の3機能のひとつに「所得の再分配」があります。
これまでも低所得世帯や高額医療費等については
公的に支援してきました。
高校生世代の医療費無料化事業において
保護者の所得制限を無くすことは、高所得世帯の医療費を、
低所得者からも徴収している税金で賄うことになり
税の「所得再分配」の役割に逆行することになります。
この点について市長はどのようにお考えなのかお伺いします。
(答弁)
・子育て支援、少子化対策の一環として実施する。
・県の補助要件として所得制限なしが望ましいとされている。
(多田再質問)
・所得制限を無くすことは、税の「所得再分配」機能に逆行するが
その点は市長はどのように理論整理しているのか?
(部長答弁)
・財源は子育て世帯に限らず、他の世帯からも頂いているので
市全体で応援する趣旨。
(コメント)
・「所得再分配」に対する認識や理論整理を聞いたのに、
市長本人は登壇せず部長に答弁させました。
・部長答弁は「所得再分配」にまったく触れません。残念。
・この質問はこの事業を「行うな」という趣旨ではありません。
・税や行政の役割としての「所得再分配」機能は承知しているが、
それ以上にこの事業をこの形で実施する必要性があるのだと、
市長の強い決意を聴きたかったのです。
・強い決意や覚悟なしに実施するなら、単なる人気取りの
バラマキ政策と言われかねません。
3 住宅リフォーム費用の助成について
(質問)
この事業はリーマンショック直後に
緊急経済対策事業として2012年に創設されました。
しかし「緊急」のはずがズルズルと10年以上延長され、
あることが普通になってしまいました。
今後「緊急経済対策」の必要が生じたときはどうするのか?
限りある市の財源ですからメリハリの利いた執行が必要と考えます。
事業の位置づけと執行についての市長のお考えをお伺いします。
(答弁)
・当初は緊急経済対策だったが、現在は経済対策事業。
4 夜間中学校の設置における県との連携について
(質問)
伊勢崎市内に県立の夜間中学校の設置することが決まりました。
地元自治体としては県と連携を強化していく必要があると考えます。
予算的にはどのように配慮し進めていく予定なのかお伺いします。
(答弁)
・県が設置するので市の予算は無いが、連携を強化していく。
(市民病院事業会計)
1 コロナ対策について
(質問)
最近コロナ病床がひっ迫していると報道されています。
伊勢崎市における現状と見込みを踏まえて、
どのように予算対策しているのかお伺いします。
あわせて、コロナ関連の歳入の確保についてもお伺いします。
(答弁)
・県内のコロナ病床数は県が4段階で調整している。
・市民病院は令和2年度からコロナ病床を32確保している。
・コロナ治療薬や感染防護服など予算措置している。
・看護師のコロナ対応手当も引き続き予算措置している。
・令和5年度予算の歳入には、国の補助金はまだ未確定
なので計上していないが、令和2年度は15億円、
令和3年度は17億円の交付があった。
令和4年度の上半期は9.6億だった。
(コメント)
・コロナ対応はしっかり行っていると感じました。
・経営安定のために歳入についても
しっかり確保してほしいと思います。