北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

箱庭のようなミニビアガーデン

2020-07-31 22:09:27 | フライフィッシング

 

 職場の目の前の大通公園西8丁目広場で、「ミニビアガーデン」が始まりました。

 例年の大通ビアガーデンは、7月中旬から8月中旬までの一か月の間開催されて、札幌の夏を彩るイベントのはずでしたが、今年はコロナウィルス感染状況に鑑みて中止。

 今年の札幌は、コロナウィルスのせいで、5月のライラックまつり、6月のよさこいソーラン祭り、北海道神宮例大祭、夏の花火大会などがこぞって中止の憂き目にあい、なんとも楽しみのない日々が続いています。

 札幌ビアガーデンも人が集まって密になるということで一度は中止が決まっていたのですが、「新しい日常」にそぐうような在り方を模索した結果、規模を縮小して開催するということになりました。

 私は前向きな英断だと思います。

 しかし実際の会場はフェンスで囲われた250席ほどの狭いスペースで、今までのような一町角を占める大テントが各ビールメーカーごとに展開していた時と比べるとまるで箱庭かママゴトのようです。

 開催時期もちょうど今日7月31日から8月16日までと例年の半分。

 おまけにこれだけ席が少ないので、事前にセブンイレブンやネットを介して4席単位で予約をするシステムを採用。現地でも現金や電子マネーでビールを追加で購入することもできます。

 座席はコロナ対策がしっかり配慮されていて、これなら大丈夫じゃないかな。

 会場の受付の女性に「おつまみは何があるんですか?」と訊いてみると、「チーズとかナッツとか、袋物であまり種類はないんです」とのことでしたが、これはここで終わらせるのではなく、周囲のお店から買ってくるも良し、ここから次の場所へ移動するも良しの、呼び水的な役割を自覚しているということでしょう。

 そのためか、一席枠の利用時間は2時間程度とされているので、長居はせずにお楽しみをお互いにビアガーデンの雰囲気を分け合って楽しむのが良さそうです。

 例年と違うからといって、粗を探してネガティブな批判をするよりも、頑張って何かをやろうとする試みを温かい目で見守って、できれば共感して参加してあげるというのはいかがでしょうか。

 一見空いているようでしたが5時半時点で「今日は満席」でした。

 今日から約2週間の大通の夏です。

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健康登山の道のりは

2020-07-30 23:25:11 | フライフィッシング

 

 今日は人生の先輩たちとの懇親会。

「君たちは体は健康なの?」と訊かれたので私は「全く問題ありません」と答え、もう一人の4つ年上の先輩は、「僕は今が人生で一番ゴルフの成績が良いんです。やればやるほど伸びるような気がしています」と意気軒高。

「すごいですね、まるで葛飾北斎のようですね」

 葛飾北斎は幼い時から絵の才能を発揮しましたが、特に晩年になってもその創作意欲は衰えませんでした。

 今でもよく知られている、様々な視点からの富士山を描いた版画集「富岳三十六景」は70歳を過ぎてからの作品ですし、90歳で亡くなる直前の今際の際には「あと5年、いや、あと10年生きながらえることができたならば、本物の絵描きになれたのに…」と嘆息したと言われます。

 描けば描くほどに神の領域に近づいた画狂老人(葛飾北斎)。

 わが人生もかくありたい、歳を取ればとるほど円熟の境地に至るようになりたいものだと思います。

 しかしながら現実は厳しい。

 先輩たちの実感としては、高齢者の部類になると、それまでは思いもよらなかった体のトラブルに見舞われるのだそうです。

 ある女性の先輩は、「私もピラティスやったりして体のメンテナンスは十分にやってきたつもりだったから、心配ないと思っていたの。でも70歳になる最近は、朝新聞を読もうと前かがみになると腰が痛くなる。ああ、そういうものなんだな、とは思うようにはしているけれど、歳を取るということは体のどこかが痛くなる、ということなのよね」とため息。

「やっぱり70歳の壁ってあるわよね。そこまでに病気をしたり体調を崩したりする人を何人も見ている。でもそれを超えると案外スムースに歳を取れるのよね」

 健康登山の道のりは、70歳までは少々急な斜面ですがそれをすぎると平らな高原が続いているのでしょうか。

 まずは自分の体にしっかりと向き合うことが大事なようです。

 あなたの人生の健康登山の道のりはどんな坂になっているでしょうか。 

  

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リモート会議でやれるお店とやっていけないお店

2020-07-29 23:48:19 | フライフィッシング

 

 今日は都市計画学会の幹事会があって、夜八時過ぎまで意見交換。

 本当はもっと早く終わらせてその後の飲み会に行きたかったのですが、コロナのせいで懸案が重なってなかなか早く終わりませんでした。

 コロナの蔓延状況によってはいろいろな会合のやり方を変えなくてはならず、まったく困ったものです。


 それにしても、お楽しみは会合後の飲み会です。

 これこそがいわば会議よりも大切で楽しい時間ですから。

 今日の飲み会参加は6人と寂しいものでしたが、幹事会へのリモート参加者が6名もいて、なかなか実際に集まってもらえないのが残念です。


     ◆


 コロナがあるなかで、この状態にいち早く対応しているのは大学の先生です。

 仲間の大学教授は「ようやく生徒も先生も慣れてきましたよ」と言って笑います。

「学生も二通りいて、いかに授業で楽をするかという切り口で臨む学生と、提供されるオンデマンドのビデオ授業を何度も見てしっかり学力が付く学生との差が開いているみたいです」とも。


「そもそも出欠のちぇっくはどうしているんですか?」
「Zoomでのリモート授業は、参加者が30人くらいだと顔が映し出されるし、発言で手を上げればわかるんですが、70人にもなるともう顔は見えません。僕の場合は、授業中にランダムに二つの数字を言うから、その合計を後でメールで送るように、と言っています」

「でもそのやり方だと、友達から数字を入手すればよいですよね」
「そうなんです。でもまあそこまで逃げようとするなら、その結果は自業自得かな、と」

 
 そもそもリモートで授業をするのも大変なんじゃないかなあ。

「僕の場合は、スライドを表示する自分のパソコンの横に、それを受信するタブレットを置いて、イヤホンで両方の音を左右の耳で聞いているんです」
「それをやる意味は?」

「まずは自分の声が音としてちゃんと聞こえているかどうかの確認です。そしてそのタブレットで聞こえてからスライドを操作するようにしています。そうしないと、学生がどのように聞こえて理解しているかが分からないので」


 だんだんコロナウィルスに対応した授業風景が見て取れます。

 さて我々自身は、コロナを過度に軽んじずに実態にあった対応をしているでしょうか。

 やらないといけないことは多そうです。

 

 

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お酒にもドラマと物語がある ~ 新十津川町金滴酒造のお酒

2020-07-28 21:46:57 | フライフィッシング

 

 今日は挨拶営業回りで、四月以降コロナ禍のせいで全く回れていなかった留萌~深川~滝川方面へ行って来ました。

 官庁では今でも週に一日の在宅勤務があるために会えなかった方もいましたが、4月の人事異動で替わられた方にはそれなりにお会いできて意義ある営業回りでした。
 
 車で走り回っているうちに、新十津川町で北海道の老舗酒造の一つである金滴酒造さんの本店の近くを通りかかったので、ちょいと立ち寄ってお酒を見て回りました。

 お酒を見て回っていると、なんだかあまり上手ではない字で「金滴」と書かれたお酒とさだまさしさんの写真が目に留まりました。

「このお酒はなんですか?」
「これは歌手のさだまさしさんが揮毫してくださった字を使ったお酒です」

「さだまさしさん!?それはまたどうしてそんなことになったんですか」
「話せば長くなりますがよろしいですか(笑)」「ぜひ聞かせてください」


 そこでお店の方が語るには、明治22(1989)年に奈良県十津川村を豪雨が襲いそのために被災した村に住むことができなくなった住民2500人がこの地に入植したことが現在の新十津川町の始まり、ということは良く知られています。

 実はそのときに十津川村を離れて北海道へ入植しようとした人たちは一度神戸に立ち寄って、そこで神戸の皆さんに大変にお世話になったうえで北海道へと旅立ったというお話があったのだそう。

 そして神戸市が大きな被害を受けた阪神淡路大震災のときに、その復興を助けようと藤本義一さんやさだまさしさんらが声を上げて、親を亡くした子供たちの心のケアを行う施設を作るというので寄付を募ったのだそう。

 そのときに奈良県十津川村の人たちが「先祖がお世話になった神戸が大変だ。うちの村には良い材木がたくさんとれるから100年前の恩返しにそれを寄付しよう」ということになって、「浜風の家」などがその木材を使って建てられた。

 そういういきさつがあったのだそう。

 それをご縁にさだまさしさんは十津川村の観光大使になり、さらにその縁がつながって新十津川町の応援大使にもなってくださいました。

 そこで新十津川町とさださんとがつながって、その御縁が広がって今回金滴酒造のお酒のラベルにさださんが書いてくれた「金滴」という文字が使われたお酒を造って販売しているのだそう。

「お酒に物語があるというのが良いですね」
「うちの社長も、『売り物にはドラマと物語がある方がいいだろう』という方なので、今回はこのようなお酒を造ることになりました。どうぞご賞味ください」

 もちろん一本買わせていただきました。


     ◆


 面白がってさらにお店の中を見ていると、今度は汽車の車両を模したお酒の箱が目に留まりました。

「これはなんですか?」
「これは札沼線を応援するお酒ということで、車両のデザインを使う許可をJR北海道にもらうなどいろいろと手を尽くして作ったお酒なんです」

「そういえば札沼線は廃線になったんですよね」
「はい、それを賑やかに送り出してあげようと思ったのですが、このコロナ騒動で廃線になる時期がどんどん早まりましたし、コロナ禍の最中なのでイベントはそれほど盛り上がらずに終わりました」

「このお酒も残念でしたね」
「はい、でも今でもネット販売ではときどき『送ってほしい』というお客様がいるので、鉄道ファンの皆さんにはお世話になっています」


 聞けば、この由緒ある建物は7月26日に放送された高橋英樹演じる十津川警部が活躍する「西村京太郎トラベルミステリー 十津川警部のラストラン」でも、建物前でロケが行われ、しっかりドラマに映りこんでいるそうです。

 話題性たっぷりの金滴酒造のお酒。

 家でじっくり飲んでみることにします。


 

 

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あのスティーブ・ジョブズが最後に気が付いたこと ~健康第一~

2020-07-27 21:46:59 | フライフィッシング

 昨日ブログに書いた、「9月に予約した然別湖のホテルは『GoToキャンペーン』の対象になるのかな案件の続報です。

 今日早速現地のホテルに電話で訊いてみました。

 すると、「8月31日までのご旅行はお客様自身の手続きで対象になります。お尋ねの9月の予約の件ですが、今のところはおそらくホテル側が手続きをして大丈夫な形になると思います。そのあたりが正式に決まるのは8月上旬になろうかと思います。
 なにしろ当ホテルも先日ようやく対象の宿泊施設になるための手続きが分かってきたという状況なものですから、正確にお答えしきれないことをご理解くださいませ」とのこと。

 予定よりもお安く旅行ができそうです。浮いた分も経済活性化に使わなくてはね。


     ◆


 先日神奈川在住の友人から連絡が来て、「最近、自分の人生も後半になり、人を健康に導くことが使命に思えてきました」と言います。

 そして「そう考えていたところ、『スティーブジョブズ最後の言葉』という動画を教えてもらいました。ネットで調べると日本語で訳した動画が出てきます。その中でジョブズがいみじくもしみじみと述べているんです」
「何をですか?」

「あなたのためにドライバーを雇うことができる。お金を作ってもらうこともできる。しかしあなたの代わりに病気になってくれる人を見つけることはできない。

 …手術室に入るときにその病人はまだ読み終えていない本が一冊あったことに気付くんだ。"健康な生活を送る本"。

 …家族を大切に、パートナーを大切に、友人を大切にしてください。そして自分を丁寧に扱ってあげてください、ってね。

 あれだけ人生を謳歌して夢を実現してお金もたくさん稼いだであろうジョブズが最後に気が付いたことが"健康の大切さ"だった、ということなんですね」

 
「でもねえ、病気にならないと人は健康のありがたみに気が付かないんじゃないですか」
「まさに問題はそこですよ。自分の不調は自分にしかわからないのに、それを知ろうとする意思も能力も足りないんです。まずはそこに気が付いて欲しいのですが」

「健康のありがたみを市民一人一人に考えて欲しい、と行政課題にしたのは掛川の榛村元市長さんが提唱した『一週間一世紀人生のススメ』じゃないですか」
「それもそのとおりです。あれが生涯学習運動の延長線にあって『健康を生涯学習する』という切り口で唱えられたのが素晴らしい。なので僕もやはり何かに気が付くアプローチは生涯学習運動にあるような気がしています」

「具体的にはどういうアクションを起こすのですか」
「まずは考えをもう少し精緻にまとめて本にしようかと。それに加えて人々が健康になるための受け皿づくりについて構想を練っているところです。小松さんにも一枚かんで欲しいんだけどな」

 そうは言われても、「過去と他人は変えられない、変えられるのは未来と自分」と言われます。

 他人を変えるというのは容易ではないということです。

 自分が健康かどうかに気づく感性と、どこか悪いところがあればすぐに治す行動力を身につけるのが大切でしょう。

 まずは私は私自信の健康法を実践して、良きモデルとなることで参考にしてもらうしかないのではないでしょうか。

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Go To キャンペーンはわかりにくいが応援しよう

2020-07-26 23:33:23 | フライフィッシング

 

 北海道は先週に少し暑い日が続いて、夜も羽毛布団では暑くて蹴っ飛ばして寝ている始末。

 そこで妻に「もう羽毛布団じゃ暑いので、タオルケット一枚にしてよ」と言って出してもらい、それからは涼しく寝ることができました。

 ところが今週に入ってからはそれまでの暑さはどこへ、寒い夜が続くようになりました。

 自ら「薄いタオルケットを出してくれ」と言った手前、ずいぶん我慢して寝ていたのですが、今朝はとうとう我慢しきれず自分でまた羽毛布団を出す羽目に。

 今年の北海道の夏は涼しい…というか寒いくらいです。


     ◆


 今週は週の初めの朱鞠内湖キャンプに注力したものの、後半の4連休は道民割に乗り遅れ、GOTOキャンペーンは、予定を組み損なってしまってどこかへ行きたいモチベーションが盛り上がりません。

 そういえば然別湖での秋の釣り解禁に合わせて、9月に然別のホテルを既に予約してあるのですが、これが「GO TO トラベルキャンペーン」の対象になるのかどうかもよくわかりません。

 制度の中には旅行先のアクティビティが地域共通クーポンの対象になる場合もあると聞きます。

 宿泊代や釣りの料金がこうした支援策の対象になるのかどうかは、制度をいくら勉強してみても、相手先に訊かないとわかりません。

 明日以降にでも情報収集してみようと思いますが、短期間によくもまあこのような制度を構築できるものだと、霞が関の官僚の皆さんに敬意を表したいと思います。

 制度が複雑でわかりにくいということはありますが、あらゆる場面を想定して制度を作り、想定問答を作り国会での審議を乗り切り、旅行業界はもちろんマスコミを含めて様々な情報媒体に説明をしなくてはならない苦労は相当のものでしょう。

 しかも政治案件となると国会や世間の注目度合いも高く、おまけに「コロナウィルスが蔓延している今やるのか」という批判もあります。

 やるかやらないかは、運用する人の問題であって制度を作る側には関係ないように思われますが、制度上の失敗やミスは許されないという緊張感もあることでしょう。

 制度は人が作るものですが、だからこそ誰か作っている人がいるということです。

 作ったときが完璧でなければ修正すればよいという柔軟な姿勢で臨んで、苦しい経済を旅行面から助けとなるよう期待したいと思います。

 キャンペーン制度はありますが、とにかく経済を立て直すために夏休みは旅行へ行きましょう!

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失敗もしても教科書を読み込んで学べば、結果的には本人のみになっている…のかも

2020-07-25 23:38:28 | フライフィッシング

 北海道キャンピングカー&アウトドアショー2020へ行って来ました。

 会場は札幌市白石区にあるアクセス札幌の大展示場で、前売り券を買いそびれたために入場料当日券の一人千円をお支払いして入場。

 会場にはキャンピングカーメーカーが20社以上も集結して、それぞれ自慢の車を展示・説明をしてくれます。

 もちろん気に入ればその場での商談もOKですが、コロナ騒動が良い意味で余波を巻き起こし、今キャンピングカーは大人気なのだそう。

 納車は早いもので3か月待ち、人気の車になると納車まで1年以上もかかると言います。

 あるメーカーさんは、「コロナで密を避ける旅の手段として目が向いているということに加えて、豪雨災害が続いていることで、いざと言う時の避難ツールという側面もあるように感じます」と人気の背景を語っていました。

 

 さて私自身、今乗っているセレナも13年目を迎えて、そろそろ新しい車にしようかと考えているところで、選択肢の一つに「キャンピングカーもいいかも」と思うところがあります。

 そこで私の欲しいイメージというのは、旅に使える車と日常使いの車と二台持つのは難しいということで、もしも買うならば1台でキャンプや旅も日常の町乗りもできる車が良いな、というところ。

 そんなわけで、各メーカーの自慢を聞いて、最新のキャンピングカー事情を勉強してきました。


      ◆


 会場には30台以上の車が並べられていて、どれも良さそうで目移りします。

 ただ、家の車庫に入れたいということや普段の町乗りでも使いたいとなると、バスタイプや商用バンのうえにリーゼントのように架装したほうや背の高い車は選択肢から外れます。

 ものを積むのだったらハイエースをベースにした車が良さそうですが、これにも"ハイルーフ"、"ミドルルーフ"、"ロールーフ"とバリエーションがあり、さらにその屋根を跳ね上げてそこにテント空間を作る"ポップアップタイプ"の車もあります。

 ハイルーフやポップアップなど、中で立てるような車は空間にゆとりがあって良いのですが、車高が2m30cm以上となると家の車庫には入りません。

 大きな車のゆとりはその逆に、車の税金が高いとかETC割引がないなどデメリットもあります。

 何かを得ようとすれば何かを喪ったり我慢しなくてはならないような関係を「トレードオフ」と言いますが、、まさに欲しいものと我慢しなくてはならないものとの峻別が必要です。


 税金を話題にするのなら軽自動車だって負けてはいません。

 小さな車体の空間を最大限生かせるような工夫をすれば、税金は実に安く済みます。

 しかし今度は「パワー不足ですよ」、「結局はそれが狭いと言って大きいうちの車を買いに来ますよ」など、他のメーカーさんたちは決して嫌味ではないのですが、自分たちの展示車両の自慢と工夫を一生懸命に教えてくれることが結果的に他社の製品をディスっていることになっています(笑)。

 また日常と旅を切り離すのならば、「牽引車両」にして遊びに行く時だけ日常使いの車の後ろに引っ張ってゆく、という手もあります。

 今日展示されていたものの多くは750kg以下でけん引免許のいらない仕様のもので、(なるほど、それもありか)と心が揺らぎます。

 いろいろな車を見ていてなかなか思い通りにならないのが、こうした車のベース車両には、最新の衝突安全装置がついていないということです。

 それはベース車両がワンボックスタイプの車であることが多く、メーカーがまだワンボックスへの最新の安全装置をつけていないからです。

 かえって軽自動車にはそういう装備がついていたりするもので、ここでもメリット・デメリットが交差します。

 そんなこんなで見学をしていて最後の方で目に留まったのが、5ナンバーでありながらポップアップもついていてかつ、運転席が反転することで空間を広くとる提案をしているメーカーの展示車両でした。

 このタイプはベース車両をホンダとトヨタから選べて、そこでホンダの最新の衝突安全装置をつけたものを選べばまさに私の望みはかなえられます。

 展示車両はホンダフリードでしたが、「ステップワゴンでもできますし、ポップアップなしにもできます」とのこと。

 荷物を積んだり寝るためのスペースが十分広くとれつつ、安全な走行を支援してくれることもできます。

 きっとこういう年寄り向けのニーズはやがて反映されてゆくことでしょうが、今日のところはそうした配慮がなされたメーカーはまだ少数でした。

 実にいろいろな提案とプレゼンテーションの数々に圧倒されましたが、どうやったら商品の魅力を伝えられるのか、という工夫の数々はとても勉強になりました。

 さて、車の買い替えの際にキャンピングカーにするのかどうかを、適当に見守っていてください。

 既に所有されている方からのアドバイスは大歓迎です(笑)。

 
 
 

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蕎麦メニューはわかるけれど、お酒のメニューはだれのため ~ 幌加内のせいわ温泉ルオント

2020-07-24 23:28:51 | フライフィッシング

 先日の朱鞠内湖キャンプからの帰り道で、道の駅「森と湖の里ほろかない」へ立ち寄りました。

 しかしこの道の駅、確かに幌加内町には豊かな森と朱鞠内湖があるからと言って「森と湖の里ほろかない」という名前がなかなか覚えられません。

 私は個人的に毎年「幌加内新そば祭り」に二日間参加しているので、初日が終わった後に皆で入りに行く「せいわ温泉ルオント」と言った方がピンときます。

 ちなみに「せいわ」というのは、この施設の所在地が「幌加内町政和(せいわ)」というところにあるからです。

 で、こちらの温泉は昨年11月から施設を改装するためにずっと休館していて、ワカサギ釣りで訪れた際には使えなかったもの。

 それがこの4月20日にリニューアルオープンしたのですが、ようやく今回訪れることができました。

 入ってすぐのロビー空間は瀟洒な休憩スペースになっていて無料の足湯も整備されています。

 温泉は露天風呂が充実して、冬季には雪壁に囲まれた『豪雪露天風呂』も楽しめるというので、夏はもちろん冬にも訪れてみたいところです。

     ◆
 
 さてしかし、何と言っても私が気になっていたのは、こちらの施設で毎日手打ちで提供される打ち立ての幌加内蕎麦です。

 幌加内町には「八兵衛」さんや「霧立亭」など地元の蕎麦粉で手打ちそばを食べさせてくれる名店がありますが、そこに新たにレストラン「そばの里」で提供されるお蕎麦を食べてみたかったのです。

 休憩時間は14時からなので、13時すぎに飛び込んで、今回は数あるメニューから「かき揚げ蕎麦」の大盛りを注文。

 出てきたお蕎麦はさすがのコシ。舌の先で転がすと断面が四角いことが分かるほどで、打ち立ての粉でなくてはこのコシは出ませんね。

 太さと言うか細さも私好みで、「汁の追加はお申し出ください」とあるのもうれしいところ。

 かき揚げにはかき揚げ用の温かい汁もついているので温かい状態で食べられます。

 座席からは蕎麦を打つ場所も見えるので、タイミングが合えば蕎麦打ちパフォーマンスも見られることでしょう。


 面白かったのは、蕎麦メニューのほかに意外にもお酒のメニューが結構あることでした。

 この温泉施設にバンガローが5棟併設されているのは知っていたのですが、そこの宿泊するお客様のためにしてはメニューが多い感じ。

 お勘定の際にレジの男性に「ここの温泉には宿泊施設ができたのでしたっけ?」と訊いてみると「いいえ、宿泊はバンガローだけです」という答え。

「それにしてはずいぶんお酒や酒の肴料理が多いと思ったのですが地元の方がここで飲んでタクシーで帰るのでしょうか?」

 そう訊いてみると答えは「実は結構車中泊で止まられる方がご利用されています」とのこと。

「ははあ、なるほど」

 旅の一日の疲れをこちらの温泉で癒してから、夜のメニューがあるとなれば車中泊をしたくなる気持ちがよくわかります。

 誰か飲まない人がいれば、その人に運転してもらってキャンプ場まで30分かけて帰るという手もありますが、ね。

 別棟の物産館のソフトクリームも美味しいので、朱鞠内湖方面へお出かけの際は立ち寄ってみてください。

 この冬はワカサギ釣りに楽しみが一つ加わりましたが、冬の車中泊はやめておきましょう(笑)。

 

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あんたがたどこさの洗馬山…はどこ?

2020-07-23 23:57:11 | フライフィッシング

 

 掛川から友人のサトー君が来道中。

「どこかで会おうよ」と連絡すると逆に「釣りに行きましょうよ」と釣りに誘われました。

「いいねえ」 

 もう一人の釣り友達と3人で、かつて訪れた懐かしい川を再訪して、あのときに一緒に行った、今は亡き友の思い出をかみしめながら魚たちと戯れる時を過ごしました。

 心許せる友達との釣行は、釣っている時間も移動の時間も楽しくて、本当は魚に会えなくても良いのです。

     ◆


 夜も昼間の延長で札幌市内の居酒屋さんでこれまで会えなかった間の溜まりに溜まった話でお互いに盛り上がります。

 そんな話の一つ。サトー君は最近熊本市での仕事を引き受けているのだそう。

「熊本と言えば西南戦争で知られた田原坂へ行った?」
「田原坂は行きませんでしたが、童謡『あんたがたどこさ』に出てくる洗馬山へ行こうとおもいました」

「ほほー」
「そうしたら洗馬橋はあるのに洗馬山はないんです。それでその橋のところで『あんたがたどこさ』を歌いながら『洗馬山はどこだ?』なんて話をしていました。そうしたら我々の会話を聞きつけた妙齢の品の良い女性が近寄ってきて、『今お話をされていた洗馬山というのは山ではなくて実は土塁なんですよ。お話がつい聞こえたものですから』とさりげなく町の歴史を教えてくれたんです」

「へえ」
「その様が押しつけがましくなくてさりげない。(どこぞの町の観光案内スタッフの中には、『実はですねえ』と知識の押し売りを始めたりするかもしれないのになあ)と、ひとしきり感心しました」

「なるほど、その女性は熊本市の町のイメージを一気に高める観光大使だね」
「おっしゃるとおりですよ。一人一人の振る舞いは町のイメージを上げもするし下げもする。僕らは熊本市にすっかり良いイメージをもちました」

 観光ソフトも観光案内インフラも、整備するのは良いけれど結局それを生かすのは人であり、市民が皆もてなしの心を持つ町こそ観光都市の名にふさわしいということでしょう。

 面白い話です。旅は人を大きくするなあ。


 

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ウポポイのロゴをあちこちで見かけるようになりました

2020-07-22 22:43:20 | フライフィッシング

 社内の同僚から「小松さん、最近外を歩いているいろいろな企業の看板、例えば工事看板にも『ウポポイ』のロゴマークがついているんですが、あれってどうやったら使えるのでしょうか?」と聞かれました。

 また「先日ある方からいただいた名刺にもウポポイのロゴが入っていました。いろいろな企業がウポポイを応援しているようなのですが、どうしたらロゴが使えるかご存じでしょうか?」とも。

 そこで開発局の知人に電話をすると「それはアイヌ民族文化財団の作っているウポポイのホームページに記載があります。今目の前にパソコンがあれば、"ウポポイ"で検索をかけてホームページ【https://ainu-upopoy.jp/】が見られますか?」と丁寧に教えてくれました。

「ホームページのトップページで下にスクロールをすると一番下に『ロゴ・画像素材』というリンクがあります」
「はい」

「ロゴマークには、『民族共生象徴空間ウポポイ』のロゴと、『国立アイヌ民族博物館』のロゴがあって、『使用について』という注意をよくお読みになってください」
「なるほど」

「『ウポポイ及び博物館のPR推進に賛同し、そのための取組を実施しようとする者が、資料又は物品等を製作する場合』なら使えますので、そのうえで『ロゴマーク使用届出書』を提出してください」
「使用料はかかりますか?」
「『使用について』に書かれていますが、無償で使用することができます。ただ定められた用例以外に使ってはいけませんのでご注意を」


【ロゴマークの使用について】 https://ainu-upopoy.jp/wp-content/uploads/2020/04/use_logo.pdf

 要するに、ウポポイを応援する目的でいろいろな看板や名刺に使うことは、インターネットで申請書を提出すれば無料で行えるということです。

 ただ「使用希望日の2週間前までに申請してください」ということなので準備は入念に行うことが良さそうです。

 周りにも「ウポポイを観てきました」と言う人が増えてきました。

 応援者が増えるよう頑張りましょう。

 

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