北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

半年ぶりの歯科健診 ~ 歯の磨き方の採点は…

2024-04-12 23:34:32 | 健康

 歯医者さんに歯の健康チェックに行ってきました。

 以前は3か月ごとに行っていたのですが、「小松さんは歯の磨き方ができているので、もう少し間隔をあけても良いね」と言われていて、今回は半年ぶりの健診です。

 磨き方ができていると言っても、前回のチェックの時でも歯垢の除去率は95%くらいでした。

 以前歯垢に色のつくプロが使う薬を買ったのでたまにそれを使ってチェックするのですが、そのときは案外きれいに取れているように見えるのですが、やはりどうしても磨き残しが出てしまいます。

「どうしても歯全体の数パーセントは残るんですよね」と言うと、歯科衛生士さんは「もうどの辺の歯垢が残るかわかっているのでしょうから、そこを意識して磨くと良いですね」と言われました。

 私の場合は、普通の歯ブラシを使う前に歯間ブラシで歯と歯の間をきれいにします。

 あとはたまに糸ようじ(デンタルフロス)と先端の尖ったタフトブラシを使って歯垢を落とすのですが、どうやらこのタフトブラシの当て方が悪いらしい。

 私はそれまで歯と歯の隙間にまっすぐ入れて磨いていたのですが、それではどうしても隙間の奥に歯垢が残ります。

 先端がとがっていても届き切らない部分が出るのですが、歯科衛生士さんがは歯に左右別々の角度からタフトブラシを当ててきれいにしてくれました。

 図の右のように、「歯のそれぞれの曲面に対して垂直に当てて磨くと良いですよ」とのこと。


 
 今回はその教えを忠実に守って、いつも磨き残しが出るところにタフトブラシを当てて、しっかり磨いたつもりで汚れチェックに臨みました。

 すると成績は…「残念、一か所だけ汚れの取れていないところがありました」とまたしても満点のがし。

「どこですか?」

 鏡で見せてもらうと、一本だけ犬歯の奥の小臼歯の根元に汚れが残っていました。

「歯に詰め物をしたところなのでどうしても汚れが付きやすいんですね。歯と歯の隙間は良かったんですけど、惜しかったです!次も頑張りましょう」 

 歯ブラシもただ磨けばよい、というのではなく、歯に当てる角度などをちゃんと考えることと、なによりも着色剤などで見える化してあげて、自分の歯の汚れをチェックしましょう。

 
    ◆

 最近は歯の汚れから歯周病菌が体内に入ると万病の元になるということが分かってきて、心筋梗塞や糖尿病、果ては認知症にも悪い影響を与えるのだそうです。

 まずは歯を健康に保って、食事を美味しくいただくようにしましょう。

 歯は大切に。

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目が回る

2024-02-13 22:26:40 | 健康

 

 昨日、朱鞠内湖から帰ってくる日ですが、早朝からホテルで強いめまいに襲われました。

 以前にも強いめまいと吐き気で苦しんで耳鼻科へ駆け込んだことがありましたが、ほぼ同じ症状。

 目がぐるぐる回って気持ちが悪くなり動けません。

 ホテルでチェックアウトギリギリまで休ませてもらって、運転は妻に頼んでなんとか札幌まで帰ってきました。

 
 一日経った今日も、一度は出社したもののめまいが残っていて、昼からかかりつけの耳鼻科へ行って受診と薬をもらってきました。

 ドクターは目の前に人差し指を立てて、「はい、これをじっと見てください」と言うのですが、目が自然に左側に流れるのが分かります。

「目がビュンビュン左に流れているのがわかるので、まだ突発性のめまいの急性期だと思います。まずは薬を出しますが、落ち着くまでは転倒とかに気をつけてください」という診断。

 まあ年齢とともにさまざまな身体的不具合が出るのは仕方のないところです。

 出された薬を飲んで安静にして治るのを待つことにします。

 自分の体の弱点を知りつつ、労わりながら過ごしましょう。

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言い方ひとつで不安が消える ~ 優しい表現は癒しです

2024-01-23 20:26:49 | 健康

 

 今日は三か月に一度の尿道メンテナンスの通院。

 排尿の際に尿道に痛みを感じてから、泌尿器科に通院して対処を続けています。

 歳相応に前立腺肥大の兆候があるので、それで尿道が圧迫されて細くなることで出ている痛みとのこと。

 治療は定期的に尿道を物理的に広げて管に広がる癖をつけるというやり方でここまで来ました。

 ネットなどを見ていると、「その部位を切り取ってつなぎ直すのが一番だ」というような過激な記事もあるのですが、排尿障害のリスクもあり、通っている医師は「まあ、ゆっくり様子を見ながら行きましょう」という優しい方針を採用しています。

 痛みが出て通った最初のころは薬を飲みつつ、物理的な尿道拡幅をしてからまた1か月後に再度拡幅するという短期間の処置でしたが、それが3か月ごとになり、今では6か月に一度のペースに落ち着いてきました。

 また拡幅のために棒状の医療器具を入れるのですが、最初の内は無理に広げている感じが強くあったのが、最近は割と無理なく入るようになりました。

 これはこれで良い兆候で、「閉じようとする筋肉が広がる癖がついてきている」という感じです。

 まあこうやって気長に薬を飲みながら体と対話しながら、様子の分かっている医師の先生にフォローをしてもらうという、一病息災の付き合いを続けてゆくということなのでしょう。

 医師の先生は、こうした施術を「メンテナンスをしていきましょう」という表現で優しく読んでいます。

「治療しましょう」と言われるとちょっとドキドキしますが、「メンテナンスしましょう」というと、「そろそろその時期か」と受け入れやすくなる気がします。

 表現一つで気を休めたり落ち着かせたりすることってできるんですね。

 厳しい現実の中にあっても、ちょっと優しい表現を使ってみようと思います。

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運動を継続するコツとは

2023-09-07 23:22:36 | 健康

 

 行きつけの床屋さんでの床屋談義。

 私が「先週末に幌加内の新そば祭りでずっと立ちっぱなしでかき揚げを揚げていて疲れた」と言ってから、(そういえば床屋もずっと朝から晩まで立ちっぱなしだな)ということに思い至りました。

「そういや、床屋さんも立ちっぱなしですね、それも毎日」

 そういうといつもやってくれる店長は「そうですけど、もう慣れました。逆に一日ずっと座っているほうが疲れちゃうと思いますね」とのこと。

「最初から立ち続けていても疲れなかったの?」
「それがやはりこの歳になって、疲れて腰が痛くなることが増えました」
「ほう、そういうときはどうするの?」

 立つのが仕事の人に疲れないコツを聞いてみると良いかもしれません。


「はじめは靴かな、と思って中敷きを変えたりしてみました。でもそれじゃ変わらなくて、ある時からボクシングと言うか、ボクササイズを始めてみて、それをやると次の日当たりが楽なんですよ。やっぱり筋肉なんだ、と思いました」
「そうかー、やっぱり筋肉か」

「ボクシングの延長でランニングをしたりもしますが、走るとやっぱり楽になります。でも…」
「でも…ってなんです?」

「その運動を習慣化することが難しいんです。仕事が終わって家に着くのが夜の9時とか10時なって、ご飯を食べるともう走る気になれなくてさぼっちゃうんですよね。やれば体にいいことは分かっていてもそれが続けられない。どうしたらいいんでしょうかね」

 最近は高齢者に「貯筋」と言って、お金ではなく筋肉を貯めなさい、増やしなさいということが言われるようになりました。

 体重でも脂肪率でもなく、健康な暮らしのためには筋肉量が一番問題なのだと。

 私も最近ダンベル体操やゴムでのエクササイズを少しずつ始めました。

 テレビを見ているときなどに「ながら運動」でも良いのかな、と思いますがそれじゃ駄目なのかな。

 運動を継続するコツなんてあるのでしょうかねえ。 

 

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大腸内視鏡検査の結果

2023-06-08 22:14:36 | 健康

 

 先月末に行った大腸内視鏡検査とポリープ切除の結果について病院の説明を受けてきました。

 ポリープは2個あったそうで、いずれもガンではなかったそう。まずはホッとしました。

 ポリープは上行結腸(お腹の右下、盲腸の上)に一つと、下行結腸(お腹の左下)に一つの合計2個。

 どちらも2センチ以内の小粒なものですが、一つは2センチ以内と言いながら思った以上に突出したポリープでちょっとびっくり。

 とりあえずこれらが取れたということでまずは一安心です。

 ただドクターからは「一応ポリープ切除したときは一年後にもう一度様子を見せていただきたいので、近くなったらまた内視鏡の予約をして下さい」と釘を刺されました。

 内視鏡検査のための事前措置は結構辛いものがあるので数年に一度くらいで勘弁してほしいのですが、健康管理のためには仕方ありませんね。

 手帳の来年のカレンダーにメモしておきました。

 
     ◆


 健康って思い立っても一朝一夕に得られるものではありません。

 普段の節制と、不調になったら病院へ行くのにちょっとだけ勇気を出しましょう。

 健康管理を面倒なことだと思わないようにしなくては。

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5日間の禁酒 ~ AIチャットに若者がお酒を飲まない理由を聞いてみた

2023-05-31 22:52:34 | 健康

 

 大腸のポリープを切除したため、病院から「今日から三日間はお酒、香辛料などの刺激物は控えるように」とのお達しがありました。

 内視鏡検査前日の月曜日もお酒を飲んでいないので、月~金曜日の5日間にわたってお酒を飲まない日が続きます。

 最近は日本酒でもワインでも晩酌をするのが癖になっていて、休刊日なしで一週間毎日飲むようになっていました。

 しかもお酒の味が分かってきたというか、日本酒もワインも種類による違いを面白いと思うようになっていて、酔うことに加えて美味しさを味わうのが楽しみなのです。

 もっとも量は大したことがなく、日本酒なら1合、ワインでもグラスにせいぜい3杯といったところでしょうか。

「大量に飲むわけじゃないから」というのが毎日飲むことへの言い訳になっていましたが、やはり夕食時にお酒を飲むとついつい眠たくなって9時くらいに一度寝てしまうことが多いです。

 しかしそうするとそこから起きてまた夜に眠ろうとすると眼が冴えていたりして、やはり決して良い睡眠状態とは言えません。

 本来なら週に一度は休刊日を設けて体を休められると良いのですが。


     ◆


 一方で最近の若者はお酒を飲まなくなった、と言われます。

 その理由を検索ソフトBingにフィーチャーされているAIチャットで質問をしてみました。

 その答えは、「最近の若い人たちがお酒を飲まなくなっている理由は、アルコールに対する認識の変化や、健康志向の高まり、運転免許取得年齢の引き上げ、経済的な理由などが挙げられます。 また、若者の間で「飲み会」が減少していることも理由の一つとされています」と出ました。

 BingのAIチャットはその文章をどこから引用したかが下部に示されるので興味があればそちらを見ると良いでしょう。

 しかし判断や価値観の異なるオリジナル文書から引用すれば答えは当然変わってくるわけで、出てきた回答が本当かどうかを見極める、一段上の読み書き判断能力(=リテラシー)が必要になってくると言えそうです。

 最後に「お酒を飲まない休肝日を設けた方が良いですか?」と訊ねてみるとAIチャットの答えはこんなものでした。

 

「お酒を飲まない休肝日は、肝臓に負担をかけるアルコールの代謝物質を排出するために、肝臓の機能回復に役立つとされています¹。また、休肝日を設けることで、アルコール依存症やアルコール関連疾患のリスクを減らすことができるとされています²。ただし、休肝日を設けることで、アルコールの代謝能力が向上するわけではないため、飲酒量を増やすことは避けるべきです³」


【以下引用元】
¹: [お酒を飲まない休肝日の効果とは? | お酒の健康効果・効能](https://www.osake-kenkou.com/entry/kankou-kyuukanbi)
²: [お酒を飲まない休肝日の効果とは? | アルコール依存症・アルコール関連疾患のリスク低減にも効果的](https://www.kenko.com/healthcare/2019/06/21/000000.html)
³: [お酒を飲まない休肝日の効果とは? | 休肝日で代謝能力が向上するわけではない](https://www.kenko.com/healthcare/2019/06/21/000000.html)

ソース: Bing との会話 2023/5/31(1) 【休肝日メリットと過ごし方】30年間飲み続けた筆者が週5日減 .... https://kuchikomi-rescue.net/3days-a-week-merit/ アクセス日時 2023/5/31.
(2) 休肝日は必要?何日おきが最も効果があるのか? - NONBE .... https://www.sake-nonbe.com/other/resting_day/ アクセス日時 2023/5/31.
(3) 1週間に2日?飲酒をやめて肝臓を休める期間はどの程度必要 .... https://www.sakemania.com/13892/t12521/ アクセス日時 2023/5/31.
(4) 休肝日って本当に大事なの?肝臓を休めるとどのようなことが .... https://www.rakuten-card.co.jp/minna-money/fun/article_2108_00001/ アクセス日時 2023/5/31.
(5) 休肝日を設けるメリットは?効果的な日数や過ごし方も紹介 .... https://www.e-hakutsuru.com/blogs/column/kyuukanbi アクセス日時 2023/5/31.

 

 お酒は歳と共にほどほどに。

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やってきました、大腸内視鏡検査 ~ 腸内洗浄用下剤を飲むのがそれほど辛くなかった話

2023-05-30 21:31:48 | 健康

 

 やってきました大腸内視鏡検査。

 今日は検査が15時からということで、腸内洗浄用の下剤を飲むのは11時スタートです。

 下剤は、まず粉が二種類はいったプラスチック容器です。

 大きな容積の方に約1リットルの水を入れて粉と混ぜ、次に小さな粉容器との境目を押し込んで破りそちらの粉を混ぜてまた混ぜます。

 そこで一体になった容器にさらに水を足して2リットルの溶液が完成。

 これを11時スタートで200mlを15分かけて飲み、次にもう200mlを15分で飲み、二杯飲んだら200mlの水を飲む…を繰り返します。

 しかし薬は2リットル作りましたが飲むのは1リットルで良いとのことで、200mlを飲む回数は5回です。

 薬の効果は絶大で、3回目を飲み終えたころには便意が始まって、そこからは飲んでは出しを繰り返します。

 病院からの指示で、便にカスが出なくて色も淡黄色になるまでとのことでしたが、最後の5杯目を飲み始めたころにはもう十分腸内がきれいになったのが分かりました。

 下剤を飲むのも思ったほどつらくはありませんでした。

 以前ならもっとたくさんの量を飲まされていたような気がしますが、薬1リットルに水400mlくらいなので、かなり改善されているように思います。

 また、15時からの検査という事で14時30分には病院に来てください、という指示がありそのとおりにしましたが、11時から薬を飲んで腸内を洗浄するのに、14時の段階でもう便意はピタッと止まっていて、出すものは全部出した感じ。

 薬の効き方もものすごく正確にタイミングが取れるようになっていたのにも驚きました。

 最近の薬の進歩はすごいですね。


      ◆


 検査は、服を専用の服に着替えてから検査台に載せられたところで鎮静剤を打ちます。

 前回も腸の左上側の、横行結腸が下行結腸に折れ曲がるところでカメラが進むのに苦労したという記録があって、ドクターからも「鎮静剤を打ってやりましょう」と言われていたのです。

 結果、最初のうちは意識があったものの終始夢ごこちのうちに検査は終了、目が覚めたのは移されたベッドの上でした。

 ポリープも一個取ったようで、検査結果は来週聞きに行く予定です。

 大腸検査もだいぶ患者の負担が軽減されていることを改めて知りました。

 皆さんも体の調子が気になったらすぐに受診されるようお勧めします。 

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明日は大腸検査の一日です

2023-05-29 21:56:00 | 健康

 

 明日は午後に4年ぶりとなる大腸内視鏡検査が予定されています。

 今日は朝食から病院で渡された食事セットで3食を過ごしました。

 朝と昼はレトルトパウチのお粥と粉末の味噌汁、夜はコーンポタージュスープだけで、あとはおやつにビスケットが出ていました。

 量的にはちょっと少なくて、三食のカロリーも1,200kcalほどです。

 夜8時には下剤を飲み始めて、これで朝までに便通があれば次には11時からいよいよ水薬を飲み始めて午後の内視鏡の準備に入ります。

 コロナ後は病院でこの手の水薬を飲むことが無くなったのだそうで、ぎりぎりまで自宅で準備をして15時からの検査に間に合うように病院に向かいます。

 4年前の前回の検査時にはポリープが2個あるという指摘を受けていましたが、その時には特に何もしませんでした。

 今回は、「大きくなっているようなら内視鏡と同時に取りますよ」と言われていて同意しました。

 年齢的には一定期間ごとに受信しておきたい大腸内視鏡検査ですが、下剤による検査準備が辛かった思い出があります。

 最近は少し楽になったのでしょうか。

 今日は早めに寝て準備します。

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胃カメラは5月は避けるべし ~ 次回からは6月か7月に

2023-05-19 23:00:53 | 健康

 

 今日は年に一度の人間ドックの日。

 朝早めに病院に到着して早く始まる順番にしてもらいました。

 検査は番号の振られた部屋を指示されて次々に効率よく検査が進んでゆきます。

 さすがは人間ドックに特化した病院だけのことはあります。

 
 毎年のことながら一番つらい検査は胃カメラです。

 喉からは辛すぎるので、今回も鼻からの胃カメラにしてもらいましたが、鼻に苦い麻酔薬を二度に分けて入れるのも結構辛い時間です。

 しかも前夜にシラカバ花粉症の薬を飲むことができなかったので、カメラの時間が近づいたところで急にくしゃみと鼻水が出始めました。

 今回はベテランの女医の先生がカメラを入れてくれましたが、鼻から入れるのにちょっと苦労しました。

 その原因は花粉症による鼻の粘膜が炎症を起こしているので鼻の中の穴が狭くなっているのだそう。

「ちょっと痛いかもしれないけどごめんね~」と言いながら先生じわじわとカメラを鼻の奥から喉の方に押し込みます。

 こちらは目をつぶって耐えるしかありません。

 ようやくカメラは一番狭いところを抜けて喉へ通り、食道へと入ってゆきました。

 そこでも食道から胃にかけて鼻水が入り込んでいて、先生はそれを吸引してきれいにしながら手慣れた感じで検査を進めてくれます。

 胃の一番奥からさらに十二指腸の行けるところまでカメラは進み、そこから引き抜きながらの撮影と、食道近くまで来たらカメラを180度反対に向けてカメラが入ってきている穴付近も撮影してゆきます。

 全て終わったところでカメラをスーッと引き抜いて終了。

 手際の良さが良くわかります。


 終わってからは今見た胃の中の初見について説明を受けました。

「総じてきれいな胃でした。ピロリ菌はいないな~、という胃壁ですね」とお褒めの言葉。

 ただ、食道が胃に繋がっている接合部は逆流性食道炎の跡が見受けられて、「今は落ち着いているけれど、たまに炎症を起こしている痕跡ですね。そこは日頃の食生活でコントロールしてください」

    
      ◆


 午後からの総合的な診断でも、年相応に数字が悪い方向に進んでいるものが散見されましたが、総じて何か悪い感じがあるわけでもありませんでした。

 教訓として得られたことは、『人間ドックは花粉症の時期を避けるべし』ということでした。

 次回からは5月は避けて6月から7月に受信するようにしようと思います。

 皆さんも自分の健康状態を見える化しておくことって大切ですよ。

 

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心が落ち着けばいいんだな

2023-05-16 23:09:40 | 健康

 

 今日は三カ月に一度の尿管メンテナンスの日。

 尿管狭窄で痛みの出た患部に9段階の太さの違う器具を段階的に入れてゆっくりと押し広げるのです。

 治療を始めたころは一番太い道具を入れるのがかなり痛かったのですが、それを数回繰り返すうちに、今や一番太い器具を入れてもそれほどの傷みや違和感を感じなくなってきました。

 この症状の根本原因は前立腺の肥大だ、という先生の見立てなのでそれ用の薬は服薬を続けていて、症状が落ち着いてきたのでしょうか。

 医師の先生とは、「次回は内視鏡を入れて、今回のメンテナンスでどれくらい縮まらなくなっているかを見てみましょう」と言われていて、本当に症状が落ち着いてきたら三カ月に一度が半年に一度になるかもしれません。

 一方この治療では効果が薄いと判断されれば次のステップに向かうことも考えられ、私としてはとにかく服薬を地道に続けつつ、あとは幸運を祈るばかりです。


     ◆


 介護の勉強をしていると、「〇〇をしたから病気にならなかった」という類の宣伝文句がむなしく聞こえてきます。

 それは、老化による障碍や機能の衰えはある確率で誰にでも起こりうるという事実を教えられるからです。

 もちろん、健康が維持されて家族や介護施設のお世話にならないのが一番良いのですが、何かを食べ続けたからとか何かの運動を続けていたから、というのはほとんど健康に寄与する面が薄いのではないかと思います。

 運動をしても内臓の病気になるかもしれないし、何かを食べ続けても関節や筋肉に痛みが出るかもしれません。

 それはひとえに確率の問題で、振り返って健康であればそれは本当に幸運だったとしか言いようがありません。

 もっとも、だからといって酒、タバコ、暴飲暴食を繰り返しても良いという事でもありませんが、その反対に、なにか効能のありそうな食品やサプリなどに血眼になるというのも違っているように思います。

 先日耳鼻科にかかったときに耳鳴りの薬を処方されましたが、耳鳴りは波のように押し寄せてきて、薬が効いているのか効いていないのかよくわかりません。

 ただ、何もなすべきことがなくて不安に思うよりも「とりあえず薬を飲んでいるから」と思うことで、なにか改善しているような気になって心に安心感が漂います。

 先生に「薬が効いているかどうかわかりませんが、なにか安心感があります」というと、「確かにねえ、薬を飲んでいるから安心というプラシーボ効果だってありますからね」とのこと。

 ドクターも、薬の効用の一つにプラシーボ効果による安心感を認めているのか、と思って、まあそれでいいじゃないか、と思うようになりました。

 高齢者の不思議な水やサプリもプラシーボ効果だと思えば高くはないのかもしれません。

 これからも一つ一つの症状と付き合ってゆくしかないのですねえ。

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