北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

故高野文彰さんを偲ぶ ~ 音更のオフィスを訪ねることができました

2021-09-30 22:25:06 | Weblog

 

 仕事で道東へ行く用事があったので、その途中に音更で過日亡くなった先輩、高野ランドスケープの高野さんのお参りをしてきました。

 高野さんは大学の講座の大先輩で、自らコンサルタントとして起業して、今や世界を又にかけて活躍し世界各地に作品を残していました。

 高野さんの興した『高野ランドスケープ』は公園施設や景観創造のコンサルタントですが、早くから音更町のチンネル小学校と言う、廃校になった小学校をオフィスとして利用していました。

 リモートオフィスの走りであり、廃校を利用するという時代を先取りしたようなワークスタイルでしたが、今日はその旧チンネル小学校を訪ねたのです。

 事前に訪問を伝えてあったので、玄関に着くと会社の方がすぐに高野さんの座っていた席に通されました。

 高野さんはちょっと上を向いてにこやかに笑う写真のなかで、いつもの椅子に座っているようでした。

「この写真は?」
「お葬式の時に何枚か写真を並べたんですけど、持ち帰ってみたらこれが椅子にぴったりで、『まるでそのまま座っているようだね』と思っています」

「高野さんは突然亡くなったのですか?」
「ええ、以前から持病があって今回も検査の後で入院することになったんです。ただ以前から何度か入院しては退院してくるということがあったので、今回もそうだとばかり思っていたのですが…」


「突然亡くなられたのなら、いろいろと混乱もしたのではありませんか?」
「ですね。でも振り返ると、IFLA(国際造園家連盟)の会長職の引継ぎを丁度終えたところだったり、飼っていた馬を譲り終えたり、牧場の柵を撤去し終えたところだったり、と何かタイミングが合ってはいましたよね」

 私はちょうど一年ほど前にこちらをお訪ねして、高野さんに会うことができ、その時もいろいろなことを教えていただいたことを思い出しました。

 地元の音更高校でもまちづくりの授業を持っていて、若い子供たちに自分たちの町のことをを考えてもらったり、活性化するアイディアを求めたりと、枯れない日々を送られていました。

 周りにも私のような後輩にも、いつもニコニコと接してくれた優しい先輩の顔が今でも浮かびます。

 まだまだやりたいことやアイディアがあったろうと思うと残念でなりません。

 高野先輩、ゆっくりとお休みください。  合掌 

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ボートの免許が届きました ~ ひと夏の挑戦の成果

2021-09-29 22:52:00 | Weblog

 今日ようやく2級船舶の免許が届きました。

 もっと早く届くかと思っていましたが、実は学科、実技の合格は個別に発表されていたのですが、それら終えた総合の試験の発表は9月24日でした。

 合格通知も発行されるのですが、それをスクール側で代理人として免許の申請を行ってそれで免許が発行されるという仕組み。

 そして取れた免許の実物が今日郵送で届いたというわけです。

 まあ届いたからと言ってすぐに船に乗るわけでもありませんし、役立つときが来るのかどうか。

 急に思い立って挑戦した船舶免許でしたが、試験の緊張を久しぶりに味わって、コロナ禍の夏の良い思い出になりました。

     ◆

 それにしても、カヤックでもそうですが、陸からでは見られない風景が水の上からなら見られるということがあるし、陸からは行けないところに水面からなら行けるということもあるでしょう。

 まあ自分の可能性を広げておくのは悪いことではありません。

 この先は今年の鮭釣りか、来年の支笏湖チップ釣りあたりで船に乗ってみたいものです。 

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歳を取っても働けるうちは働く ~ それは日本人の美学なのか

2021-09-28 21:52:52 | Weblog

 

 朝早くにビルの5階にあるわが社のオフィスの前に立つと、ドアが開いていません。

 普段なら7時には誰かが来てドアを開けてくれているはずなのですが、実は今日は枢要なメンバーが地方出張で早出をする人がいなかったのです。

 普段なら7時前からビルメンテ業務委託先のオバちゃんが二人で執務室に入って、フロアの掃除をしてくれているのですが、その二人もドアの前で手持無沙汰に「まだ空いていないんです~」と戸惑った様子。

 15分ほど待っていて、ようやく早め出勤の一人がやってきて鍵を開けてくれたのですが、その間の待ち時間にオバちゃんたちとの思わぬ雑談タイムになりました。

 (自分よりはだいぶ年齢が上だよな)と思った一人の方に身の上を聞くと、その方は、「今年72歳になりましたが、まだまだ体が動くうちは働こうと思って」と動きがきびきびしています。

「朝は何時に起きて、ここでは何時から何時まで働いているんですか?」と訊くと、「朝は4時に起きて、朝ご飯の用意をして5時半に家を出ます。10分ほど歩くと地下鉄駅なので、始発の地下鉄に乗ってここまで来ます。朝は6時半くらいから11時まで働いているんです」とのこと。

「それが毎日ですか?」
「ここ以外には週に2回ほど、午後に掃除に行くところがあって、それもこなしています」

 なかなかに立派なもので、自分は72歳でこのような肉体労働でやれるかどうか、ちょっと自信がありません。

 自分はいつまで働けるのだろう、働くのだろう、と考えてしまいました。

 
     ◆

【以下統計資料は統計局ホームページより】

 日本の人口が高齢化社会になって、「15歳~65歳の【生産年齢人口】が減ると年金を支える人が相対的に減る」と心配されていますが、高齢者の中には年金だけで暮らすのではなく、働けるだけ働きたい、という意識を持って実際に働いている人たちが多くいます。

 「生産年齢人口」というのは単に人口統計において、15~65歳という年齢だけで区分した人口ですが、これは少子高齢化が進めば確実にこの年齢区分の人たちは今後減ってきます。

 これに対して「労働力人口」という単語があります。

 こちらの方は、「15歳以上で『就業者』と『完全失業者』を合わせたもの」という定義がされています。

 ここでいう「就業者」とは、給料や賃金などの収入を得られる仕事に就いている者、あるいは、仕事を持ってはいるが、一時的に仕事を休んでいたか、又はしていなかった人のこと。

 また「完全失業者」とは、仕事がなく全く仕事をしていないけれども、仕事を探していた、または仕事の準備をしていて、仕事があればすぐに就けるという人のこと。

 つまり『労働力人口』とは、「15歳以上で、労働する能力と意思を持つ人口」のことを指しているので、高齢者であっても何らかの労働をして対価を得ているという人は、65歳以上で生産年齢人口でなくなっても、こちらの労働力人口には含まれます。 

 高齢者の就業率(65歳以上人口に占める高齢者の就業率)は年々上昇して、2018年の調査では、男性で33.2%、女性で17.4%といずれも7年連続で上昇中。【一番上の図参照』

 また、15歳以上の就業者総数に占める高齢就業者の割合は、2018年度で12.9%と過去最高になっています。

 高齢者も、ただ年金に頼るだけではなく自助の精神で稼ぎを得つつ、労働によって社会の一隅を照らすような役割をまだまだ果たそうとしているということです。

 こういう社会の動きを国際間で比較すると、日本は高齢者が働く割合が他国に比べても高い傾向にあります。

 労働を「働かされているのは悪で、止められるものなら止めたい」というのは西洋的な考え方で、日本人としては、「できるだけ社会に参加して貢献していたい」と言う美学があるような気がします。

 高齢化社会を嘆く前に、高齢になってもなお力の限り社会を支えようとする人たちを受け入れやすい社会にしてゆくことは大切です。

 そしてそれでもやはり日本社会は、人口減少とともに就業者人口は減って行かざるを得ません。

 そうして社会の担い手が減ることに対しては、「女性の社会進出を支えること」「賃金の安定した正規雇用者を増やす」「雇用のミスマッチを少なくする対策」そして、「イノベーションへの期待」などが必要と言われます。

 介護人材の不足も予想されていますが、高齢者予備軍はより高齢者の介護をするスキルを身に着けておくくらいの備えは必要かもしれません。

 さてさて、改めて自分は何歳まで働くことになるのでしょう。

 いや、働くという対価を求めることとは別に、いつまでも社会参加はしていたいものですが。

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良きかな、バンライフ ~ いつでも好きな場所にいつまでも

2021-09-27 23:10:32 | Weblog

 

 今回の道東の旅では、最後のカヤックをした屈斜路湖畔で面白い出会いがありました。

 下見のために前日の夕方に和琴半島の温泉前広場に行き、そこでカヤックをするための情報を仕入れようと思いました。

 そこで、ウェットスーツを干しているのを見て(水遊びをされる方なのだろう)と当たりをつけ、椅子に座って休んでいる方に話しかけたのです。

 すると、その方は「カヤックだったら、9月になってからは見ての通り、この辺りに車を入れられるので、朝に来たなら空いているところに停めるとすぐに湖面に出られますよ」と丁寧に教えてくれました。

 そのほか、この辺りの事情にとても詳しいのでいろいろと訊ねてみると、その方は千葉から来ていて、「毎年北海道へ来ていて、今年ももう3か月くらい道内を旅していますよ」とのこと。

 そして、「道内もあちらこちら行きましたが、ここ和琴半島が一番ですね」と言い、その理由を尋ねると、「何しろ眺めが良くて、水辺遊びができて、トイレも温泉もただで使えるのですから最高です」とのこと。

 背の高いワンボックスワゴンに車中泊で暮らしているといい、「リタイア後に夏は北海道、寒くなると紅葉とともに南下して暖かい方へ移動。車中泊で全国を旅しています。まあ正月だけは家族で過ごしていますけどね(笑)」と笑います。


 なるほど、そういう目で見ると、周りにはキャンピングカーはもちろんのこと、ワンボックスが車中泊仕様になっている車が多くいます。

 しかもその多くが、この場所で何泊もするので自然に友達になり、夜な夜な宴会をしているのだそう。

 さらにはそれぞれがこの場所を離れても、また来年くればここで会える友達になっているのだとか。

「この湖で獲れたザリガニを食べたり、お料理が得意な奥さんが差し入れをしてくれたりと、まあ楽しい隣人づきあいですよ」
 
 今まで、キャンピングカーやバンライフと聞くと、常に一泊ずつ移動しながら旅を続けるというイメージだったのですが、同じ場所に数日から数カ月もいて、ずっとその場所を味わうという旅のスタイルを楽しむ人も相当数いることを感じました。

 ただ、中には「ここであった方の中には、川湯温泉街で空き家を安く購入して移住しちゃった、という人もいましてね。私も『それも良いなあ』と物件を探したりもしたことがあります」というくらいで、この地が相当お気に召しているようです。

 寒い冬の間こそこの土地を離れても、春になり夏が近づき暖かくなればまた全国から友達がこの場所に集うてくる。

 毎年同窓会をやっているようなものですが、心を通わせる友達との出会いというのは旅の醍醐味の一つです。

 私も最後にはこの方とフェイスブックでの友達リクエストを交換して、友達の輪に加えていただきました。

 私も来年にここへ来たら、同窓会に加えてもらえるでしょうか。

 道東の魅力、恐るべしです。

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屈斜路湖でカヤック ~ 無風だったのは正確な風況予報のおかげ

2021-09-26 23:42:05 | Weblog

 

 前夜は川湯温泉に一泊して、朝に屈斜路湖目指して出発、目的地は和琴半島です。

 釧路にいたときに、知人に誘われてシーカヤックで和琴半島をぐるりと回った思い出があって、水辺レジャーには格好の場所になっています。

 昨日、宿泊場所へ行く前に下見にきたのですが、その際に現地で車中泊をしているという方にお会いして、いろいろと現地の情報をいただきました。

 曰く、「6月いっぱいと9月からは、半島の根元にある温泉まで車が入れるようになっているので、車で入ってカヤックを下ろせばよい」とのこと。

 その方は、いわゆる"バンライフ"で、車で寝泊まりする生活を楽しんでいて、「北海道には3~4か月いるんだけど、ここが一番良い。トイレも温泉もあるし、風景も良くて水遊びもできる。周りには同じように車中泊をする仲間が増えて、夜は和気あいあいでお酒は食事も楽しめる日々があるんです」とのこと。

 実に興味深いリタイア後の人生の過ごし方です。

 さて、その御仁に教えられたとおりに、朝に温泉前広場に到着すると、まだそれほど車は多くなくて、割と良いところに車を停めることができました。

 早速カヤックを用意すると、和琴半島一周のカヤック旅に出発。

 湖面はほとんど無風状態で、最高の条件です。


     ◆


 和琴半島は、屈斜路湖の南岸に前方後円墳のような形で湖に突き出した半島です。

 今日は半島の東側から出向して半島を一周しました。

 この和琴半島、一番北側にはオヤコツ地獄という、地面から高温の水蒸気が噴出しているところがあります。

 ここではサップやカヤックを楽しむ人たちがこの水蒸気でゆで卵や蒸し野菜をするのが人気のアクティビティになっているのです。

 私も生卵を買ってゆで卵づくりをしてみましたが、ちゃんと上手にできました。

 一旦半島を一周してから、休憩の後に今度は反対方向でもう一周。

 波ひとつない素晴らしい天気の下で楽しい時間を過ごすことができました。

 これも、非常に正確な風況予報のアプリがあればこそ。

 正確な情報はレジャーには欠かせませんね。いや、楽しかった。

 

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思いもよらず、滝づくしの一日になりました。

2021-09-25 21:37:16 | Weblog

 

 阿寒湖での宿泊を終えて、今日は本来ならば屈斜路湖でカヤックをする予定でした。

 ところが予想以上に屈斜路湖の風が強い予報が出たために予定を変更して、阿寒湖周辺での観光に切り替えました。

 妻は滝が好きなので、「滝を見たい」ということで、まずは阿寒湖から流れ出る水が落差をもって流れる滝を見学。

 紅葉には少し早くて、まだ緑が多い木々の葉越しですが水量が豊富な滝です。

 実は滝は、左が阿寒湖からの水で右の滝は太郎湖からの水がここで一緒になっているのです。

 地図を見ても名もない滝なのですが、阿寒湖周辺の滝と言えばまずはここは外せません。

     ◆

 続いては雌阿寒岳の噴火でせき止められた美しい湖オンネトーを観光。

 こちらも約10年ぶりですが、今日は湖面越しに雌阿寒岳と阿寒富士の二峰が良く見えて美しい眺めが楽しめました。

 この湖の奥には野営場があって、今はコロナのために閉鎖されているのですが、コロナが治まれば一度は行ってみたい水辺のキャンプ場です。

 そしてその野営場のさらに先に行ってみると、そこから徒歩30分ほどで「湯の滝」があるとのこと。

 お湯の流れる滝と言えば、知床のカムイワッカしか知らず、これはここで初めて知った情報だったのですが、滝と聞けば妻の目の色が変わって、早速行ってみることに。

 結構な森林浴を楽しみながら30分ほど歩いた先の開けた広場に滝が突然現れました。

 岩がゴロゴロした斜面を滝が流れ落ちていて、しかもその水は暑いというほどではありませんが、ぬるくて確かに冷たい水ではありません。

 滝は二段あって、壊れかけた階段を上ると上にももう一団の滝があって、こちらの方が見栄えがよろしい印象です。

 実はこの滝では、微生物の働きによって今もマンガン鉱床が増殖しているという事が分かっていて、世界的にも珍しいと注目されている場所なのだそう。

 これは一見の価値ありで、滝の水が流れる岩にはコケ類がびっしりはりついていて、その緑と水の白と岩の黒とのコントラストがなかなかに美しい。

 カメラを携えて良い絵を切り取ろうとする人たちも多く、写真映えする場所であることは間違いありません。

 釧路に3年ほどいて、オンネトーにも何度か来たことがありましたが、こんなに珍しい湯の滝があったなんて初めて知りました。 

 まだまだ知らないことは多いなあ。


     ◆


 そして本日最後の滝は、白藤の滝。

 これはオンネトーから阿寒湖畔へ戻る途中の国道241号線を走っていて偶然ナビ上で見つけた滝でした。

 これも妻が、国道沿いに滝への下り口の看板をめざとくみつけて車で駐車場まで下ってゆくことができました。
 
 最後は駐車スペースからさらに徒歩で10分ほど斜面を下り降りているところから見える滝で、落差は約20mほどでしょうか。

 水が白く濁っているのが印象的ですが、滝は水量も多く男性的な滝でした。

 思いもよらず、今日は滝づくしの一日となり、滝が好きな妻はマイナスイオンも大いに浴びてご満悦でした。

 道東もまだ行ったこともないうえに、まったく知らない観光スポットがたくさんありそうですね。

 まだまだ見ていないものは多く、道東観光は奥が深いことを実感した一日でした。 

 明日は屈斜路湖でカヤックの予定です。

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阿寒川で釣り ~ 釣れなくても楽しい時間

2021-09-24 21:13:40 | フライフィッシング

 本来ならば然別湖でミヤベイワナを相手にしているはずだった今日ですが、コロナのために然別湖での釣りイベントは中止。

 もともと今日は阿寒湖畔で宿泊する予定だったので、そのまま休暇を取って、今日は久しぶりに阿寒川で釣りをすることにしました。

 ポイントは漁協が管理する有料のキャッチ&リリース区域で、大物に出会いたいところ。

 早朝に札幌を出て遊漁権を買ってからポイントへ向かうと現地到着は10時。

 朝方までの雨は昼前には上がったものの、気温がぐっと下がってもう肌寒い季節となりました。

 しかし阿寒川にはところどころ山肌からお湯が滲み出ているところがあって、川の水が冷たくなくてぬるくなっているところがあるというのは温泉地の面白さでしょうか。

 まだドライフライでなんとかなるかと思いきや、魚たちはほとんど見向きもせず、わずかに妻が一匹かけてあともう少しと言うところでバラしたのみ。

 釣れている人に話を聞くと、「今日はルースニングでめちゃくちゃ釣れました」とのこと。

 よりによって、こういう時に限ってルースニング用のフライをジャケットからはずしていたというタイミングの悪さを恨みました。

 結果的にはボウズでしたが、久しぶりに阿寒川の流れの重さを味わうことができました。


    ◆


 釣りの前に釧路市役所阿寒支所を訪ねてみたところ、市役所にいたときにいろいろとお世話になった若手たちが異動してきていました。

「なんであなたみたいなエースが阿寒支所にいるの?」と訊くと、「これから、アイヌ文化の発信拠点づくりが始まるのでその担当です、とのこと。

 残念ながら、今月いっぱいはコロナのためにアイヌシアター「イコロ」も休演中ですが、来月からは再開予定。

 これからもアイヌ文化の発信拠点として阿寒湖畔には頑張ってほしいものです。

 今日の夜は阿寒湖畔の鶴賀グループの「あかん遊久の里」にて宿泊。

 温泉に浸かってゆっくり疲れをいやします。  

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アカウントの統合…? ~ セキュリティの進歩と混乱

2021-09-23 22:33:23 | Weblog

 パソコンにはその進歩に置いて行かれないように、早い時期からついてきたつもりなのですが、未だに実は良くわからないのが「アカウント」という単語です。

 パソコンでは「そのサイトに入れる権利」のことだと言われ、英単語としては「銀行口座」というのが一番近いように思われます。

 アカウントにはIDとパスワードが必要で、これも登録しているサイトが増えるに従って、何が何だか分からなくなってしまいがち。

 私はサイトごとに手帳とパソコンにメモをして、全てのサイトに入るためのIDとパスワードを管理しているのですが、その数は実に150にも及びます。

 もう使わないようなものもあるのですが、使わざるを得ないものが多く、しばしばとっちらかってしまうことがあります。

 私こと、パソコンのウィルス対策にはウィルスバスターというクラウドサービスを使っています。

 これはお金を払って3年間、最大3台のパソコン・スマホのセキュリティを守ってもらえるというサービスです。

 一時、離れて暮らす子供たちのパソコンも含めて管理するパソコンが増えたために、これを2つ契約して、異なる"アカウント"で、異なる"お客様番号"と異なる"シリアルナンバー"を管理して
いました。

 今回、片方の契約を更新するにあたって、両方を同じメールアドレスにしようとしたところ、「個別のアカウントはメールアドレスに割り振られるので、二つの契約を同じメアドにはできません」と跳ね返される始末。

 おまけにその際に、パスワードをいじってしまって、自分のアカウントに入れなくなるトラブルに見舞われました。

 しかしこちらの会社は高いサービスレベルで、困ったときの問い合わせには電話やメールなどの他に、チャットでも対応をしてくれるとのことで、今回はチャットでトラブル解決を図りました。

 アカウントに入れないトラブルは、チャット内で仮パスワードを発行してもらって入ることができ、無事にパスワード管理に成功。

 さらに「同じメールにしたいとのことですが、それならば統一したいメールアドレスで管理されているアカウント内に、シリアルナンバーを登録すれば、アカウントの統一ができます」というアドバイスを受けて、そのとおりにアカウント統一ができました。

 また、全部で最大6台まで管理できるパソコンですが、今ではもう使っていないパソコンが登録されていたのを整理したり、空いた枠で、使っているスマホを登録したりと、なんだかんだで2時間以上パソコンの前でウンウンうなっていました。

 本人証明のセキュリティが年々厳しくなってゆく中、常に最新のセキュリティシステムについてゆくのも大変になってきました。

 画期的なセキュリティシステムができて、全部指紋や目の虹彩で本人確認ができるなんて時代が来るのかなあ。

 小学生には皆クロムブックが与えられる、と聞きますが、子供たちの時代はセキュリティ対策なんて一体どうなってゆくのかなあ。

 まあ体のウィルス対策もワクチンしかないのですが、ね。

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12万円が千円に ~ 親の悩みを軽んじるな

2021-09-22 23:25:08 | Weblog

 

 先日母親が、「家のカーポートの屋根が強風でバタバタするのさ」と言います。

 そして「今度いつもお風呂の点検に来てくれる業者さんがそこもやってくれたもんだから、そこに修理を頼もうと思うんだ」とも。

 もう建ててから20年くらいにはなろうかと思うので、ポリカーボネートを抑えているネジが取れたか、そのあたりのことでしょう。

「まあそのうち直してあげるよ」と軽い気持ちで生返事をしていたところ、その後に母から電話が来ました。

「いやあ、昨日その業者さんが来たから見積を取ったら、12万円かかるっていうのを頼んだんだけど、どうしたら良い?」

 なんと随分な金額です。

「それって多分、屋根の波板を全部交換するような見積じゃないの?今更それはやりすぎじゃない?すぐに見に行くよ」

 そう言って、まずは業者とのそれ以上の交渉は止めさせたうえで、放っておけずにすぐに実家へ行きました。


      ◆


「特別なネジだから簡単には直らないんだよ」と母は言いますが、脚立を使って上から見てみると、ポリカの波板が割れてボロボロというほどではないし、無くなったネジを補充すればバタつきは抑えられるというのが私の見立て。

 まあDIYの心に火が付く感じです。

 構造材の部材はアルミのようで、ネジを一本外してそのネジを持参してホームセンターを物色。

 ホームセンターへ行けば、ポリカ波板の部品関係だけでも何種類もありますが、ポリカの屋根を抑えるパーツや、同様の太さのネジなどを予備に買い込むと部材のお値段は全部で千円ほど。

 これをもって再び屋根に上がり、ネジのなくなっているところにねじ込めば、それだけでちゃんと波板のバタつきは抑えられました。

 全部で5本ほどネジを補充して作業は終了。

 たったそれだけのことですが、それができなくて「どうしたものか」と悩んでいたということです。

「12万円が千円で済んだよ(笑)」とは言うものの、笑い事ではありません。

 親の悩みを聞いたときにすぐに対応してあげれば余計な心労はかけずに済んだのだろうに、と反省です。

 次からは親の悩みを軽んじないようにしよう、つくづくそう思いました。 

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二度目の胃カメラ

2021-09-21 22:56:09 | 健康

 

 7月頃からずっと胃が痛くて、胃カメラを飲んで診断をしてもらいました。

 しかし医師の見立ては「何もないんですよね。ちょっと薬を続けてみましょうか」とのことで、指定の薬を飲んで2か月過ごしてきました。

 ところが「何ともない」と言われても、胃の痛みがなかなか治らないことに耐えきれず、先週ついに別な病院へ行って、改めて胃カメラをお願いしました。

 今日その今年2度目の胃カメラの日。

 こちらの先生は胃カメラが上手だという評判で、事前の処置は簡単。

 検査室へ移動してベッドに横になり、直径5ミリほどのカメラを鼻から入れるのも実にスムースで、カメラはすっと鼻を抜けて食道~胃~十二指腸まで到達。

 医師は「もし見られるようなら一緒にモニターを見てくださいね」と横になった状態でも見られる位置にモニターを置いてくれています。

 カメラが細く体への負担が少ないのと、カメラの動かしがスムースで、カメラを胃に入れられながらもモニターを見る余裕が私にもありました。

 事前に「何もないと言われたけれど胃が痛い」と伝えてあるので、担当の医師もカメラをぐいっと後ろまで曲げて、見落としのないようにと慎重に胃袋を診てくれています。

 胃カメラはわずか15分ほどで終了で、カメラは胃から食道~鼻へと抜けて行き、特に鼻血も出ず無事に終了しました。

 待合でしばし待機した後に、30分ほどで自分の名前が呼ばれて先ほどの医師とお話ができました。

 診断の結果は、「やはり胃の中に悪いものはありませんね」というもの。

 自分の目でも見られたので、とりあえず安心です。

 実は前回の診断で、「薬を替えてみましょうか」と、違う薬を処方してもらっていたところで、それは少し効いてきたような気がしています。

 胃カメラの負担がこんなに少なくなるとは、現代の医療サービスはすごいことを実感。

 無理せずゆっくり治します。
 

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