自遊日記

定年後の備忘録

京阪・中之島線

2009-06-30 16:20:21 | その他
     先日、久し振りに大阪へ出かけました。
     昔の仕事仲間との飲み会が目的です。

  しかし、飲み会のためだけで大阪まで出かけるのでは
     交通費がモッタイナイ・・・と考え
 昨年の秋に開通した、京阪・中之島線の様子も覗いてきました。








         写真は、京阪の快速急行の車内です。
        京都から中之島に向かっているところです。
     新型車両の 3000系「コンフォート・サルーン」です。
        座席は、1列+2列の転換クロスシート。
     ダークブルーのシートと黒い床がシャープで気に入りました。








         終点、中之島駅に到着しました。

    天満橋~中之島間が開通したのは、昨年の10月ですが、
       中之島駅に降りたのは、今回がはじめてです。
           ホームで外観をパチリ。
    水都・中之島のイメージと紺袴など京都の格式・伝統を
      イメージして、紺色が使われているようです。








      駅を出ると目の前にあるのが、リーガロイヤルホテル。
    現役時代、行事等で何度か訪れた事がありますが、交通の便が悪く、
       その都度困った事を思い出します。

      中之島線の開通により、一挙にアクセスが良くなりました。








    ロイヤルホテルの東側には、大阪府立国際会議場があります。






      会議場の1階吹き抜けから、西側を見た図です。
      パリ郊外のアルシュの雰囲気にそっくりです。

     このあたりをうろうろていると、突然外人のグループが
     近づいてきて「天王寺」への行き方を聞かれました。
  英語の地図片手に訊ねられたので、てっきり英語でやりとりするのか?
  と一瞬緊張しましたが、何と日本語ぺらぺらの外人で拍子抜けしました。







      
        中之島界隈を探索した後、飲み会の会場、
            難波へ向かいました。

           法善寺横丁を歩いていたら、
      暇そうな子猫が灯篭の中でくつろいでいました。
           暇そうな猫を見ながら、
      暇人ばかりが集まる飲み会の会場に向かいました。

中国五千年(後漢・三国時代)読了

2009-06-25 17:04:33 | 読書

このほど、「中国五千年(後漢・三国時代)」を読了しました。

目下、吉川英治著「三国史」を第8巻まで読み進めてきたところですが、
その副読本として、この「中国五千年」は大いに役立っています。

劉備が呉の孫権と同盟を結び、曹操と戦った「赤壁の戦い」の舞台
なども、ビジュアルに表現されており、三国史がますます
身近に感じられるようなってきました。

黒部ダム・散策

2009-06-23 09:33:47 | 国内旅行

       黒部平から黒部湖までは、ケーブルカーで移動。
この黒部ケーブルは、全線地下を走る日本で唯一のケーブルカーだそうです。
      トンネルから一歩も出ない地味なケーブルでした。

    駅を降りると、巨大な黒部ダムが、で~んと控えています。
    写真で見慣れた光景ですが、本物は相当迫力がありました。






        ダムでせき止められた、巨大な黒部湖








    黒部湖の奥の方には、まだ雪をたっぷり被った山が見えました。









           ダム湖の反対側はこんな景観です。
       ダムの高さは186mあるそうですです。
    間もなく観光放水が始まり、この谷も水につかるのでしょうか。
  ここが黒部川の源流で、この先黒部渓谷を下って、日本海に注いでいきます。







         
            ダム湖の堤を渡り、展望台に上りました。
         220段の階段は、ちょっとヘビーでしたが眺望は抜群でした。
         階段の途中と展望台にあった湧き水は、干天の慈雨でした。







           展望台からの景観です。

     ここからは、先程歩いてきたダム湖の堤を見下ろせます。
      大自然と人間の英知が、見事に実を結んだアーチ式ダム。
    堤を歩く人が米粒大に見え、改めてダムの大きさを実感します。








       展望台から眺めると、ダム湖の奥もかなり深いですね。








  展望台から対面を眺めると、今朝越えてきた立山が雄雄しく聳えていました。

    かくして、思い出に残る立山黒部の旅が無事終了しました。

大観峰~黒部平(ロープウェイ)

2009-06-21 11:22:53 | 国内旅行
   
        立山の山腹を潜り抜け、大観峰へやってきました。
        ここの展望台からは、黒部湖がよく見えます。







   
      大観峰から黒部平までは、写真のロープウェイを利用。
      この間の1.7kmには、支柱が1本もありません。
          文字通りの宙ぶらりんです。

     乗車前にユーモアたっぷりの駅員さんから説明がありました。

      「このロープウェイには途中に支柱がありません」
      ここで一瞬、落ちないか?との心配が我々の頭をよぎる。
            すると間髪を入れず
       「しかし落ちる心配はございません。
        時々ロープは交換しております・・・」
           ここで乗客一同爆笑。
        話術、間のとり方とも最高でした。





   
             ロープウェイで降下中です。
        大観峰の展望台から眺めた山が、すぐ右手に見えます。






   
            前面の窓からは、黒部湖がよく見えます。
          車内にも「途中に支柱がありません」の文字が・・・。






   
        対岸に聳える赤沢岳(標高2678m)が迫ってきました。








        ロープウェイは間もなく、黒部平駅に到着。
        乗車地点では、結構雪が残っていましたが、
        ここまで降りてくると、新緑の世界です。







   
          黒部平でしばらく、自由時間がありました。
            近くを散策したり、食事をしたり。

        今下りてきた立山方面を振り返ると、結構雪が残っていました。







        黒部平から、黒部湖沿いに聳える赤沢岳を見た図です。
       正面に、何だか上ってみたくなるような小さな岩が見えます。







       岩のところまで行って下を見ると・・・
      笹の間から、目的地黒部湖が見えました。







         
               黒部平で山菜そばを食べました。
             ちょっと濃い味つけでしたが、美味でした。
           家内は、白えびの天麩羅そばと「おやき」を注文し
                 こちらも満足の様子でした。

雪の室堂・散策

2009-06-19 16:51:06 | 国内旅行

       立山の中腹、室堂界隈を散策しました。
       ここは標高2450mの山の上です。
  ここから立山山頂(標高3015m)を眺めると、こんな感じです。

    これから、この立山の山腹をぶち抜いて出来たトンネルを通って、
         立山の向こう側へ出る予定です。












   立山方面への道は、写真のように雪が無く歩き易そうでしたが・・・








       我々が向かった、みくりが池方面への道は、
         写真のように雪がいっぱいでした。







         三脚で写真を撮っている人がいました。
          雷鳥でも狙っているのでしょうか。








        山を下ってくる登山客とすれ違いました。
 すべったり、ころんだり・・・悪戦苦闘しながら歩く我々軽装の観光客を尻目に
        彼らは、何の苦もなく、歩いていきました。







     やっと、みくりが池が見える所まで辿りつきました。
     6月なのに、まだほとんど雪に覆われたままです。

   みくりが池に映る山の姿が見たかったのですが・・・残念です。







     みくりが池の向こう岸のあたりに、人の姿が見えます。
  あそこまで行けば、雷鳥が見られるかも、という情報をもらいましたが、
        時間がかかりそうなので断念しました。







   こちらの山をよく見ると、雪渓を登っているパーティーが見えます。
          画面の中央やや左のあたりです。






   みくりが池を少し行った所に、地獄谷があります。
  谷間から噴煙があがっており、強烈な硫黄臭がしました。
 地獄谷温泉でラベンダーのアイスクリーム舐めながら、休憩。

 約1時間の室堂散策を終え、トロリーバスで大観峰へ移動しました。


山田温泉&美女平~室堂・高原バス

2009-06-16 07:54:36 | 国内旅行

      黒部渓谷探索の後、富山県八尾にある山田温泉へ。
    山田川沿いにある、玄猿楼という鄙びた宿に泊まりました。

  越中八尾おわら風の盆、で有名な八尾町は、この温泉のすぐ近くです。







       2日目の朝は、早起き(5時半)して朝風呂へ。








          朝が早かったせいか、先客無し・・・







       1人のんびり、山里のいで湯を満喫出来ました。







      1人と言えば、ここには今まで見た事が無いような
          小さい小さい湯船がありました。
   
        家のお風呂でも、もう少し大きいのに、
  わざわざ温泉にまで来て、こんな小さい湯船に入るのは如何なものか・・・と
        ぶつぶつ言いつつ、入ってみると・・・

          意外と居心地良かったですね。








      朝7時にホテルを出発、立山ケーブルの立山駅へ。
       駅前では、美味しい湧き水をゲット出来ます。





   
          ケーブルカーで立山から美女平へ移動。







     そして、美女平からは高原バスに乗り換え、室堂へ。
   環境に優しいハイブリッド・カーで約50分のドライブです。

 美女平を出発した直後は緑がいっぱいの普通の山道の走行ですが・・・。





  高度があがるにつれ、木が少なくなり、低木や笹の世界に変ってきます。
           あちこちに雪も残っています。






       バスが大きなカーブを回った途端に、
     フロントガラスに大きな山が飛び込んできました。

   車内からは、ウワー、スゴーイという、大喚声があがりました。








        雲海を下に見ながらのドライブは快適です。
   室堂に近いこのあたりは、標高2000mを軽く越えています。







     しばらく進むと、道の両側に高い雪の壁が見えてきました。
            10数mあるようです。
          よくテレビで見るシーンですね。

   雪の壁をしばらく進んで、バスは室堂(標高2450m)に到着しました。


黒部渓谷の景観

2009-06-14 10:52:45 | 国内旅行

      宇奈月出てすぐに列車は新山彦橋を渡ります。
        橋の下を流れているのは黒部川です。
   この川の上流には、黒四ダムをはじめ、いくつものダムがあります。







     新山彦橋を渡って黒部川の右岸に出た列車は、
    渓谷に沿って縫うように、山奥に向かって走ります。

        トンネルもたくさんあります。
   列車の後方を振り返ると、先程渡った新山彦橋が見えました。








         我々の乗ったトロッコは窓無しタイプです。
             フレッシュエアーです。
              開放感たっぷりです。







      深い渓谷沿いを走っていたかと思うと、
   次の瞬間、ダムでせき止められた、ダム湖に変ったり・・・
       渓谷の景観はめまぐるしく変ります。

  生憎の曇り空でしたが、エメラルドグリーンのダム湖は壮観でした。








     まもなく、お城の様な建物が見えてきました。

       まるでライン河畔の古城のようですが、
  車内アナウンスによると、これは発電所(新柳河原発電所)だそうです。







        更に進むと、幅の狭い吊橋が見えてきました。
         これは、お猿さん専用の吊橋だそうです。







        中央赤い服を着ているのは、仏石です。
   石仏に似た形の天然の岩で、昔、入山者がここで安全を祈願したそうです。








     しばらくで、黒薙(くろなぎ)駅に到着しました。
       ここで降りて観光に向かう人もいました。

      黒薙駅を出るとすぐに、後曳橋を渡ります。
       先頭車両はもう橋を渡りつつあります。

  かって入山者があまりの谷の深さに、後ろへ引き下がった事から
          後曳の名がついたそうです。





       後曳橋の上から、谷を撮りました。

        谷底まで60mあるそうですが、
     写真ではそれほど高いと感じられませんね。








        更に進むと「出し平ダム」が見えてきました。
           少しだけ放水しているようです。







    そうこうしているうちに、目的地「鐘釣駅」に着きました。
 トロッコ列車は、鐘釣から更に奥に入った「欅平」まで通じていますが
      我々のツアーでは「鐘釣駅」でUターンしました。

  「鐘釣駅」の前には、地名の由来となった釣鐘状の山が聳えていました。








     「鐘釣駅」で下車し、しばらく周辺を散策しました。
       下の河原には、露天風呂がありました。
 対岸には万年雪がありましたが、土を被りあまり綺麗なものではなかったです。

     「鐘釣駅」周辺を散策後、再びトロッコ列車に乗り、
        同じコースを宇奈月駅まで戻りました。









        乗車地点、宇奈月へ戻ってきました。
          写真は旧線の山彦橋。
        今は遊歩道として使われています。
     下を流れる黒部川は、この先日本海に注いでいます。

     大自然の真っ只中を行く、宇奈月⇔鐘釣 往復2時間の旅。
            結構リッチな旅でした。

黒部渓谷・トロッコ列車

2009-06-12 09:19:50 | 国内旅行
  先日、「立山黒部アルペンルート2日間」というバスツアーに家内と参加し、
  念願だった立山黒部方面を歩いてきました。







        1日目、バスは一路富山県の宇奈月温泉へ。

        写真は、富山地鉄宇奈月駅前の、温泉噴水。
        手を入れてみると、丁度良い湯加減でした。








   宇奈月から黒部渓谷鉄道(トロッコ列車)に乗り、鐘釣(かねつり)
   という所までを往復しました。









   右手の渓谷を見下ろしながら、列車は時速16Kmで走ります。

   見処は、右側に集中しているので、往路は右、復路は左に陣取ると
   迫力ある景観を楽しめます。







          単線ですので、駅で対向列車を待ちます。









           対向車が入線してきました。

  途端に、デジカメを持つ手があちらからもこちらからも、パチリ、パチリ。
         かく言う私も、身を乗りだしてパチリ。

           軌道の幅は762mm。
        新幹線の軌道の約半分の、可愛い列車です。









      我々が乗ったのは、普通客車で、窓がありません。
            一番安いタイプです。
    開放感があって良いのですが、雨の日はチョッと厳しいかも。

   窓付きの客車やパンラマ客車もありますが、追加料金が要るようです。
    写真、赤白ツートーンの車両がパノラマ客車、その他が窓付きです。








      客車の後ろに貨物車が連結されていました。
   もともと関西電力の専用鉄道として、建設用の資材や作業員の
   輸送が主な役割だった・・・歴史を感じます。









      宇奈月駅に、トロッコ列車の模型がありました。
     蛍光灯の着いた無粋な屋根が無ければ、本物に見えるのに・・・

          渓谷の様子は、次項にて・・・。

庭の「白百合」

2009-06-10 12:14:29 | 花・自然



         我が家の狭い庭で「白百合」が咲き始めました。






    我が家では、4ヶ所かに分かれて百合が棲息しています。
  これは、槙の木の石組みの隙間から、いつのまにか伸びてきた百合です。
      一番劣悪な環境下にあるこの百合が、
       我が家では、一番先に開花し、一番元気です。

   植えた覚えがないので、鳥か何かが種を運んだのでしょうか。

      







        これは、プランターに株分けした百合です。
      冬の間、何の手入れもせず放置したままなのに、
      初夏には、可憐な花を、健気に咲かせてくれます。







     これは、玄関脇の花壇に株分けした百合です。
             まだつぼみ状態です。






       そして、生垣沿いの、この百合が親元です。
        この百合を株分けして増やしました。

    しかし、親元のくせに、まだつぼみ状態で、一番貧相に見えます。

      親よりも、親から独立した子供や孫の方が元気なのは、
      人間の世界も百合の世界も一緒という事でしょうか。



    さて、私も貧相な親と言われないよう、頑張らないと・・・。


図説「満州帝国」読了

2009-06-08 15:12:32 | 読書

    このほど、図説「満州帝国」を読了しました。

1932年9月 満州事変勃発。
1932年3月 溥儀を執政とする満州国が設立されました。
1934年には、溥儀を皇帝とする帝政に移行。
1945年ポツダム宣言受諾、皇帝退位宣言により満州帝国は消滅しました。

    この本では、満州国の設立から消滅までの様子が、
        ビジュアルに描かれています。
  今まで断片的だった満州のイメージが、少しは繋がってきた感じです。