自遊日記

定年後の備忘録

アメリカ流の「お・も・て・な・し」

2014-02-26 17:05:44 | その他

前項の続きの話です。

 

教授に引率され、ニューヨーク、ワシントン、コロンバス、シカゴ、ロス

を17日間かけて巡った時のことです。

ある日教授から「私の教え子だった子が、シカゴに住んでいる。

今日は自由行動の日だから、彼の家を訪れるつもりだ。君も一緒に来るか?」

と声をかけられました。

一般家庭の様子も覗いてみたかったので、二つ返事でOKしました。

教え子氏はシカゴ市内のアパートに、可愛い奥さんと住んでいました。

アパートには、畳敷きの小部屋もあり、彼が日本贔屓であることが覗えました。

彼は東大留学時に、教授の指導のもとで博士号をとったそうです。

久しぶりの師弟再会に、おしゃべりは大いに盛り上がりました。

 

ところで、その時出されたのはコーヒーだけ。

別室にイチゴが少し準備されていました。

「イチゴが欲しい人は各自で取りに行ってください」と言われました。

はるばる日本から恩師がやってきたのに、ちょっと簡略な対応では?

と一瞬感じました。

しかし、久し振りのおしゃべりを教授と教え子夫妻が心から楽しんでいる姿を見て

これが本当の「お・も・て・な・し」かも、と感じました。

 奥さんは無駄に出たり入ったりせず、ずっと旦那の横に座りっぱなし、

恩師とのおしゃべりを楽しんでいました。

ご馳走攻めでなく、簡素で合理的で、

しかし心のこもった「お・も・て・な・し」に出会えた一日でした。

 

(写真は30数年前のシカゴ郊外の住宅です。本文とは関係ありませんが・・・)

 

 

 

 

 

 

 


教授に教わった・・・ブラディ マリー

2014-02-21 17:39:57 | その他

先日「アメリカなう」を読んだためか、昔、米国へ出張した時のことを

いろいろ思い出しました。

私の現役時代は、米国に追いつき追い越せを合言葉に、

日本から多くの視察団が米国へ派遣されていた時代でした。

そんな時期、東大教授を団長とする米国視察団に

運よく加えてもらった時のことです。

 

機内で食事前に、飲み物は?と尋ねられます。

ほとんどの人はワインかビールを注文していましたが、

教授はいつも「ブラディ マリー」一本やりでした。

何だかわからないまま、私もsame oneと言って同じものを注文。

これが、はじめて口にした「ブラディ マリー」でした。

美味でした。

以後、国際線に乗ると条件反射のように「ブラディ マリー」を注文するのが

私の習慣となりました。

しかし、ひと口に「ブラディ マリー」と言っても

航空会社により美味い、まずいがあります。

ウオッカのミニチュア瓶とトマトジュース、塩、コショウを、

ポンとテーブルに置くだけの航空会社もあれば、

レモン、タバスコ、ウスターソースも加えて、ちゃんとシェイクしてくれる会社もあり、

味もいろいろスタイルもいろいろです。

「ブラディ マリー」初心者だった私も、少しは味がわかるようになりました。

 

それはともかく

飲み物だけでなく教授の食べる料理についても、私がsame oneを連発するので

教授が苦笑いしていたのを懐かしく思い出します。

 

 


「アメリカなう」読了

2014-02-17 16:46:47 | 読書

このほど、小国綾子著「アメリカなう」を読みました。

 

ワシントン在住の著者が、生活観溢れる「アメリカ」を綴っています。

アメリカに住んでいて喉から手が出るほど欲しい日本のモノは・・・

1肩まで浸かれるお風呂   2ウォシュレット  3温泉

お湯もの3点セットだそうです。

 

日本では、毎日あたりまえの様に使っている1や2に、改めて感謝ですね。

 

 


庭の雪

2014-02-14 17:25:07 | その他

今日の京都は朝から雪です。

やっと、ほころびかけた枝垂れ梅の蕾も寒そうです。

 

 

モチの木も雪が迷惑そうです。

 

 

鳥駕籠の中のパンジーも、縮みあがっていました。

 

今日は外出を控え、録りだめたミステリー作品の鑑賞に専念しました。

暖かい部屋で、ときどき庭の雪景色を眺めながら

イギリスのミステリーを鑑賞する・・・

これはこれで、なかなか結構な一日でした。

 

 

 

 

 


答志島~鳥羽~京都

2014-02-11 09:16:10 | 国内旅行

10時10分発の定期船で答志島から鳥羽へ。 

 

 

  

 

和具港がだんだん遠くなったな~と思っているうちに

あっと言う間に鳥羽の佐田浜港に到着です。

 

鳥羽界隈の観光はパスして一路京都へ。

伊勢神宮や おかげ横丁、二見が浦、水族館などは

何度も訪れているので今回はパスです。

 

 

 

 

途中、安濃SAで昼食。

私は「釜あげシラス丼定食」 家内は「チーズ焼きカレーうどん」

観光はなしでしたが、 美味しい1泊2日の旅でした。

お陰様で足元が明るいうちに自宅に帰れました。

 

 

 


「答志島」島内散策

2014-02-09 09:39:20 | 国内旅行

2日目、民宿の窓から眺める和具港。

昨日の霧も晴れ、2日目は好天に恵まれました。

 

 

 

朝食後、船の出航時間まで島内を散策しました。

 

 

 

岸壁には漁船がいっぱい繋留されていました。

「答志島」で食べる魚介類が、とびきり新鮮なのもうなずけます。

 

 

海岸に「海女小屋」がありました。

中を覗くと、魚介類を焼くセットが沢山並んでいました。

 

 

宿の近くに「美多羅志神社」という神社がありました。

 

 

八王子諸神を主祭神とする、由緒ある神社だそうです。

 

 

神社の参道に、海女さんが使う錨がありました。

さすが、海女さんや漁師の島ですね。

 

 

水仙があちこちに咲いていました。

椿もちらほら咲いていました。

道で出会った島の人達は、みなさん愛想よく声をかけてくれました。

古き良き時代にタイムスリップした感じでした。

 

 

島の散策を終え宿へ帰還。

鳥羽行きの船の出航時間まで少し時間があったので、

ロビーで、宿のご主人や女将さんと歓談。

無人の地に宿を建てた時の苦労話などをたっぷり聞かせてもらいました。

ビジネスライクな大旅館にない、ぬくもりを感じる宿でした。

 

 

 

 

 

 

 

 


牡蠣を求めてグルメ旅・・・答志島

2014-02-07 09:28:37 | 国内旅行

先日、三重県の答志島を訪れました。

お目当ては、今が旬の「牡蠣」です。

10時頃京都を出発し、新名神、伊勢自動車道を経て、昼過ぎに鳥羽に到着。

当日は霧が濃くて、坂手島もすっぽり霧に包まれていました。

 

 

 

イルカ島めぐりの観光船も霧のため、この日は運休していました。

 

 

 

 

鳥羽駅近くの「海女小屋 はまなみ」で昼食をとりました。

海女小屋を模した店内で、家内は「貝焼きご膳」、私は「ウニ飯膳」を注文。

ウニ飯にワサビを乗せ、アツアツのだしをかけて食べる・・・

うに飯茶漬けが絶品でした。

 

 

 

鳥羽の佐田浜港から定期船に乗り、答志島へ。

20分で和具港に到着。超短い船旅です。

早速、民宿「やま七」 へ。

ロビーからは和具港が見えました。

 

 

夕食前に入浴。冷えた身体が温ったまります。

この船形のお風呂は、宿のご主人のお手製だそうです。

槙の木を山から切り出すところから、全て自前でやられた由。

写真左の扉を開けた所に、小さな露天風呂もありました。

 

 

 

 露天風呂も、もちろん宿のご主人手製。

手造り感が何とも言えずgoodです。

こちらの風呂は、桧を使ったそうです。

 

 

露天風呂からも、和具港が見えました。 

風呂から手が届きそうな所に桜の木がありました。

この桜もご主人が自分で植えたものだそうです。

 

 

入浴後は期待の夕食。

生牡蠣から始まり、 牡蠣づくしがスタートしました。

 

 

 牡蠣の土手鍋、牡蠣フライ、焼き牡蠣、牡蠣グラタン、牡蠣めし など・・・

たっぷり牡蠣を堪能できました。

答志島の牡蠣は「桃小町」と呼ばれる逸品です。

大粒でプリプリ、ジューシー。

写真を撮るのもそこそこに、牡蠣を味わう事のみに集中しました。

 

 

 

 

 

 

 


「犬から聞いた素敵な話」読了

2014-02-02 09:03:54 | 読書

 このほど、山口花著 「犬から聞いた素敵な話」を読了しました。

第1章は「飼い主から愛犬へ・・・」

第2章は「愛犬から飼い主へ・・・」

それぞれ7話づつ、合計14の物語が載っています。

どれもこれも胸を打つものばかりでした。

 

 

 

我が家の愛犬「メグ」 です。

家内に抱かれて私を眺めている図です。

 

「素敵な話」を読んだ後は、メグがますます愛おしくなりました。

だんだん年老いていく飼い主を眺めて、

メグはどう思っているのでしょうか?