自遊日記

定年後の備忘録

吉田神社の「さざれ石」

2009-02-06 14:36:39 | 京都 街歩き
     吉田神社の境内には、珍しい石がいくつかありました。






ここは、吉田神社の境内にある今宮社です。

階段を上って敷地の四隅を見ると、意味ありげな石があります。
これらは、四神石という方位を守る霊石だそうです。








       東南の隅にあるのは、青龍石です。
       龍をイメージしているのでしょうか。







    こちらは、西北の隅に置かれている、玄武(亀)石です。








       これは、西南の隅を守っている、白虎石です。

     もう一つ朱雀石というのがあるようですが、内陣の中にあり
     外部からは見えません。

     大相撲でも、四隅に青房、白房、黒房、赤房が設えてあり
     現代にも、脈々と四神を敬う伝統は受け継がれているようです。






    こちらは、慶安元年(1648年)に造営された若宮社です。







    若宮社の横に、古色蒼然とした立て札がありました。
    国歌、君が代に出てくる、「さざれ石」の説明文です。







           この石が、さざれ石です。

   国歌「君が代」は悠久なる日本が末永く栄える事を祈る歌ですが
   その中に、「さざれ石」という言葉が出てきます。

   小石が凝結し巨岩となったもので、
   世を重ねるたびに、益々盛んに繁栄する・・・
   という意味を象徴する目出度い石のようです。

   最近は、日本の前途もちょっと危ういのでは?と感じる事も
   しばしばですが、何とか、千代に八千代に栄えていって欲しいものです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿