きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

原発ゼロへの官邸前の包囲行動 神戸でも関電神戸支店前で行動 それもブルー・ムーン

2012-08-31 21:51:52 | 原子力発電・放射能汚染・自然エネルギー
原発ゼロへの官邸前の包囲行動 神戸でも関電神戸支店前で行動 それもブルー・ムーン

ブルー・ムーンってのは、同じ月の2回目の満月の事。この日は願いが叶うという伝説があるとか・・・
とうことで、今回は特別に思いをこめての行動となった。


以下に、「兵庫・憲法県政の会」のツィッターで同時中継したものを転記します。

>関電神戸支店前行動。8月最後の市民アピールです。今日は「ブルームーン」-ひと月に満月が二度ある夜には願いが叶うという伝説が。6時から原発ゼロの願いを込めた市民のアピールが始まります

>続ブルームーン神戸行動。今日はファミリースペースも作られ子どもたちも何人も来ています。スタート時は今までで一番多いです。県政の会事務局T

>続ブルームーン神戸行動。今日の行動の説明が始まりました。神戸新聞の取材スタッフも。コールが始まりました。もう100人超えています。19時30分までです。間に合う方は今からでも。県政の会事務局T

>続ブルームーン神戸行動。今日のプラ「たりないのも、安くつくのもウソでした」「この夏大飯は必要なかった」。今日初めての参加者も50人くらいいます。県政の会事務局T

>続ブルームーン神戸行動。参加者のスピーチ。被災地からの参加者「原発は人間では制御できない。なくそう」広島の被爆体験を話された方も。もう250人超えたか。県政の会事務局T

>続ブルームーン神戸行動。今日は鳴り物が多い。自家発電自転車のエレキギター、ビアニカ、タブラーなど。今日2回目のスピーチタイムです。県政の会事務局T

>続ブルームーン神戸行動。初参加者のスピーチ、加古川から3世代孫と。再生可能エネルギーの勉強したい。詩の朗読に続き、歌「未来の子どもたちへ」。県政の会事務局T

>続ブルームーン神戸行動。行動のアピールが確認されました。「再稼働撤回、原発ゼロへ、子どもに未来を」。包囲行動がスタート。県政の会事務局T

>続ブルームーン神戸行動。参加者による関電神戸支店をとりかこむヒューマンチェーンが完成しました。雲の間からブルームーンが。県政の会事務局T

>続ブルームーン神戸行動。関電神戸支店をとりかこんでの「原発いらない」「再稼働反対」のコールが続いて今すぐ。県政の会事務局T

>続ブルームーン神戸行動。今日のすべての行動が終了しました。参加者は最終400人でした。また来週も。県政の会事務局T



ブルー・ムーン1
ブルー・ムーン1 posted by (C)きんちゃん

ブルー・ムーン2
ブルー・ムーン2 posted by (C)きんちゃん
集会が合った日の夜に撮った満月の写真です。


今までで一番たくさんの人々が集まったんですね。
>自家発電自転車のエレキギター、ビアニカ、タブラーなど、鳴り物が・・・。
実際に参加してみたかったです。

>参加者による関電神戸支店をとりかこむヒューマンチェーンが完成
最初のころは、どれだけ集まるかひやひやしていたのですが、あの関電神戸支店を取り囲んだなんて
「すごい!」の一言です。

>参加者は最終400人でした。
今までの2倍の人が参加してくれたんですね。


原発ゼロへの取り組みは長期的なものになると思いますが・・・。あきらめないで、これからも声を上げていきましょう。


本当にブルー・ムーン

本当にブルー・ムーン posted by (C)きんちゃん
先ほどの写真、画像処理ソフトで本当に青色にしちゃいました(*^^)v
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ほんとうに怖いオスプレイ 構造的欠陥は明白!

2012-08-30 19:36:21 | 平和・憲法問題について
ほんとうに怖いオスプレイ 構造的欠陥は明白!
自動制御の空白■急激に落下
防衛省報告書「安全宣言」へ突き進むが・・・


防衛省は28日に公表した今年4月のオスプレイ墜落事故に関する分析評価報告書で、「事故原因は人的ミス」であり、「機体に問題なし」との見解を示しました。9月上旬にも「安全宣言」を出し、沖縄・普天間基地へのオスプレイ配備を強行しようとしています。しかし、機体の構造的欠陥はむしろ鮮明になりつつあります。
(竹下岳)


飛行モードオスプレイは、回転翼がついた左右のナセルを垂直から水平に転換させることができます。これにより、狭い場所でもヘリコプターのように垂直離着陸でき、飛行中はプロペラ機と同様に長距離を高速で飛行できます。
海兵隊は、敵地への“殴りこみ”能力を高めるため何としても配備を進める考えです。
しかし、これまで明らかになった欠陥は、オスプレイの核心的な能力=垂直から水平への飛行モードの転換そのものに起因しています。その一つが、防衛省の報告書で明らかになりました。
米海兵隊は4月にモロッコで発生した墜落事故について、パイロットが離陸時にマニュアルで禁止された角度までナセルを傾けたことが主要因と断定しました。実際、40ノット(秒速約21メートル)以下の場合は75度以下に傾けてはいけないのに、最大で71度まで傾けました。
ただ、オスプレイを含め回転翼機の離着陸時には危険な動作ができないよう自動制御されています。では、なぜそんなことができたのか―。防衛省報告書はこう説明します。
オスプレイは滑走路を使って離陸する場合もある、その際は40ノット以下でもナセルを60~75度に傾けないと加速しないので、この角度については機械的に制御できず、パイロットの判断で操縦するしかない―。



【事故の概要】
離陸前の副操縦士の判断。第1回目の操縦を行った機長は着率帯周辺の人員、車両等を考慮し、着陸時の進入と同じ方向(進入針路を反転した針路)に離脱しており、これと同様の要領での離脱を決意(機長了解)


4月にモロッコで発生した墜落事故の概要(防衛省資料)


つまりオスプレイには、操縦が難しい離着陸時に自動制御の空白が存在し、「人的ミス」を起こしやすい構造なのです。
日米両政府も回転翼の転換は危険であるとの認識を持っており、基地上空に限定する方針を検討していると報じられています。実際、4月のモロッコの事故だけでなく、6月に米フロリダ州で発生した墜落事故も、回転翼を斜めに傾けた「転換モード」で発生しています。
しかし、オスプレイが日本に配備されれば、民間空港への緊急着陸もあります。また、滑走路を使って離陸した場合、基地を離れた後に回転翼を水平にしなければなりません。普天間基地の場合、それが民家の真上で行われることになります。
本土での訓練中に回転翼を転換する可能性も排除できません。



(右下から左上に)回転翼が真上に向いた「垂直離着陸(VTOL)モード」→斜めに傾いた「転換モード」→水平に向いた「航空機モード」(オスプレイ環境レビューから)


機能の欠如
飛行時にエンジンが停止しても緊急着陸できるオートローテーション(自動回転)機能の欠如も、飛行モードの転換に関わっています。
2000年にオスプレイの墜落事故が椙次いだのを受けて米国防長官が設置した「V22プログラム再検討委員会」の報告書(01年4月)は、オスプレイが「(オートローテーションで)着陸に成功する可能性は非常に低い」と指摘。その理由として、機体に対して回転翼が小さいことを挙げています。
なぜ、そのような設計になったのか。理由としてあげているのは、強襲揚陸艦など艦船上での運用を可能にするため回転翼を規定範囲内にしたことに加え、ヘリモードでのホバリング(空中停止)と固定翼モードでのプロペラ飛行の両方を可能にするための妥協として設計されたことなどです。
米軍やメーカーが発行したオスプレイのガイドブックでは、オスプレイは「オートローテーションに頼らない」=直ちに回転翼を水平にして滑空するので問題はない、との見解を示しています。
これに関して森本敏防衛相は27日の参院予算委員会で、オスプレイはエンジン停止の場合、「1分間に5000フィート(約1525メートル)落下する」と認めました。これを普天間基地上空での周回高度1000フィート(約305メートル)に当てはめると、落下まで約12秒。オスプレイの回転翼を垂直から水平に転換するまでにかかる時間とほぼ同じです。エンジントラブル時にはなすすべがないのです。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2012年8月30日付掲載



強襲揚陸艦などの比較的小型の艦船での運用を考えているので無理がでてくるのですね。そもそも、ヘリコプターモードの回転翼と飛行機モードのプロペラを兼用するってことが無理のように思えるのですが・・・。

飛行機モードの時は翼に揚力がでないといけないですが、ヘリコプターモードの時に揚力が働くとまっすぐ上がったり下がったりできないではないですか・・・

モロッコの事故も、気象条件が悪かっただけでなく、起こるべくして起こったように思えます。
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ヒッグス発見 素粒子実験の新段階② 新しい物理の世界へ

2012-08-29 20:42:12 | 科学だいすき
ヒッグス発見 素粒子実験の新段階② 新しい物理の世界へ

万物に質量(重さ)を与えたとされる「ヒッグス粒子」の探索実験が、新段階を迎えています。前回(20日付)は、巨大加速器「LHC」による新粒子発見の物語を紹介しました。ヒッグス粒子の正体を探る今後の実験は、物質と宇宙の謎にどう迫るのか―。
(中村秀生)

今年7月に発見されたヒッグスとみられる新粒子。その質量は、素粒子物理学にとって、理論の確かさを左右する重要な意味をもっています。
「標準理論」は、ヒッグス粒子の質量を理論的に予言することはできません。そのため研究者たちは探索実験の進展を固唾をのんで見守ってきました。判明した新粒子の質量は約126ギガ電子ボルト(GeV=素粒子などの質量を示すエネルギーの単位で、陽子の質量が約1GeV)でした。



ジュネーブ郊外にあるLHCの航空写真。巨大加速器は、総延長27キロメートルの地下トンネルに設置されています。(CERNアトラス実験グループ提供)


ヒッグス粒子がガンマ線のペアに崩壊するパターンを調べた解析結果。126GeV付近にみえるピークが、新粒子の存在とその質量を示しています(CERNアトラス実験グループ提供)


■微妙な値
「126GeVというのは微妙な値だ」と、実験チームの小林富雄・東京大学素粒子物理国際研究センター教授は言います。もし、ヒッグス粒子がもっと軽ければ、現在の加速器でつくり出せるレベルの10~100倍のエネルギー領域で標準理論が破たんをきたし、逆にもっと重ければ、標準理論を超える物理法則として有望視される「超対称性(SUSY・スージー)理論」が成り立たなくなる―「ちょうどどっちつかずの値だ」というのです。



宇宙に満ちる「暗黒物質」は、光では観測できませんが、重力によって光が曲がる「重力レンズ」効果によって分布が調べられています。衝突する銀河団の観測で、暗黒物質(青い部分)と、普通の物質(赤い部分)とが違う分布をしていることがわかっています(NASA提供)


標準理論は、既知の素粒子現象を精度よく説明できます。しかし、宇宙の4分の1を占める謎の暗黒物質(ダークマター)の正体は、標準理論の基本粒子とは異なる未知の粒子だと考えられています。その有力候補が、SUSY理論が予言する「超対称性粒子」です。
SUSY理論は標準理論を拡張する理論で、標準理論の基本粒子のそれぞれに、ある性質(スピン)が異なる“相棒”のSUSY粒子が存在するという仮説。LHC実験でSUSY粒子の発見が期待されていますが、現時点では実験的な証拠は得られていません。
小林さんは「標準理論には適用範囲があり“最終理論”でないことは確実だ。一方のSUSY理論も成り立つかどうかのギリギリまで追い詰められた。新粒子を調べ尽くすことで、新しい世界を開きたい」と言います。





■一人二役
ヒッグス粒子がさまざまな粒子に、それぞれ固有の質量を与えるメカニズムの検証も重要です。
「標準理論は、ヒッグス粒子が“一人二役”を演じると説明するが、本当かどうか確認が必要」と小林さん。一人二役というのは、物質粒子(フェルミ粒子)と力を伝える粒子(ポース粒子)の質量獲得のメカニズムの違いを意味しています。
質量とは動きにくさを表す性質。標準理論は、質量の起源を次のようなイメージで説明します。
宇宙誕生後、すべての粒子の質量はゼロで、「ヒッグス場」で満たされた真空の中を光速で動き回っていた▽100億分の1秒後、宇宙の温度が1000兆度まで下がると突然ヒッグス場の状態が偏った(相転移)▽このときボース粒子のZ粒子とW粒子は、ヒッグス場がもっていたある成分を内部に取り込んだため動きにくく(重く)なった。残りの成分がヒッグス粒子として現れ、水蒸気が水になるように凝結した。同時に、クォークや電子などのフェルミ粒子は、凝結したヒッグス粒子と反応を始め、結合が強い粒子ほど動きにくく(重く)なった―。
「Z粒子とW粒子は、原始的な細胞が進化の過程でエネルギーを生み出すミトコンドリアを体内に取り入れたように、内部に新たな形質として質量を獲得した」(小林さん)のに対し、フェルミ粒子はヒッグス粒子との結合によって質量を得るという、異なるメカニズムが働いているのです。
LHCの実験データでは、ヒッグス粒子のおもな崩壊パターン5通りのうち、Z粒子とW粒子への崩壊は、標準理論の予測とほぼ合っており、ポース粒子の質量獲得メカニズムは実証されつつあります。小林さんが今後注目するのは、ボトムクォークのペア、タウ粒子のペアに崩壊する残りの2通り。「フェルミ粒子とヒッグス粒子の結合の強さが、理論通りに質量と比例するか調べたい」
もし予測とずれていれば、新粒子が標準理論のヒッグス粒子ではなく、SUSY理論が予言する5個のヒッグス粒子の一つの可能性もあります。
素粒子物理学の新しい世界への突破口が、いま開かれつつあります。
(おわり)



【ヒッグス粒子の一般公開講演会】=東大研究センター
東京大学素粒子物理国際研究センターは9月1日、「ヒッグス粒子に迫る」と題した一般公開講演会を開きます。アトラス実験でデータ解析を主導する浅井祥仁・東大准教授、素粒子理論で活躍する北野龍一郎・東北大学准教授が講演します。
会場は東大本郷キャンパス安田講堂。
午後1時30分~3時30分(正午開場)。入場無料で当日先着順(700人)。
問い合わせ先は同センター 電話03(3815)8384


「しんぶん赤旗」日刊紙 2012年8月27日付掲載



ヒッグス粒子の質量が陽子の126倍とは驚きです。
鉛やウラン並の重さです。それだけまでのエネルギーを持っているのですね。
「粒子」という名前を冠していますが、「エネルギー」とか「波」とかと理解してもいいとの事です。


「サイエンスZERO」 「ヒッグス粒子! 素粒子の不思議ワールドへの招待」
2012年9月2日(日)夜11時30分~12時まで。 Eテレ(NHK教育)
ヒッグス粒子。テレビでずいぶん取り上げてたけど「結局よく分からなかった…」というあなたへ。実はヒッグスは「粒じゃない」! 素粒子の不思議ワールドへご招待します!


SUSY理論ってのも興味深いですね。
生物を構成している分子は同じ原子配列でも鏡面体ってのがあって、右手と左手の違いの様に立体構造が鏡に映したように2つのものがあるとか・・・。
それが、まか不思議なことに、生物を構成している分子では片方(左手)の方しかないとの事。


それを素粒子レベルで再現することになるんですから・・・


「暗黒物質」は遠い宇宙空間だけではなくって、今あなたの目の前にもあるんですって。
ただ、通常の物質とはまったく反応しないので「見えない」ということですね。

かつて、アインシュタインの時代に、物理学に「不可知論」が横行しかけたことがありましたが・・・
「見えない」からって、不可知ってことはけっしてないと思います。


新しい物理学の発展に期待します。

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ヒッグス発見 素粒子実験の新段階① 理論、完結の始まり

2012-08-28 22:15:47 | 科学だいすき
ヒッグス発見 素粒子実験の新段階① 理論、完結の始まり

万物に質量(重さ)を与える「ヒッグス粒子」とみられる新粒子が今年7月に発見され、その詳しい性質を探る加速器実験が進んでいます。新粒子は本当にヒッグス粒子か、それとも誰も想像もしなかった未知の粒子なのか、現在の理論を超える新しい物理法則は存在するのかー。実験は、新粒子の正体を究める新たな段階を迎えています。
(中村秀生)

■40年かけ
「今まで40年かけてき素粒子物理学の標準理」論の完結への始まりだ。今回の発見で、どこにあるかわからなかったドアのノブをやっと見つけた」と話すのは、実験の中心メンバーの一人、小林富雄・東京大学素粒子物理国際研究センター教授です。「ドアを開けた部屋に、標準理論の予想通りに整然とものが並んでいるのか、違うものがあるのか、見てみたい。もしかするとその先には、新しい大きな扉があるかもしれない」


小林富雄教授

電子やクォークなど、原子よりさらに極小の世界の現象を説明する素粒子物理学。その「標準理論」によると、私たちの物質世界は、17種類の基本粒子で構成されています(下表)。これらの粒子の性質によって、さまざまな素粒子現象が精度よく説明できます。20世紀後半、標準理論が存在を予言した粒子は加速器実験で次々と発見されてきましたが、唯一未発見なのがヒッグス粒子です。


素粒子物理学「標準理論」を構成する基本粒子(アトラス実験グループの資料を元に作成)


標準理論の“最後の粒子”であるヒッグス粒子は、それぞれの粒子に固有の質量を与える特別の役割をもっています。そのメカニズムの解明・検証は、標準理論の完結にとって不可欠です。
■痕跡検出
実験が進むのはハスイス・ジュネーブ郊外の「大型ハドロン衝突型加速器」(LHC)。欧州素粒子原子核研究所(CERN)が建設した1周約27キロメートルの円形加速器で、陽子(水素の原子核)をほぼ光速まで加速して、反対向きに回る陽子同士を正面衝突させます。衝突で宇宙誕生の大爆発(ビッグバン)の1兆分の1秒後に相当する超高温状態を実現し、人類未知の素粒子反応を探ります。



ヒッグス粒子の探索に挑むLHCの測定器「アトラス」(CERNアトラス実験グループ提供)



ヒッグス粒子は通常、真空の中に潜んでいますが、衝突で高いエネルギーを得た真空に、一瞬だけ姿を現します。それをとらえようと挑むのは、「アトラス」「CMS」という測定器を使う2チーム。互いにライバルとして競い合っています。
LHCは2009年に本格稼働し、今年6月までの衝突回数は1100兆回。ヒッグス粒子ができるのは計算上、数十万回で、そのうち測定器で検出可能な反応はわずか数百回。ヒッグス粒子は瞬時に別の粒子に崩壊してしまうため、直接検出できません。壊れた“破片”を調べて衝突直後に何が起こったのかを解析します。衝突では、さまざまな素粒子現象が起こっており、その中からヒッグス粒子の痕跡を探すのは「干し草の山の中から針を探す」困難さです。
実験チームは、蓄積した膨大なデータを統計的に解析。7月までの結果では、たまたま別の現象を見誤った確率は6億分の1で、新粒子の存在はほぼ間違いありません。




アトラス測定器がとらえた、ヒッグス粒子がZ粒子のペアに崩壊した後さらにミュー粒子4個に崩壊した事象の候補。赤い線がミュー粒子の飛跡(CERNアトラス実験グループ提供)

■正体究め
現時点では、新粒子のふるまいは、標準理論が予測するヒッグス粒子と一致しています。しかし実験チームは「断定するには、さらなるデータが必要だ」としています。
ヒッグス粒子のおもな崩壊パターンは5通りあります(上図)。小林さんは「7月までの解析で、くっきり見えたのはガンマ線のペア、Z粒子のペアに崩壊する2通り。W粒子のペアに崩壊する現象もかなり見えてきた」と説明します。「残りの2通りのパターンも、12月には衝突データが倍以上になるので、今まで見えなかったことが見えてくるだろう」。崩壊パターンの比率や粒子の飛跡などを詳しく調べて、標準理論の予測通りか、ずれがあるのかを検証します。
解析当初は「データをみては一喜一憂した」と振り返る小林さん。昨年夏ごろから見え始めた新粒子発見の兆しは、年末には「99・8%の確信」に変わりました。「ただ不思議に思うのは、もしヒッグス粒子だとすれば、なぜこの質量なのかということ。疑問は今も引っかかっている…」
新粒子の正体を究めると何がみえてくるのか。

【標準理論】
素粒子物理学の現在の理論体系。1970年代に枠組みが完成し、その後の実験で正しさが検証されてきました。おもな柱は、①電子やクォークなど、物質を構成する基本粒子は12種類ある②物質粒子に働く力は3種類あり、それらの力を伝える粒子として、光子(電磁力)・グルーオン(強い力)・Z粒子とW粒子(弱い力)の4種類がある③粒子の質量の起源はヒッグス粒子が担っているというもの。標準理論は、既知のほとんどの素粒子現象を高い精度で説明できます。一方、日本の観測装置を使った実験で明らかになったニュートリノの質量など、未解決の問題も残っています。また自然界にある4種類の力のうち、重力は枠組みに取り入れられていません。そのため、標準理論の検証とともに、それを超える物理法則の探求も進められています。

(次週につづく)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2012年8月20日付掲載


万物に質量を与えるというヒッグス粒子。その実験は陽子と陽子との衝突実験。一番安定した物質のひとつである陽子同士を衝突させることで、ビックバーン当初のほんのわずかの時間に起こったことを再現しようという試みに驚きです。

一瞬だけ姿を現すヒッグス粒子の振る舞いを観察することで、物質が質量を持つって事、重さがあるっていう事。ニュートンの古典物理学から、さらにアインシュタインの相対性理論からの謎を解く鍵になるんですね。
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オスプレイ 低空飛行ルート⑥ ブラウンルート

2012-08-26 15:46:10 | 平和・憲法問題について
オスプレイ 低空飛行ルート⑥ ブラウンルート
未記載で自由に飛行

米海兵隊は中国山地を貫くブラウンルートでもオスプレイの低空飛行訓練を行うことを認めています。しかし、なぜか「環境レビュー」には記載がありません。
ただ、写真家の山本皓一さんが、1993年夏に岩国基地(山口県岩国市)内で撮影し、『軍事同盟・日米安保条約』(クレスト社刊)に掲載した写真には、フライトスケジュールを打ち合わせている米兵の背後に訓練ルートが記された地図が写っており、「ブラウンルート」は七つの点で結ばれていました。



【飛行ポイント】
①犬伏山付近
②猿政山付近
③道後山と毛無山の中間
④湯原ダム
⑤恩原湖周辺
⑥氷ノ山付近
⑦生野ダム


低空飛行問題に詳しい岡山民報の大野智久前編集長が写真中の経緯線をたよりに地図と照合すると、七つの飛行ポイントは別項のようになりました。
悲鳴があがるほどの低空飛行が繰り返される広島県三次市立作木小学校の谷は、ブラウンルートの入り口付近にあたると推定されます。どの地点も目撃情報は多数ありますが、線ではなく、実際の経路は数10キロ程度の幅があるようにもみえます。米軍機は予告もせず、自由自在に飛び回っているのが実情です。
(おわり)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2012年8月23日付掲載


兵庫県の県北を通るルートですので、兵庫県平和委員会や但馬地方の共産党の組織も監視活動を続けてきました。地元の自治体とも協力して、県に申し入れたり、防衛省(防衛庁の時代から)に「米軍に低空飛行やめるように言え」と申し入れたりしてきました。
砂湯(混浴の露天風呂)で有名な湯原ダムも標的にされていたのですね・・・。


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