きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

私たちは兵庫県立こども病院の神戸ポートアイランドへの移転に反対します

2012-08-23 19:06:03 | 予算・税金・消費税・社会保障など
私たちは兵庫県立こども病院の神戸ポートアイランドへの移転に反対します


ストップ・ザ 県立こども病院 ポートアイランド移転

神戸市医師会がこんなビラを発行して、県立こども病院のポートアイランドへの移転を表明。広範な県民・市民とともに運動をすすめようとしています。
生田診療所に診察に行った際に発見しました。




兵庫県は県立こども病院のポートアイランド第Ⅱ期への移転計画を発表しました。
建物の老朽化等により高度専門医療や特殊医療を提供することが困難になってきたからです。
私たちは早期の建て替えには賛成ですが、以下の理由からポートアイランドへの移転には反対します。

災害発生時にまず、求められるのが医療です!!
阪神・淡路大震災、東日本大震災の教訓から我々が学んだのは、災害に強い医療機関がいかに必要で大切かということです。

地震による病院機能のマヒ
来たる東海・東南海・南海地震がM9.0クラスの場合、強い揺れにより地盤が液状化し、水道、ガス等のライフラインが破壊され、病院機能がマヒすることが考えられます

津波によるアクセスの遮断
ポートアイランドは東西南側の護岸壁は高くなっていますが、北側の護岸壁は低く、津波の曳き波が遡上する可能性があり、また、ポートアイランドへの周辺道路も津波により浸水し、そうなれば病院への交通路が遮断されます。
県下唯一の総合周産期母子保健センターである県立こども病院が、現在の須磨の高台から地震・津波災害の問題を指摘されているポートアイランドに何故、移転しなければならないのでしょうか。

一極集中化ではなく、リスクの分散を
ポートアイランドには県立こども病院と同様の小児救急と周産期医療の拠点病院としての中央市民病院があります。隣接地へ移転することで、災害により2つの高度専門病院の機能が同時に失われるようなことになれば、県民、こども達への医療提供に大きな支障が生じ、危機管理の面から大きな疑問があります。



【神戸市医師会・神戸市産婦人科医会・神戸市小児科医会】
神戸市地域医療推進協議会

(神戸市医師会・神戸市歯科医師会・神戸市薬剤師会・兵庫県看護協会・神戸介護老人保健施設協会・NPO神戸市難病団体連絡協議会・神戸市ケアマネジャー連絡会・神戸市身体障害者団体連合会・神戸市肢体障害者福祉協会・神戸市視力障害者福祉協会・神戸市婦人団体協議会・神戸市重度心身障害児(者)父母の会)

お問い合わせ:神戸市医師会
電話:(078)351-1410、FAX:(078)361-4455
住所:神戸市中央区橘通4丁目1-20



日本共産党や民医連なども、東海・東南海・南海地震の地震のリスク、隣接の先端医療センターで細菌や遺伝子治療などの研究をやっていることへのリスク、基幹病院が集中することへのリスクをあげて、ポートアイランドへの移転ではなく現地での改修・建て替えを求めています。
医師会とは、TPPをめぐって、国民皆保険を守ることなどでも「一点共闘」が進んでいます。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする