ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




今日は夕方から、多くの超ベストセラー教則本の執筆や、世界中でのギターセミナーなど、世界を股にかけて活躍するギタリスト、小林信一(以下、Shin)くんのライブ(一部チャリティー)にお邪魔してまいりました

僕の本、「思いどおりに作曲ができる本(・・・緑ちゃんね(笑))」の、表紙や装丁などを手がけてくれたデザイナーのItch(イッチ)氏は、僕の大学時代のバンド仲間(ドラマー)でもあるのですが、

このItch氏が、Shinくんのほとんどの本のデザイナーでもあって、また、今では一緒にバンドもしているくらい仲がよいということで、昨年の初頭でしたか・・・初めてお会いしたのがきっかけで、

こうして時折、交流をさせていただいているのです

 

「緑ちゃん倶楽部」での会員証や特典のデザインを、僕がItch氏に依頼しているのですが、先日、その打ち合わせの中で、「そうだ、5日にShinと一緒にライブやるけど、おいでよ」と、誘ってもらったのがきっかけだったのです。

そして昨日になって「そうそう、安全地〇さんの曲、やるよー。Shinが歌うよー」とのメールが。

 

スーパーテクニックを誇るShinくんの姿は知っておりましたが(台湾でのライブの動画。・・・裸にネクタイは、彼のユニフォームです(笑))、歌うShinくんは見たことがない

しかも、安全〇帯さんの曲をとな

 

・・・いえ、実はShinくんは、安全地帯の大ファンなのです。

一昨年の武道館公演も、昨年のツアーでは練馬文化会館にも、ちゃんとチケットを購入して、ご家族や、お弟子さんたちと一緒に、見に来てくれていたのです。

「12歳のときから、安全地帯の大ファンなんです。」

「僕は、安全地帯さんのようなギターが弾きたくて、ギターを始めたんですよ」

・・・それが、超速弾きメタル・ギタリストとして、世界的に有名になるとは、人生は面白いですね(笑)。

 

そして、今日、ひとしきり、超絶なテクニックを見せ付けるナンバーを披露してくれた後、

「じゃ、ここからは僕、歌います。アコースティックでやります」

と、それまでの100万円近くもするという、特注のShinモデル、メタル用のギター(7弦がまた素晴らしい)を横に置き、

美しい音色のアコースティックギターを取り出して、

「・・・一生のうちで、こんな曲が書けたら、僕は死んでもいいと思う。」と言って歌いだしたのが、あの、

「メロディー」

そう、玉置さんの作られた、あの名曲でした。

優しい声で、心を込めて歌うShinくん。ぐっときたなあ・・・

 

そして、「じゃあ、もう一曲。これも、本当に大好きな曲です。聴いてください。難しいけれど、頑張って歌います」

始まった曲は・・・

「Mr.Lonely」

お弟子さんとハモって、これまた一生懸命歌うShinくん。バージョンは、最新アルバム「安全地帯13 JUNK」のもの。オリジナルとは、少しだけサイズとか、歌いまわしが違うんですが、Shinくんは、こちらのバージョンをちゃんと聴き込んで、コピーしていました。

そして、続いて、

「では、バンドに戻ってきてもらって、もう一曲ね。えー、今回のライブ、僕は“しあわせ”ということをテーマに考えたのですが・・・この曲は、もう、タイトルもそのままなのですが。聴いてください。」

・・・コードを鳴らし、歌いだしたのはあのメロディー。

「しあわせのランプ」

もうね、この曲では、僕も泣けてしまって

最初のAメロで、もう、涙ポロポロですよ。なんて歌詞だ。なんてメロディーだ。なんて素敵な曲なんだ

 

そして、続いて、「これは前回のソロライブでもやったね。またやります。」と、

「月に濡れたふたり」。

フェイクやエンディングなどは、一昨年のライブのバージョン。よく聴いてるー。びっくり。

そして、一曲オリジナルを挟んで(これが、Shinくんの曲なのですが「Mr.Lonely」というタイトルでした。「たまたまなんです」とのことでした。こちらも、素敵な曲でしたよ。)

「じゃあ、本当に最後に、この曲で大盛り上がりして終わりましょう!キーはCmね。皆さん、僕が「Hey!」と掛け声をかけたら」

「『真夜中過ぎの恋だからー!」って、歌って下さいね!」

と。

結局、Shinくんのオリジナル以外は、全部、安〇地帯さん(玉置さん)の曲だったのでした

 

そして、「いやー、玉置さんの曲って、本当にいいですよね。素晴らしいですよ。僕、抱かれてもいいくらい、好きです(笑)。あ、気持ちは、ですよ。僕は、そっちじゃないですよ(笑)」

と。

 

いやー、正直、ビックリしましたよ。色々とカバーをやる中の一曲くらい、〇全地帯さんの曲があるのかと思ったら、カバーは全部、ですもの(笑)。

Shinくんに聞いたら、

「僕が、本当に歌いたい曲って考えて集めていったら、こうなったんですよ。ほんとに。」

とのことでした。

 

きけば、

「僕、自分のセミナーは勿論、地獄カルテットのライブに向かうクルマの中でも、安全地帯さんか玉置さんのソロか、井上陽水センパイの曲しか聴かないですから(笑)。今では若い弟子も、みんなハマってますよ」

とのことでした

 

子どものころから、ずっとずっと、大好きなままなんですよね。

Shinくんが普段仕事でやっている音楽は、すんごいメタルですが・・・、

ここにも、こうやって子どものころに、安全〇帯さんの音楽に触れ、衝撃を受け、感動し、触発され、同じ音楽の道を目指し、

こうしして、世界にも名前が知れ渡るほどの日本を代表するギタリストになった人がいるのです。

そして今、Shinくんに憧れてギタリストを目指している人が、子どもたちが、とんでもない数いるのですよ(Shin君の本は累計で40万部以上売れているとか。リットー社の歴史の中でも文句なしのNo.1。)。

ギタリストを目指している人で、“小林信一”という名前を知らない人は、おそらくいないんじゃないでしょうか。ギターキッズには有名な人なんですよ。

 

そして、Shinくんに憧れてライブにくると

「大好きなんですよ。」と、安全〇帯さんの曲をやっている、という(笑)。

というか、安全地〇さんの曲で、Shinくんのライブが終わる、最後には皆で、「真夜中過ぎの恋だからー」と歌って、会場を後にする、という(笑)。

 

いやー、面白かったです。楽しかったです。

(Itch氏のドラムも相変わらずパワフルで、20年ほど前、毎週一緒にやっていた学生時代を思い出しながら、楽しませてもらいました。あ、3年前にも一緒にやりましたね。)

 

「こんどいつか一緒にー」なんて話をして、はっしと握手をして帰ってまいりました。

 

 

良く晴れた、子どもの日でした。

そして、みんな、何かに憧れて、大きくなっていくのですねー。

 

僕たち、大人といわれる歳になりましたが、心の奥には、ずっと子どものままの部分がごっそりあるんですよね。

昔のおもちゃ箱のなかの・・・宝箱。

いつまでも、忘れずに、大切に(ん?)。

僕は、とっても素敵なことだと思います

 

ではー。



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