夢色

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基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<「不能犯」>

2018-02-06 | Movie

予告が面白そうだったので、観てきました~。

まぁ、描写が結構・・・エグかった~

何と言うか、、、救われない後味悪い話だ(笑)
気持ちのすれ違いがこんな悲劇になるなんて、人間は業が深いというか・・・

さらに、ストーリー展開が読めてしまったし、とーり君と沢尻さんの対決、みたいな期待してた人間性の深さというものがあまり感じられなかったから、個人的にはnot too bad ってな感じかなぁ

主人公のキャラ設定が、イマイチ沢尻さんとマッチしなくて、どっちかというと黒木メイサ的なイメージというか。
沢尻さんの演技ってちゃんと観たのなかったんだけど・・・
だから良く分からないんだけど、そんなにすごく上手とは思えなくて
キレイゴト言い過ぎるし、「希望で殺す」ってもう、辻褄合わせみたいな感じで、全然善悪の対比が伝わらないかったなぁ。
刑事としての「どんなに悪い人間も、殺すんじゃなくて更生させる」みたいな信念にしても、あまり凄みが感じられないし。
多分、仕事人として強い人なんだけど、それがとーり君のダークサイドに揺さぶられて葛藤する、というキャラ・・・のはずなんだろうけど、強さと可愛らしさとが中途半端にどっちつかずで、始終違和感だったので集中できなかった
ただの口の悪い人、みたいな(笑)

とーり君は、怖かったわ~
あえて毒を注ぎ込むサイコパス具合がヤバかった。。。
微妙な猫背が、またヤバい奴の雰囲気を醸し出すし。
にた~っ て感じの笑い方が気持ち悪すぎて。 ←褒めてる(笑)

人間って、本当に愚かだよなぁって思った。
何でもかんでも、良い事も悪い事も、思い込み、なんだろうね。
確かに、同じことでも気にする人と気にしない人といて、そのせいで精神状態は全然変わるから。

でも、最初と最後の「殺せ」の合唱が怖すぎたんだけど、最近の人たちって、「殺せ」とか「死ね」ってこんなに簡単に思うもんなのかぁ~って、それが怖かった。
例えば身近な人を傷つけられたり殺されたりした人が、そう思うのは良く分かるし、純粋な殺意ってのはあり得ると思うし、”生きる価値のない人間なんて居ない”というほど性善説を信じてはいないけど。
私の感覚からすると、ホントに大っ嫌いな人に対しても、どっか私の認識に入ってこない遠くに永遠に行ってくれ、とか、大勢の前で失敗して大恥かいてしまえ程度の呪いはよく吐くけど(笑)殺してほしい、とまで願ったことが無いからなぁ。
それはきっと幸せな事だと言われちゃうかもしれないけど、でも、一つの存在をこんな簡単に消す事に躊躇しないって、どれだけ怖い事なのか、分かってるのかなぁって。
消えるんじゃなくて、消すっていうのは、やっぱり全然違うことだと思うから。
私自身も、「このままふっと消えてしまえば楽になれるのに」 とはよく思うけど、「このまま死んでしまえば」とはあまり思わないし、その違いってすごく大きいんじゃないかなぁ。
だから、ホント簡単に殺人の依頼を出すことが出来る登場人物たちが、すごく怖かったし、今の世の中ってこんなものなのかなって言うのが愕然としましたです・・・


演技良いなと思ったのは、とーり君と、安定の安田さんと、あとは芦名星さんかな~。
芦名さん、普通のところも、婚約者に飛び掛かるところも、最後のシーンも、突き抜けててカッコ良かった!
とーり君がよく言ってた、動機が不純か純粋か、っていう違いもいまいちよく分からなかったし、ラストに向けて少々尻すぼみ感があったかも。
ま、期待したほどじゃなかったけど、とーり君はうまいなと思ったし、催眠がかかるときのCGは、ある意味綺麗でした(笑)
そして、GLIM SPANKYがかなり良い感じでした ←そこ?w


<愚かだねぇ、ほんとうに。>

2018-02-06 | Sweets

3月までのチケットがいくつかあるから、観たいの観ていかないと間に合わないので(笑)
飛び込みで「不能犯」観に来ました

ご飯食べずに飛び込んだからお腹減るし、初チュロスにした
もっちもちだよ~!意外にかなり美味しいわ・・・(笑)

急いで食べなきゃ始まっちゃう!