夢色

集めてるもの 見たもの 書きたいものを 思いついた時に。
基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<遠くで祈る、その存在自身を、ただ。>

2016-10-19 | 暇つぶし

今日はすごく忙しくて、あー疲れたーってなって、帰りに甘いクレープ食べたくなったので、ディッパーダンに寄ろうかと。
今日は300円の日なので、フレッシュフルーツのクレープ食べてきました。




駐車場に車で入った時、なんかずーっとウロウロとしてる鳩が居て、車から降りてどうも気になったので見に行ったら、近くでうずくまってる子が。
暗くなると視力ダウンの私では(笑)いまいちケガしてるのかどうか分からなくて。
でも近寄ってもじーっとしたまんまで、羽は毛羽立った感じで、そしてもう一羽は、その子が気になるようで周りをぐるぐるとしてる様子。

野生動物を一時の感情で可哀そうと言うのは、単なるわがままだから。
感染症も怖くて、自分の家じゃ飼えなくて、保護しても病院に連れていけないのなら、手を出しちゃダメだって。

だから、そのままにしてお店に行ったんだけど、どうしたって気になるし。
クレープ食べながら、どうすればいいだろうかってずーっと考えて。

私、連れては帰れないけど。
駐車スペースでうずくまってちゃ、気づかなかったドライバーに轢かれてしまうから。
例えば何か、段ボールに入れて、近くの轢かれないところに置いておいて、あとはお店の人の判断に任せよう。

よしっ。
そう思って、なにかどこかに良いものがないかと周り見回して、無い知恵絞って思いつく。
隣のスーパーで買い物して、ビニールの小袋と段ボール拝借して。
ビニール袋は、手袋替わりに。
お店の人には申し訳ないけど、私ができるのはここまでだからって思いながら、駐車場へ向かう。

段ボール抱えて不審者になりながら駐車場に着いて、鳩のところに行ったら、いない!
あぁ、動けるくらい大丈夫だったのかな。
それとももしかして、今すれ違ったお店の警備員さんとかに処分されちゃったのかな?!、って一瞬パニックになってたら、遠くでぴーぴー鳴く声が。

そっと見に行ったら、離れた駐車スペースで、2羽がずーっと歩き回ってて。
最初の子を、うずくまってた子が追いかけながら、ぴーぴー鳴いてる。
後ろの子が一生懸命に何か言ってるみたいだけど、聞こえない顔して、でも近くに居て。
親子なのかな、って。

とりあえず、痛めてるところもなさそうだし、良かったと思って、自分の車に段ボール置いて、ドア閉めたら。
ふ、と見たら、最初の子が明らかに私を目指して走り寄ってきてる!
その後ろから一生懸命に、うずくまってた子が ぴーぴー言いながら付いてきてて。

・・・ど、どうしよう・・・ってフリーズする私。
明らかに私の足元まで来た最初の子は、私の足の下でウロウロとしてるし、後ろからついてきた子はピーピーずっと鳴いてるし。
人間に飼われていたのかと思うくらいに人馴れしてる子たちで。
何かを伝えようとしてるのかな、助けてほしいことがあるのかな。
でも、どうしようもないし、ケガもしてないなら、私には何もできない。
何も食べられるものも持ってないよ って言って。
そっと轢かないように 私から離れた時を見計らって 車を出発させました。 


なんか、しみじみと いろんな感情がグルグルしちゃって。
うちのわんこみたいに、足元に来て抱き上げてもらうのを待つように じっと私の近くでウロウロしてた。
生活してるときは、鳩なんて糞害の原因で、なんとも思うことも無いのに。
こんな時だけ勝手に、かわいそうとか、つらい気持ちになって。
でももし何かをしてもらいたくて 助けてもらいたくて来たのに、私が気づいてあげられなくてそのまま行っちゃったら、置いてかれた方の気持ちはどんなにか切ないだろうか とか。
妄想が爆発で、涙があふれてきて、あぁ、、、、私、今、疲れてる、って思いながら帰ってきた。 

干渉したらいけない、それぞれの存在っていうのがあると思うから、辛くても手を出しちゃいけない領域があると思ってるから、手当たり次第に自己満足の優しさに引きずられちゃいけないって。
でもきっと、その子の運命を、一生懸命に全うして欲しいって。
数えきれない 個々の存在である中で、こうやって出会ったのなら、少しはその命に思いを寄せてもいいだろうって。
出会ったことが偶然だって、意味なんてないとして、それでも私は、交差した存在同士、その命なりに 幸せになってほしいって思う。辛い時間がなるだけ少なくて済むようにって思う。
私の手元じゃなくても、どこか遥か遠くであっても、その命が幸せであってほしい。
そう願いながら。

たぶん今は、とっても疲れてるだけだから。
もう早く休もう。