これは白山のわくわく手づくりファームのビール。
酒米農家を応援するため、石川産の五百万石、石川門を使っているらしい。
今年６月にイオンモール白山がオープンした。その記念とのこと。
注ぐと色は薄い琥珀色。
味は酒米を使っているからかさっぱりした味だ。
気のせいかモルティさはほとんどない。
日本酒っぽい味がするかと思ったが、それも全くない。
米っぽい淡白な風味が感じられる。
いや、ビールという先入観で飲んでいるので、これはビールの味と思っているが、よく考えたらビールっぽくないのかもしれない。
スーパードライをウェットにした感じともいえる。
ただし発泡酒のような薬品臭い味ではない。
炭酸水テイスト。
飲む。
なるほどそういうことか。
全然甘くない。
炭酸水だ。
これにレモンのフレーバーがついているものはよく売っている。
そこへさらにアルコールを加えた感じ。
真夏の外出から帰ってきて一気に飲むのに適しているかもしれない。味わうと言うには物足りない。
因みにレモンというよりスイカの風味にも感じる。
しかしアルコールは3度あるので一気に飲むとアルコール中毒の危険性はある。
これもオレンジというより赤に近い。そして黒の面積が大きい缶の色調。
ロースト麦芽仕込みとあるので、缶の色とともに一番焦げっぽいだろうという予想。
注ぐと、たしかに濃いが、クリアアサヒ秋の宴よりはやや薄い。しかし茶色に近い。
飲む。焙煎の渋みは少ない。麦とホップの薫る焙煎に近い。というより、より濃い。方向性が似ているので飲み比べをしてみたいものだ。
黒風の味わいだが、弱められ、まろやかで飲みやすい。これも捨てがたい。
サッポロの秋限定は紫を基調としたデザインで、むしろハロウィーンをイメージさせる。
こちらも焙煎を謳っている。
注ぐと、クリアアサヒの秋の宴と比べると色合いは濃くない。琥珀ではないが、やや濃い目の琥珀、茶色がかった琥珀、程度に見えてしまう。
香りは焦げっぽくなくフルーティーにさえ感じる。ある種、地ビール的な香りに感じる。
飲む。これは、焙煎と言いながら、焦げ臭さがない。濃厚に感じさせる。つまりこれが地ビール風の香りを出させているのかもしれない。
これはいいかもしれない。発泡酒の薬品臭さがないし、麦とホップの渋いようなエグいような苦味がなく、まろやかになり、それでいて地ビールのように感じるのだから。
