直心是道場

障がい者施設に勤務しています。
障がいのことはもちろん、映画や音楽の話も…
日々想うことを書き記します

創り続ける…

2017年01月24日 | 日記
1月24日
雪こそ降りませんが、寒~い一日!

午前中、私たちが所属している岐阜県知的障がい者支援協会の50周年記念誌の編集会議のため、岐阜まで出張。

約一年準備してきた記念誌もほぼ完成。
今日は、会長さんも会議に参加して、原稿の最終チェックをしました。

協会の歴史は、岐阜県の知的障がいの方々の支援の歴史と言ってよいのではないかと思います。
そして今、多様性をしっかり受け止めて、どのように周囲と連帯を図りながら進んでいくかが問われています。

そういう意味からも、価値のある記念誌になったのではないかと思います。
私はほとんど働いていないので、ちょっと恐縮です… (^_^;)

帰り道、たまたま会長さんと事務局長さんとご一緒になり、お昼をご一緒しながら、久しぶりにゆっくりとお話が出来ました。

会長さんから、
「(会長さんの施設である)恵那たんぽぽ作業所は、壊して創るんじゃなくて、創り続けてきたんだよ。」
というお話を伺いました。

壊して創るんじゃない…

考えてしまいました。
確かに、会長さんが運営する恵那たんぽぽ作業所では、今も開設当時と同じように、ほとんどの利用者さんがシイタケの原木運びなどの作業を頑張っています。

もちろん、加齢によって体の機能が衰えたり、病気になったりする人たちもいるので、そうした面での支援についても、いろいろ手を打っておられます。

でも、「高齢だから仕事を引退するのではなく、動くことが難しくなったから引退する。」という発想。
更には、動くことが難しくなった人にも、何かしら働く機会(お金を稼ぐ)を模索しておられる。

「はたらくことは、生きること」

決して揺るがない会長(恵那たんぽぽ)さんの考え方です。

私たちの施設はどうなのか…
私はどうなのか…

たくさん壊してきました…

・・・

でも、後悔しても始まりません。
明日に向かって創り続けよう!

今日は、とても良いお話を伺いました。
また、ひとつ目指す形が鮮明になりました。

ありがとうございました!