直心是道場

障がい者施設に勤務しています。
障がいのことはもちろん、映画や音楽の話も…
日々想うことを書き記します

私も世界の一員…

2017年01月22日 | 日記
1月22日
穏やかな日曜日。

先週末は新年会などが続き、おまけに大雪で大変でしたが、今週末は穏やかに過ごしています。

テレビのニュースはアメリカのトランプ次期大統領の就任式典の様子を報道しています。

多くの人たちが世界が大きく変わっていく不安を感じています。
中には、保護主義の台頭から第2次世界大戦へとつながっていった1930年代に戻っているという人もいます。

・・・

10日ほど前、オバマ前大統領が、出身地のシカゴで「退任スピーチ」を行いました。

1時間ほどの長い演説でした。
ネット上に翻訳が出ていましたので読んでみました。

(抜粋)
我々の進歩は平坦ではありませんでした。民主主義の働きは常に容易でなく、論議を呼び、時には血を流すことすらありました。常に前に2歩進む度、1歩後退しているような感じがするものです。しかし、アメリカの長い働きは、「前進」という言葉で定義され、継続的に、基盤となる信条を広げ、一部ではなく、すべてを受け入れてきたのです。

自由に選出された1人の大統領から次の大統領へと力が平和裏に移行するのです。ちょうどブッシュ大統領が私に対してしたように、私も次期大統領トランプに、私の政治ができる限りスムーズに移行できるように、完全に引き渡します。

なぜなら、我々がいまだに直面しているたくさんの問題を政府が助けてくれるかどうかは、私たちすべてにかかっているからです。私たちはそのために必要なものをすべて手にしています。
結果的に私たちは地球上もっとも裕福で、もっとも強力で、もっとも尊敬される国であり続けるのです。私たちの若さと力、私たちの多様性と解放、私たちの大胆さ、リスクと変化の余裕とを考察するならば、未来は私たちのものであると言えるでしょう。
しかしその可能性は私たちの民主政体の働きにかかっているでしょう。私たちの政治が自国民の体裁を反映するなら、私たちすべてが、協力関係や特定の興味に関わらず、現在非常に必要とされている共通の目的を回復する助け合いをするならば、の話です。

今夜私が強調したいのはこのことです。私たちの民主主義という国家です。民主主義に一貫性が求められないということは理解できます。
私たちの先祖は争い、妥協してきましたし、私たちも同様であろうと予期しています。でも彼らは、民主主義には基本的な連帯意識が必要なことを知っていました。アイデアは、外見の違いについて、我々はみな一緒で、調子がいい時も悪い時も一緒だということです。
我々の歴史のなかで、団結力が脅かされた時が何度かありました。今世紀の初めに起こったこともその1つです。縮んでいく世界、格差の拡大、人口構造の変化、テロリズム。これらの脅威は、我々の安全と繁栄を試しただけでなく、民主主義も試しています。
我々の民主主義に対するこれらのチャレンジに対して我々がどう対応するかによって、子供の教育や雇用の創出やこの国を守る能力が決まります。別の言葉で言い換えると、我々の未来が決まります。その初めとして、我々の民主主義は、みなが経済的な機会を与えられない限り、機能しないのです。

・・・
私は、世界が再び1930年代のような状況には戻らないと信じています
何故なら、人類は学んだはずだから…

でも、みんなが注意していなければならない。
民主主義を後退させてはいけない。

世界で起きていることは、他人ごとではない。
私も世界の一員。