直心是道場

障がい者施設に勤務しています。
障がいのことはもちろん、映画や音楽の話も…
日々想うことを書き記します

本質を伝える…

2015年09月15日 | 日記
9月15日
昔は敬老の日でした。
私の両親は、母親が70代前半、父親はもうすぐ80歳ですが、病気を抱えつつも何とか元気でいてくれています。
感謝!

それにしても、私たちの仕事にとってシルバーウィークなるものは、職員シフトなど、対応がとても大変です。
個人的には、敬老の日は9月15日がピタッときます。

さて、今日の一言「本質を伝える」

職員さんに「本質を伝える」ことは、なかなか難しいです。
私は、職員さんに物事を伝える時、法制度の仕組みや歴史などを紹介しながら「どうしてそうなのか」を伝えることが多いです。
自分が、物事の仕組みや成り立ちを理解しないと納得できない性格であること。
それがルールの場合、社会福祉事業は法令遵守が基本だからです。

しかし、仕組みを一生懸命説明し過ぎるあまり、本当に大切にしなければならないこと
「本質」が抜け落ちてしまっていることを、感じることが時々あります。
形ばかり整えようとしても、本質が抜けているものはいずれメッキははがれていきます。

本質とは、辞書によると
「物事の基底・本性をなすもの。不変の性質。」とあります。

ペーパーはもちろん、その場の言葉だけでは、本質を伝えることは難しいです。
私は、伝えれば理解してくれているものと勘違いしていたようです。

職員個々が(本質を)見つめ、考え、判断できる職員チームを創らないといけません。
根気よく、根気よく、チームを育成していくことが大切なんです。

また、ある本に「人々は芸術やスポーツそのものだけでなく、芸術家やスポーツ選手の生き様に感動する…」
と書いてありました。
なるほどと思いながら、ちょっとドキッとします。

私自身は…
普段から物事の基底をしっかり押さえて考えているか?
どんな時にもブレない姿勢を見せているか?
常に自分に問いながら、本質を伝える努力をしていきます。