かぎろひのうた

無系譜の短歌集団として50年の歴史をもつかぎろひ誌社に参加して、かぎろひ誌社と旭川歌人クラブの活動をお知らせしたい

記念歌会の互選結果

2006-08-22 21:49:30 | 仲間の歌
かぎろひ詩社記念歌会互選結果
一位
 モノクロの写真数枚捨てられてくずかごの中の母が微笑む        柊 明日香
二位
 八月の目映き光 マルメロの実は太りつつ垣根に揺れる         西勝 洋一
三位
 人去りし跡に残りし花ウツギ風吹くたびに白を散らせり         薮中 明枝

互選高点歌(歌会参加が無かったため、参考作品)
 タチアオイ秀に咲く花の究まりてゆつくり倒る虹の形に         早坂 信子
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かぎろひ詩社記念歌会詠草

2006-08-16 22:11:06 | 仲間の歌
8月19日 かぎろひ詩社記念歌会詠草

01 水たた湛え田の面は青く鏡面秋の実りを夢見て光る            
02 人去りし跡に残りし花ウツギ風吹くたびに白を散らせり         
03 征きしまま帰らぬ兵士におくりたしふるさとの水ふるさとの花      
04 若者よ己が努力でかなうならとびきり大きな野望を抱け         
05 かけつこの途中に止まりし子を抜きてこの夏息子はびりを返上      
06 快活に皓歯こぼるるばかりなる山峡のサビタは咲き盛りたり       
07 木いちごのほろりと落ちし実を食めば乙女のごとき唇染まる       
08 なきわめく幼なにいらだち図書館を出で来ぬ『小池光』をかかへ     
09 それぞれの夏が過ぎゆきそれぞれに遥けくなりて、沙羅の葉白し     
10 終戦後に叔父が作りし文机塗り替えられて今も仏間に          
11 ねむりゆく脳の花に戯れる二羽の蝶あれそよ風のなか          
12 ロッカーに空室はなし大人しく次の駅まで引きづられゆく        
13 「外連味という言葉は初めて聞きました」主演俳優の若さかろやか    
14 真夏日にスコール浴びて一斉におじぎに見えしひまわりの群れは     
15 八月の目映き光 マルメロの実は太りつつ垣根に揺れる         
16 戸を開けて亡夫来る盆に花飾る鏡覗けば提灯ゆれて           
17 あかざ草抜いても抜いても生えて来ておっかけっこを待ってるように   
18 モノクロの写真数枚捨てられてくずかごの中の母が微笑む        
19 タチアオイ秀に咲く花の究まりてゆつくり倒る虹の形に         
20 原爆忌改憲論者が蠢くを見しのみのわれに赤き月照る          
21 うに丼の旬を食べむと来て夫と眺めておりぬ海の風車を         
22 会食に、立ち居に手をば添えくるる本州よりの嫁と孫嫁  

今回は詠草を事前に送らない事にしました。ブログに立ち寄った人のみ、先に見る事ができると言う訳です。見たからって歌の読みが深まるかどうかは判りませんが、見た人に良いことがありますように      
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記念歌会

2006-08-13 21:01:08 | 仲間の歌
かぎろひ詩社の記念歌会を8月19日パレスホテルで行います。
士別からも参加者があり、にぎやかな歌会になる事と思います。
今から楽しみにしています。
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8月の歌集を読む会

2006-08-03 22:33:23 | 旭川歌人クラブ
8月の歌集を読む会はお盆のためお休みです。
次回は9月9日14時より喫茶ちろるで行われます。
7月の歌集を読む会で配布された風翩翻以後のプリントを読みます。
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