散文的で抒情的な、わたくしの意見

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サザンオールスターズが出てきた時

2016年09月11日 | 日記
サザンは革命的だった。と、こう書くと批判があるかも知れません。桑田さんはビートルズの影響を強く受けており、また加山雄三の影響も受けており、ある意味「古い」からです。

でも彼らが出てきた1978年当時においては、画期的、革命的、どんな言葉を並べても表現しきれないほど「新しい音楽」でした。

新しい音楽、はその前にもありました。歌謡曲の時代からフォークソングの時代。拓郎、陽水が出てきます。

陽水のアルバムLP「氷の世界」は、日本で初めて100万枚を超えたLPで、まさに画期的で新しい音楽でした。

ところが私は小学生で、その革命性に気付くにはおさなすぎたのです。子供ながらに「いい曲だ」とは思ってはいましたが。

その後フォークとニューミュージックの「戦い」みたいのが起きます。フォークは貧乏くさい方で、ニューミュージックはややポップです。

フォークの象徴が「神田川」のかぐや姫なら、ニューミュージックの象徴はユーミンでした。

で、結局のところ、サザンがでてきてそういう「戦い」そのものを破壊してしまったような気がします。

フォークとニューミュージックは、底の方ではつながっていました。初期のユーミンはそれなりに「暗かった」のです。

けれど、サザンは全く違っていました。

デビュー曲は、勝手にシンドバット。これは「勝手にしやがれ」と「渚のシンドバット」の合成です。

コミックバンドと誤解されていました。

桑田さんは今は国民栄誉賞なみの存在ですが、当時は短パンとタンクトップでした。

歌詞も曲も、それまで「聞いたこともない」もので、「根本的な新しさ」を感じたのをよく覚えています。

その後、40年近く一線で活躍するとは、、、、思っていないはずもなく、永遠に残る音楽だということは、そのころから気が付いていたような気がします。


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