散文的で抒情的な、わたくしの意見

大河ドラマ、歴史小説、戦国時代のお話が中心です。

最高の大河ドラマ goo調べ・わたしの感想

2019年06月20日 | 戦国時代
独眼竜政宗(1987年)4,805票

葵 徳川三代(2000年)3,336票・・・なるほど、分かりやすいしなにより登場人物が沢山いて勉強になります

草燃える(1979年)2,480票・・・素晴らしい作品なんだが、こんなに上位にくるとは驚く。

おんな城主 直虎(2017年)1,976票

功名が辻(2006年)1,251票・・・司馬さんの作品ではこれがトップか。よくできた作品であることは確か。

真田丸(2016年)656票・・・見直してみるとなかなかいい作品。草刈さんのファンでもあるし。

平清盛(2012年)491票

新選組!(2004年)311票・・・真田丸は好きだが、同じ三谷作品でもこれはいい出来とは言えなかった。

毛利元就(1997年)308票・・・中国地方を描いた唯一の作品

龍馬伝(2010年)241票

篤姫(2008年)224票

北条時宗(2001年)203票・・・いまだに総集編しかDVD化されていない。

軍師官兵衛(2014年)201票

花燃ゆ(2015年)192票

西郷どん(2018年)177票

利家とまつ~加賀百万石物語~(2002年)85票

八重の桜(2013年)83票

秀吉(1996年)72票

風林火山(2007年)72票

天地人(2009年)64票・・・結局誰が天と地と人に恵まれた人物なのかが謎である。

武田信玄(1988年)62票・・・中井さん。シリアスというか暗い。

江~姫たちの戦国~(2011年)61票

おんな太閤記(1981年)58票

義経(2005年)57票・・・女性の着物がきれいでした

黄金の日日(1978年)53票・・・非常に異色の作品。栗原小巻さんがきれいだった。

国盗り物語(1973年)35票・・・わたしならこの作品に入れる

太平記(1991年)33票・・・画期的作品だった。戦前は足利尊氏は逆臣の象徴であった。よい作品。

天と地と(1969年)26票

春日局(1989年)25票・・・おしんと同系列です

花神(1977年)24票・・・地味ながら最高の作品

炎立つ(1993年7月~1994年3月)24票

翔ぶが如く(1990年)23票・・・実に重厚にして奥深い作品。

風と雲と虹と(1976年)21票・・・朝敵かもしれない平将門を描いた画期的作品

獅子の時代(1980年)21票

八代将軍 吉宗(1995年)21票

竜馬がゆく(1968年)20票

信長 KING OF ZIPANGU(1992年)19票・・・言葉遣いがみんな同じで、みんな堅苦しい

徳川家康(1983年)18票・・・徳川家康が限りなく聖人君子、ウソもここまで徹底すると面白い

峠の群像(1982年)16票

元禄繚乱(1999年)16票

源義経(1966年)15票

太閤記(1965年)14票

山河燃ゆ(1984年)14票

赤穂浪士(1964年)13票

花の乱(1994年)12票・・・純粋に室町時代だけを描いた唯一の作品、いい作品です。

勝海舟(1974年)11票・・・主演の渡哲也さんが病気になってしまって、途中から主演が松方弘樹さんに代わりました。

武蔵 MUSASHI(2003年)10票

琉球の風(1993年)8票

元禄太平記(1975年)7票

春の波涛(1985年)7票

いのち(1986年)7票

樅ノ木は残った(1970年)6票

三姉妹(1967年)5票

花の生涯(1963年)4票

徳川慶喜(1998年)4票

春の坂道(1971年)3票

新・平家物語(1972年)3票・・・素晴らしい作品なんだが、見ていない人が多いだろう。

大河ドラマで主人公となった女性

2019年06月17日 | 戦国時代
大河ドラマで主人公となった女性を並べるとこうなります。現代劇は除きます。

北条政子・草燃える
ねね・おんな太閤記
春日局・春日局
日野富子・花の乱
前田まつ・利家とまつ
山内千代・功名が辻
篤姫・篤姫
徳川江・江
新島八重・八重の桜
杉文・花燃ゆ
井伊直虎・おんな城主直虎

篤姫以下四人は無理があるなとは思いますが、篤姫は視聴率的には成功した作品です。「江」は私の中では「悪夢」です。

功名が辻の千代まではなんというか「シャキシャキした女性」です。活動もかなり自由にできるという設定です。直虎もそうですね。春日局は「おしん」みたいでしたが。

篤姫・八重・杉文なんぞは「封建的秩序」の中を生きた女性ですから、そうシャキシャキもしていられません。でも八重は鉄砲ぶっ放したしたりしてかなり自由でした。

篤姫は徳川に嫁いでから、江戸城退去まで「ずっと城の中にいる」女性です。彼女の代わりに勝海舟が働き、小松帯刀が戦うという設定だったと記憶しています。

好きな作品としては「草燃える」「花の乱」「功名が辻」です。

あれ、何を書こうと思ったのか、なんのまとまりもない文章になってしまいました。このまま公開します。


戦国史ファン、大河ドラマは「東国を軽視」してきたか。

2019年03月15日 | 戦国時代
今回も「歴史新書y」関連ですが、批判は書きません。

伊東潤・乃至政彦共著「関東戦国史と御館の乱」

こんな記述が最初の方にあります。

「司馬史観以来、戦国史は西国偏重でした。すべては京の都が中心であり、そこから遠い地方で行われた戦いは、すべて局地戦というとらえ方をされ、その帰趨は、ほとんど天下の動向にかかわりないとされてきました。また東国は、西国に比べ、文化的にも軍事的にも後進地帯であると、何の根拠もなく言われてきました。」

「司馬史観以来、戦国史は西国偏重でした」

日本語表現として非常に解釈がしにくい一文です。

司馬さんの本や司馬さん原作のドラマが多く作られ、国民に受容された。そうして「司馬史観なるもの」が国民にじわりと浸透した。
「その結果、戦国史の研究は西国中心になった。」という意味なのか「研究者はともかく、戦国ファンは西国にのみ注目してきた」という意味なのか。

おそらく「戦国史を扱ったドラマは西国、畿内中心だった。国民の関心も織田、豊臣、徳川に集中した」という感じなのでしょう。

そうなのかな、となんとなく私は考えています。

大河ドラマは「地方を描くこと」にこだわる傾向「も」あります。武田信玄、真田親子、数回にわたり映像化されています。「武田信玄」「風林火山」「真田太平記」(大河ではない)「真田丸」。伊達関連なら「独眼竜政宗」。上杉謙信は「天と地と」だけですが、「信玄関連作品」には必ず登場します。さらに上杉景勝なら「天地人」。西国ですが遠国である「毛利元就」。

まあ「相対的に少ない」のは確かですね。戦国以外なら「風と雲と虹と」「炎立つ」「樅ノ木は残った」「草燃える」「琉球の風」「北条時宗」「義経」「八重の桜」「花燃ゆ」は「京都中心の作品では」ありません。

謙信は一回ですが、上杉家なら「天地人」があるから二回です。ただし謙信主人公は大昔の話です。

鞭声(べんせい)粛粛(しゅくしゅく)夜河を過(わた)る、とか書いても、これが川中島における謙信ことを詠んだ頼山陽の詩だとは若い人には分からないでしょう。上杉謙信が主人公になったのは50年前だからです。僕だって「天と地と」なんて覚えていません。

四国が描かれない。長曾我部が描かれない。
戦国島津も描かれない。毛利も一回だけ。東北だと伊達が一回。戦国北条氏が「主人公になったことは」一回もない。

ただし甲斐、信濃は意外と濃厚に描かれてきた。武田信玄、上杉謙信、真田昌幸、信繁、信之。

川中島の戦い、有名なわりには「ドラマ素材としては面白くない」のです。何回もやって「ほぼにらみ合い」です。4回だけが多少知られていますが、実態がよく分かりません。
上杉謙信の「車がかりの陣」とか。どういう戦術、陣立てなのか、ほとんどわからないわけです。

一番有名な川中島の戦いですらその程度です。

「やっぱり局地戦だな」と僕には思えてなりません。「御館の乱は関ケ原にも匹敵する重要な戦いで、その後の歴史に多大な影響を与えた」と伊東さんは言いますが、そんなこと言うなら「川中島の戦い」だって、「厳島の戦い」だって「上田合戦」だって、「みんな関ケ原に匹敵することになってしまう」でしょう。

まあ、もう少し考えてみます(続く)。

補足
ちなみに西国、畿内だって描かれていません。畿内の三好氏だって描かれませんし、近江の六角氏も描かれません。浅井長政も朝倉義景も「信長のわき役」として描かれるのみです。
これはある程度「国民の期待に沿った」ものなので、つまり三好を描いても観てもらえないわけで、なんともしょうがないことなのかも知れません。