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大河ドラマ「麒麟がくる」 第二回「道三の罠」・感想

2020年01月26日 | 麒麟がくる
天文16年(1547)です。織田信秀の「美濃侵攻」から始まります。信秀の晩年ということになります。織田信秀はさかんに戦をしかけていました。史実としては今川や松平にも。

・とにかく斎藤道三がカッコいい。国盗り物語に平幹次郎さんと同じぐらいカッコいい。道三はこれでなくちゃ。

・加納口の戦いが描かれていた。5千人の美濃兵が死んだという伝承があるやつだ。美濃崩れ。

・光秀が孫子を暗唱していた。教養人であることが示されている。

・「貸した金を返せないなら、侍大将の首を二つとれ」と道三が光秀に言う。こんなセリフ、今までの大河では聞いたことがない。面白い。「光秀が戦う動機づくり」にもなっている。

・帰蝶、川口春奈がかわいい。帰蝶は信長とほぼ同じ年。おそらく15歳ぐらいの設定である。光秀は19歳。光秀とは「いとこ」だが、ずっと会っていなかった設定。「光秀と帰蝶の淡い恋はない」ということが分かった。と思ったら予告編で帰蝶と光秀はなんとなくいい感じになっている。帰蝶はずっと立て膝だ。ここまで「たくましい帰蝶」は初めてだ。

・尾張は美濃を攻めるが、美濃からは尾張をほとんど攻めない。これは何故か。今度調べてみたい。

・相変わらず殺陣がリアルである。金かけている。すごいシーンになっていた。

・負けた織田信秀「城に帰って、、寝るか」が良かった。「だめだコリャ」という感じだった。

・「やり」はとりあえず「叩いて使う」ことはないようだ。短いやりをもった敵の集団に対し、光秀は「刀で」切り倒している。短い槍の集団に「刀」では無理である。(という実験結果がある)

・戦いのシーンに、変な占い師とかが出てこないのがいい。

・火だるま俵、あそこまでの効果はきっとないだろう。

・美濃衆と道三との気持ちの乖離が描かれていた。

・道三の戦い方、気合のかけ方、武田信玄のようであった。「奇襲作戦」か。実際は奇襲などあまりないのだが、ドラマとしては面白い。

・光秀が討った侍、明智光安に似ている。のか本人なのか。首を落としたのだから、明智光安ではないのであろう。

・土岐が守護で、道三は守護代、戦国に詳しくない方には説明が必要かな。必要ないかな。

・道三の頼純暗殺。ダーク過ぎるが、超ハンサムな本木さんだから成り立つ。

・駒が「戦はいやだ」というようなセリフを言わない。言わないのは珍しいと思う。

・もう少し「時代背景や美濃の情勢を詳しく描くはず」であったのかも知れない。しかし色々あって全44回になってしまった。最初の方は、今回も含めてダイジェスト的になっているのかも知れない。NHKも大変である。


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