球団は、新外国人選手としてマット・レイノルズ内野手とジェイク・シャイナー内野手の2人の獲得を発表しました。
レイノルズは契約金約4,500万円、年俸約8,300万円+出来高、シャイナーは契約金約6,000万円)、年俸約1億2,000万円+出来高で、ともに背番号は未定です。
レイノルズはメジャー通算225試合に出場した右打ちの内野手で、今季は3Aで115試合に出場して、打率.266、22本塁打、90打点の成績を残しています。広角に打ち分けられる打撃を持ち味としており、本職は二遊間ですが、捕手以外なら内野をどこでも守れるユーティリティープレーヤーでありながら、守備力にも定評があとのことです。
シャイナーはメジャーでの出場経験はないものの、今季は3Aで124試合に出場して、打率.252、30本塁打、105打点の成績を残した長距離砲です。守備では一三塁が本職ですが、外野も守ることができるとのことです。
今季は長打力不足と4番打者不在により得点力の低下に苦しみ、さらに今オフには西川がFA移籍することから、得点力不足解消と長打力アップは大きな課題となっていました。
レイノルズもシャイナーも長打力が魅力の選手であり、打線の課題解消につながることが期待されますが、ともに3Aでの打率が少し低いので、三振が多いのではないかと思われます。できれば、パワーヒッターではなく、バットコントロールが良く、チャンスに強いアベレージヒッターを獲得してほしかったですが、早く日本の野球に順応すれば、エルドレッドのように活躍できると思うので、早くチームに溶け込み、実戦で感覚を掴んでほしいですね。
一方、マクブルームとデビッドソンの2人と来季契約を結ばないことも合わせて発表されました。
2年目のマクブルームは70試合に出場して打率.221、6本塁打、31打点、1年目のデビッドソンは112試合に出場し打率.210、19本塁打、44打点の成績で、ともに終盤は出場機会が減っていました。
マクブルームは、2年目となり打棒が爆発すると思っていましたがに、今季は開幕から不振に陥ってしまい、得点力不足の一因となりました。
デビッドソンは、一時打棒が爆発しましたが、すぐに調子を落としてしまい、安定した活躍をすることができませんでした。
チームにとっては、2人の不調が大きな大きな誤算となってしまったので、退団はやむを得ないですね。
育成ドラフト2位指名した静岡大の佐藤啓介内野手と入団交渉を行い、支度金319万円、年俸300万円で仮契約しました。
佐藤は、広角に打てる打者でありながら、しっかり振り込んだ力強いバッティングが持ち味で、松本スカウトによると、西川に似たタイプとのことでした。
西川が移籍してしまうので、外野は競争が激しいポジションになります。佐藤には結果を残して、支配下登録を勝ち取り、西川の穴を埋める存在になってほしいですね。