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ゲルマニウム

 昨日の朝起きて、前夜洗い忘れた髪の毛を洗おうとしたら妻に尋ねられた。
「風呂で何やってるの?」
「寝ている。風呂に入るとすぐに寝ちゃう」
本当にそうだ。湯船につかって、目を閉じた瞬間に寝てしまう。もう何年もそんな感じだ。
「最近、ちょっと危ない。寝ると、前のめりになって顔が湯の中に入るみたいで、鼻の中に水が入ってきて苦しくなって目が覚める。びっくりして水を吸い込むこともあって、しばらくむせている。でも、またすぐ寝ちゃって、また水を吸い込んで、って言うのを何回か繰り返さないと目が覚めない。やばいよね」
「何でそんなに寝ちゃうの?ゲルマニウムを入れたせいかな・・・」
「何だ、それ?ああ、あの風呂の中にぶらさがってるやつか」
そう言えば、一週間くらい前から湯船の内側に変なものがぶら下がっているのは知っていたが、どうせなにかの入浴剤だろうと思って、調べもしなかった。何年か前には備長炭がいいとか言って、炭が沈めてあった。今度はゲルマニウムか、と思って写真にとってみた。

 

いったいこれにどんな効能があるというのだろう。ちょっと調べてみた。

 無機ゲルマニウムは、その電子的特性から、体内の酸素を増やして、有害な毒素や老廃物を汗や尿として排泄してくれるので(12時間~20時間後)、細胞や体内器官の働きが活発になり、免疫力や自然治癒力を高めてくれます。
また、32℃以上の温度になると生体電流を活性化させ、血行をよくすることから、筋肉の凝り・疲れ・痛みを緩和してくれます。

何だか夢の物質みたいで俄かには信じられないが、そういえば、私の市にも岩盤浴ができる施設がもうすぐオープンする。岩盤浴というのも、ゲルマニウム温浴と並べて言われることが多いから、似たようなものだと思うが、細かな違いは分からない。どちらも巷間言われるほどの効果があるのかは眉唾物だが、ゲルマニウム球のほうは、しばらく妻の酔狂に付き合うことになるだろう。

 髪を洗って一つ不思議なことに気が付いた。洗ったばかりの髪は何だが、白髪が目立たない。ちょっと黒くなったのかなと見まがうばかりだったが、ドライヤーで乾かすうちにいつもの白髪頭に戻ってしまった。いったいこれはどうしてなんだろう。錯覚には違いないが、ぬれた髪では白色よりも黒色のほうが目立つのだろうか。どう見たって劣勢の黒髪が、このときとばかりに存在感を示したわけでもないだろうに、不思議な現象だった。光の加減なのかなあ・・・
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