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空也上人

 妻が先週の土曜日、東京国立博物館で開催中の特別展「空也上人と六波羅蜜寺」に行ってきた。

    

 お目当ては空也上人のフィギュア。

  

  

 小さいけど、精巧にできていて、手に持つと案外重い。「これは家宝になるね」と妻と話しているが、それほど良い感じ。かなり嬉しい。

 でも、Tシャツとかオープンリングとかが売り切れで買えなかったそうなのは残念だった。まだオープンしたての展示会なのに、もう売り切れってどうよ?と釈然としない気持ちでいっぱい・・。
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クリムト展

 豊田市美術館で開催されているクリムト展に行った。何でこんなにクリムトに人気があるんだろう、と不思議に思うほど駐車場は満杯、臨時駐車場に止めなきゃならないほどの盛況ぶりだった。



 展示会場に入ってすぐにこの「ヘレーネ・クリムトの肖像」があった。クリムトってこんな絵も描くのか、と驚いた。姪の肖像画のようだが、気品溢れる少女が神々しいまでに描かれている。
 いきなりガツンと衝撃を受けてしまったが、この展示会での一番の見物はやはり「べートーヴェン・フリーズ」だろう。(クリックして見てね)

 曼荼羅の中に入りこんだような心もちになっていつまでもこの空間の中にいたい気がした。

 もう一度行きたいなあ・・。


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ちょっとした国芳ブーム

先週の金曜日、名古屋の松坂屋で開かれていた「国芳展」を見に行った。以前からこの浮世絵師の奇矯さは知っていたが、実際にその作を目にして驚いた。
何て才気に溢れた絵師だ!
妻と二人、えらく心を打たれて
「来てよかったね」
と話した。
この感嘆を覚えておくために、なにか記念に買って行こうと思い、探してみたら、売店にこの葉書が売られていた。



 『開運出世合体七福神』
七福神が合体しているそう・・。

 なんだか有り難くて、帰宅後、塾の事務室と自宅に貼った。
福をもたらしてくれそう。
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「雪月花」

 このところの例に漏れず、今朝も早く目が覚めてしまったので、見るともなしにTVを見ていたら、NHKのEテレで「日曜美術館」がやっていた。一年の大半は日曜にも塾があるので、ゆっくりテレビを見ている暇はないため、日曜朝のこの番組は滅多に見ることはない。たまには見るのも面白いかな、と思って見ていたら、歌麿の「雪月花」3部作、特に「深川の雪」を中心とした番組だった。HPよると、

 『3月2日、日曜美術館の「アートシーン」で第一報を伝えた世紀の大発見。海外にも衝撃を与えた喜多川歌麿の幻の傑作「深川の雪」。縦およそ2メートル、横およそ3.5メートルという巨大な掛け軸で、鮮やかな色彩をとどめた姿で見つかった。歌麿は、江戸後期、美人画で一世を風靡した浮世絵の巨匠。「深川の雪」は、アメリカの美術館に所蔵されている「品川の月」、「吉原の花」とともに、「雪月花」3部作として、肉筆の最高傑作と言われてきた。しかし、明治12年に栃木の寺で展覧会に出され、昭和23年に開かれた銀座での展覧会を最後に所在不明に。以来モノクロ写真でしかその存在は知られていなかった。
 番組では、修復の過程などの映像記録を交えながら、「深川の雪」にまつわる物語をひも解き、歌麿の実像に迫る』

 おお!と思いながら見ている内に、目が覚め、頭もスッキリした。しかも、箱根の岡田美術館でこの「深川の雪」が4月4日から6月30日まで一般公開されていると知って、実物を見たくてたまらなくなった。3部作のうち、「品川の月」と「吉原の花」はアメリカの美術館から門外不出だそうだから、実際に見ることができそうなのは、この「深川の雪」だけかもしれない。こんなチャンスはなかなか巡ってこないだろうから、なんとかして見に行きたい。

 でも、時間的に難しいだろうな・・。
 
 と言うわけで、見に行けなかったときのために、以下にその3部作を貼っておくことにした。

「品川の月」



「吉原の花」



「深川の雪」



 本物を一度に見られたらいいだろうなあ・・。
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シャガール展

旅行二日目、雨で戸外は面倒ということで、静岡市美術館で開かれている「シャガール展」に行った。



この展覧会を見て分かったことは、私は全くシャガールのことをしらなかったということだ。
それだけでも価値のある時間だった。

記念に買ったグッズ。



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ジャパニーズマイセン

 市内某所で撮った写真。

 

 

 



 町の中に埋もれたちょっとした陶磁器美術館・・・。でも、全部買うことができる。
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夏目漱石の美術世界

 静岡県立美術館で「夏目漱石の美術世界」を見た。
 今回の旅行の一番のお目当てであっただけに楽しみにして行った。


 
 実に多くの美術作品が展示されていた。中には、ちょっとこじつけが過ぎるだろう、と思いたくなるようなものもあったが、漱石が古今東西の芸術に造形が深いのを再確認させてくれる見応えのある作品展だった。

 ただ、初期の作品に関係する美術作品は数多く展示されていたのに比べ、後期の作品群に典拠する絵画が数少なかったのには興味を引かれた。それは、自らのあふれんばかりの教養をちりばめた初期の衒学的な漱石が、次第に人間の内奥に迫っていく小説家へと深化していった過程を示しているように思ったからである。

 この作品展で一番私の心を捕らえたのは、やはり若冲だった。と言うよりも、「鶴図」の横に並べられていた、この絵を評した「草枕」の一節に唸らされたと言った方がいいかもしれない。



『横を向く。床とこにかかっている若冲の鶴の図が目につく。これは商売柄だけに、部屋に這入った時、すでに逸品と認めた。若冲の図は大抵精緻な彩色ものが多いが、この鶴は世間に気兼ねなしの一筆がきで、一本足ですらりと立った上に、卵形の胴がふわっと乗っかっている様子は、はなはだ吾意を得て、飄逸の趣おもむきは、長い嘴のさきまで籠っている』


 こんな文書けたらいいなあ・・。
 

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「夏目漱石の美術世界展」

 7月7日まで東京藝術大学大学美術館 で開催されている「夏目漱石の美術世界展」に行きたいんだけど、東京はちょっと無理だなあ・・。
 HPには、次のようにある。

 『近代日本を代表する文豪、また国民作家として知られる夏目漱石(1867-1916)。この度の展覧会は、その漱石の美術世界に焦点をあてるものです。漱石が日本美術やイギリス美術に造詣が深く、作品のなかにもしばしば言及されていることは多くの研究者が指摘するところですが、実際に関連する美術作品を展示して漱石がもっていたイメージを視覚的に読み解いていく機会はほとんどありませんでした。
 この展覧会では、漱石の文学作品や美術批評に登場する画家、作品を可能なかぎり集めてみることを試みます。私たちは、伊藤若冲、渡辺崋山、ターナー、ミレイ、青木繁、黒田清輝、横山大観といった古今東西の画家たちの作品を、漱石の眼を通して見直してみることになるでしょう。
 また、漱石の美術世界は自身が好んで描いた南画山水にも表れています。漢詩の優れた素養を背景に描かれた文字通りの文人画に、彼の理想の境地を探ります。
 本展ではさらに、漱石の美術世界をその周辺へと広げ、親交のあった浅井忠、橋口五葉らの作品を紹介するとともに、彼らがかかわった漱石作品の装幀や挿絵なども紹介します。当時流行したアール·ヌーヴォーが取り入れられたブックデザインは、デザイン史のうえでも見過ごせません。
 漱石ファン待望の夢の展覧会が、今、現実のものとなります』

 土日に、稲垣吾郎の舞台を見に行っている妻に頼んで、図録でも買ってきてもらおうと思ったが、
「上野まで行く時間はちょっとない・・」
というつれない返事だったのは残念だった。
 しかし、探せばなんとかなるもので、この美術展、静岡県立美術館に巡回することが分かった。期間は7月13日から8月25日。おお!!これならちょうど8月に焼津に行く予定とうまく合う。やった!!これで、ターナーを見ることができる!!

 静岡県立美術館は、若冲の『樹花鳥獣図屏風』を所蔵しているそうだ。知らなかったけど、これも見られたらいいなあ。


 でも、今調べたら、次回展示予定は、2014年 夏だって。う~~ん、残念・・。

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ロシアの美術館の浮世絵

 巨人が中日に3連敗の後3連勝して、日本シリーズ進出を決めたことを記事にしようかと思って、ネット上を徘徊していたら、こんなニュース記事を見つけた。

 【モスクワ時事】モスクワのロシア国立プーシキン美術館は、所蔵する同国最多約700点の浮世絵(18~19世紀)のデジタル化をほぼ完了し、22日にウェブサイトで電子図録の公開を始めた。「規模が膨大で常設展示できない」(学芸員)という秘蔵品をロシア語、英語、日本語で解説。世界中からのアクセスを期待している。
 同コレクションは、帝政ロシアの海軍将校キターエフが19世紀末に日本で収集。葛飾北斎の風景画から歌川派の武者絵まで600点以上を、状態に配慮しつつ2年間かけて高画質保存した。ジャンル、年代、浮世絵師ごとに検索可能で、画像を拡大すれば細かい線の一本一本まで鑑賞できる。
 プロジェクトには日本たばこ産業(JT)の海外子会社JTインターナショナルが資金協力。同社の担当者は「世界の多くの人々が日本の美術と文化に触れ、日本人も自国の歴史について知識を深める機会となる」と強調している。電子図録のURLは、http://japaneseprints.ru

 何で浮世絵をロシアの美術館のサイトで見なきゃいけないのか、と納得できなかったが、それなりのやむを得ない事情があったんだろう、と思い込むことにして、訪ねてみた。

 収集家のキターエフについて書かれた文章もあったが、字が細かすぎて読みにくかったので、途中で読むのを断念した。まあ、そんな趣味人のことに興味などないから、浮世絵をざっと見てみた。ジャンル別に分けて紹介されているが、その中からちょっと気に入った作品を以下に載せてみる。

 

  
 


 まるで自分のコレクションのようにして鑑賞できるからうれしい。
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「墨堤桜花輝耀の景」

 昨日の夜、見るともなしに見ていたTVに「日曜美術館」が流れていた。「真に迫れり~近代洋画の開拓者・高橋由一~」という題名で「鮭」や「花魁」の絵で有名な高橋由一の業績を紹介していた。半醒半睡の状態だったため、内容が余り理解できなかったが、「墨堤桜花輝耀の景」という絵が紹介されたときだけは、目が覚めた。



 桜と言えば、日本の春の象徴であり、その小枝を前面に配置した構図は大胆で小気味よい。しかもくすんだ周りの景色を背景にして、桜花の淡いピンクがキャンパス一面に明るさを醸し出している・・。決して華やかな構図ではないが、桜があるだけで印象を一新する。

 やっぱり桜は王者だ。いや、女王かな・・。
 

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