
イラストはネットから拾ったもの。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
先週 地元大学オーケストラの恒例の夏の無料コンサートに行ってきました。 招待状の葉書が届いていたのだ。 聴衆は会場の半分ほど 200人位だった。 私はメインプログラムのベートーヴェン交響曲第7番がお目当てだった。 最近立て続けにこの7番を生で聴いた (3月に相模大野の相模女子大学グリーンホールで開催されたオーケストラ・グランシャリオ第1回演奏会でも演奏された)。
…………………………………………………………
全プロは、ヴェルディ「ナブッコ」序曲、松岡作曲 Joy Sound of Orchestra、シベリウス交響詩「フィンランディア」、交響曲第7番 (松岡指揮/桜美林大学オーケストラ サマーコンサート 杜のホール橋本) というものでした。
しょっぱなの曲は、あまりオケがまだ乗ってないように感じた。 2曲目が指揮者の作曲したもので、指揮者自身 上着を白い夏物に着替えて、いかにもサマーコンサートらしい雰囲気を出す。 流れでてきた音楽は明るく、テレビドラマの劇伴のような印象で、どうもコンサート全体からすると別物だなぁと違和感を感じる。
途中途中で学生の素人一人芝居が何回か挟まり、全体で約 30分演奏されたが、私は どちらかというと__早く終わって欲しいという気持ちが湧いてくるのを抑えることができなかった__が、何せ無料なのだから これくらいは我慢するしかないと思い、聴き続け 拍手も贈りました。
…………………………………………………………
休憩後の3曲目「フィンランディア」、冒頭から金管楽器が盛大に鳴らされ、それ自体は快感で、それに続く木管楽器がスムーズに出ると更に良かったのだが、これはちょっと厳しかったように聴こえた。 何せ学生オケなのだ、これくらいは我慢しよう。
シベリウス渾身の作で 感動させる響きを持つこの曲は、永遠の生命を宿しているようにも聴こえる。 この曲を初めて聴いたのは半世紀以上前の 田舎での警察か消防か自衛隊だったかの吹奏楽団による小さな野外ホールでの演奏会だった。 圧倒的な音量に身震いしながら 子ども心にも凄い曲だなぁと感動した記憶がある。
…………………………………………………………
さて 最後のメインプロの7番。 結果的には 上記3月の演奏会での感動を上回るものではありませんでした。 その理由は、第一にヴァイオリンの音色がざわついているというか、透明なトーンにはほど遠いように感じられたことと、ホルンが厳しいものだったことです。
ホルンは元々扱い難い楽器ですから、学生団員に完璧さを求めるのは酷というものです。 それは分かっているのですが、弱音であるべき箇所でもブカブカと普通に吹かれると__何せ無料なのだから これくらいは我慢すべきかも。
数あるベートーヴェン演奏の1つかと思えば、そんなにがっかりしないと自分にいい聞かせる。 CD で聴くプロオケと比較してはいけない。 ベルリン•フィルと同じものだったら かえっておかしい。 これはただの日本の学生アマオケなんだ__でも 以前同じオケで5番「運命」を聴いたときは、もう少し満足度が高かったように記憶している。 オケの調子が全体的に良くなかったのかも。
…………………………………………………………
アンコールはビゼー「アルルの女」から “ファランドール” で、この曲は以前にも、組曲抜粋で同じオケで聴いた記憶がある。 手慣れているのか、これは良かった。 今日一番の内容だった。
それと コンマスは女性のコンミスなのだが、この人だけノースリーヴの服だ。 オケの半分は女子学生なのだが、下半身の服は全て黒、上半身が半袖の白服で統一されている。 よくよく見ると 美容院に行って髪をセットしたようにも見え、キラキラ光る髪飾りを幾つか付けているのもコンミスだけ。 他の女性団員はコンミス以上に目立つ服装ではない。 そんな不文律でもあるのか?と想像してしまった。
次の年末の定期コンサートは、メインプロがシューマンの交響曲第1番「春」とパンフにある。 うーん シューマンの交響曲かぁ … 私はあまり好きではない。 迷うなぁ。 ピアノ協奏曲は大好きなのだが。
以上
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
先週 地元大学オーケストラの恒例の夏の無料コンサートに行ってきました。 招待状の葉書が届いていたのだ。 聴衆は会場の半分ほど 200人位だった。 私はメインプログラムのベートーヴェン交響曲第7番がお目当てだった。 最近立て続けにこの7番を生で聴いた (3月に相模大野の相模女子大学グリーンホールで開催されたオーケストラ・グランシャリオ第1回演奏会でも演奏された)。
…………………………………………………………
全プロは、ヴェルディ「ナブッコ」序曲、松岡作曲 Joy Sound of Orchestra、シベリウス交響詩「フィンランディア」、交響曲第7番 (松岡指揮/桜美林大学オーケストラ サマーコンサート 杜のホール橋本) というものでした。
しょっぱなの曲は、あまりオケがまだ乗ってないように感じた。 2曲目が指揮者の作曲したもので、指揮者自身 上着を白い夏物に着替えて、いかにもサマーコンサートらしい雰囲気を出す。 流れでてきた音楽は明るく、テレビドラマの劇伴のような印象で、どうもコンサート全体からすると別物だなぁと違和感を感じる。
途中途中で学生の素人一人芝居が何回か挟まり、全体で約 30分演奏されたが、私は どちらかというと__早く終わって欲しいという気持ちが湧いてくるのを抑えることができなかった__が、何せ無料なのだから これくらいは我慢するしかないと思い、聴き続け 拍手も贈りました。
…………………………………………………………
休憩後の3曲目「フィンランディア」、冒頭から金管楽器が盛大に鳴らされ、それ自体は快感で、それに続く木管楽器がスムーズに出ると更に良かったのだが、これはちょっと厳しかったように聴こえた。 何せ学生オケなのだ、これくらいは我慢しよう。
シベリウス渾身の作で 感動させる響きを持つこの曲は、永遠の生命を宿しているようにも聴こえる。 この曲を初めて聴いたのは半世紀以上前の 田舎での警察か消防か自衛隊だったかの吹奏楽団による小さな野外ホールでの演奏会だった。 圧倒的な音量に身震いしながら 子ども心にも凄い曲だなぁと感動した記憶がある。
…………………………………………………………
さて 最後のメインプロの7番。 結果的には 上記3月の演奏会での感動を上回るものではありませんでした。 その理由は、第一にヴァイオリンの音色がざわついているというか、透明なトーンにはほど遠いように感じられたことと、ホルンが厳しいものだったことです。
ホルンは元々扱い難い楽器ですから、学生団員に完璧さを求めるのは酷というものです。 それは分かっているのですが、弱音であるべき箇所でもブカブカと普通に吹かれると__何せ無料なのだから これくらいは我慢すべきかも。
数あるベートーヴェン演奏の1つかと思えば、そんなにがっかりしないと自分にいい聞かせる。 CD で聴くプロオケと比較してはいけない。 ベルリン•フィルと同じものだったら かえっておかしい。 これはただの日本の学生アマオケなんだ__でも 以前同じオケで5番「運命」を聴いたときは、もう少し満足度が高かったように記憶している。 オケの調子が全体的に良くなかったのかも。
…………………………………………………………
アンコールはビゼー「アルルの女」から “ファランドール” で、この曲は以前にも、組曲抜粋で同じオケで聴いた記憶がある。 手慣れているのか、これは良かった。 今日一番の内容だった。
それと コンマスは女性のコンミスなのだが、この人だけノースリーヴの服だ。 オケの半分は女子学生なのだが、下半身の服は全て黒、上半身が半袖の白服で統一されている。 よくよく見ると 美容院に行って髪をセットしたようにも見え、キラキラ光る髪飾りを幾つか付けているのもコンミスだけ。 他の女性団員はコンミス以上に目立つ服装ではない。 そんな不文律でもあるのか?と想像してしまった。
次の年末の定期コンサートは、メインプロがシューマンの交響曲第1番「春」とパンフにある。 うーん シューマンの交響曲かぁ … 私はあまり好きではない。 迷うなぁ。 ピアノ協奏曲は大好きなのだが。
以上