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シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

旗色をどの色にする? 韓国は

2015年02月15日 | 半島は近代国家?
左写真は THAAD ミサイル。 右は韓中の首脳。
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とうとう半島国家は、従来通り太平洋の彼方の超大国の側にとどまるのか、それとも進境著しい (と いっても歴史的には関係が長い) 大陸新興国家の側に付くのか、旗色を鮮明にすることを迫られてしまったようだ。
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習近平『大韓民国は主権国家』… 朴槿恵大統領に THAAD 拒否要請」(中央日報 2月6日) __ ※追加2へ
「THAAD 配備で韓国が板挟み 反対の声強める中ロ」(ソウル聯合ニュース 2月11日) __ ※追加3へ
「“コウモリ外交” 限界の韓国 “ミサイル防衛” で中国と米国から圧迫」(産經新聞 2月11日)
 「中国、韓国に “踏み絵” 対米協力にクギ」(日経 2月13日) __ ※追加4へ


 ウィキペディアから__ THAADミサイル (終末高高度防衛ミサイル, Terminal High Altitude Area Defense missile, サードミサイル) は、アメリカ陸軍が開発した弾道弾迎撃ミサイル・システム。 当初は 戦域高高度防衛ミサイル (Theater High Altitude Area Defense missile) と呼ばれていた。__ ※追加1へ
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従来 日米との貿易の比重が大きかった時代は、そんなことを迫られる事態を想定していなかったのだろうが、今は中国との貿易の比重が大きくなって貿易相手国トップになり、韓国経済としては中国様サマといっても差し支えない状況であり、半世紀前の朝鮮戦争で敵対した事実は忘れたかのような親密さを感じさせる。

そうした中 従来 同盟を結んでいた米国は “中東にかかりきりとなり、東アジアには眼を向ける余裕はない” と読んだ中国が、米韓の間にクサビを打ち込もうとしている。「同盟国より、経済で結びつきが強い中国の方が大事デショ?」とささやいたのか、それとも「過去のように属国に戻れ」と恫喝 (どうかつ) したのか__
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米国が、韓国には新ミサイル防衛システム THAAD の配備は対北挑戦向けだといっても、中国にしてみれば 韓国に THAAD が配備されてしまえば、中国のミサイルが実質的に骨抜きになると懸念しているのだろう。

韓国は米国側に属しながら、経済発展する中国に巧妙にすり寄り、着実に貿易額を増やしてきた。 今 その甘い汁を吸ってきた韓国は清算 (つけ) を迫られているのかもしれない。
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有り体 (ありてい) にいってしまえば、朝鮮戦争で助けてもらった米国に笑顔を向け続け、私はずうっと米国から離れないわよ、といっている “か弱い極東娘” を演じつつ、かつては敵対していたが 最近富みに力を付けてきた 新しい彼にも大喜びで媚 (こび) を売る、そんなお調子娘には、いずれ 元彼 新彼 どちらからも、「お前は一体どっちなんだ、はっきりしろ」といわれるのは眼に見えていたから、端 (はた) から見れば “自業自得” というものだろう。 どっちにも泣きつくことはできないのは明白だ。

私も 韓国の二股外交はいずれ破綻すると薄々思ってましたよ。 そんな美味しい話しはいつまでも続くことはありません。 これまでの甘い汁は今 “ニガイ汁” に変わっているのかも。

もしも 中国の要求を受け入れて配備を断ったら、米韓関係は悪化し、最悪 米軍は半島から引き上げるかも知れない (これはまずあり得ない)。 中国の要求を蹴ったら、中韓関係は悪化し、中国は中韓貿易において様々な制限などをしてくるかも知れない (そんな手練手管をするのが中国だ)。 それとも 何年後かに配備とか (結論先送り?)、駐韓米軍だけ配備、韓国軍には配備せずとか、色々な引き延ばしも考えられるが、さて__

今年中に韓国大統領は訪米を予定している (時期は調整中)。 どんな顔で米大統領に会うのだろうか? それまでには、配備受け入れか否かは決着しているだろう。 まさか 訪米時にまで引き延ばし戦術には出ないだろう。
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ウィキペディアから__ 1897年 日清戦争 (1894~95年) の清の敗北を受けて締結された下関条約により、朝鮮は清の冊封体制から離脱し、朝鮮国から大韓帝国と国号を改める。

1904~05年 大日本帝国とロシア帝国との間で 朝鮮半島とロシア主権下の満洲南部と、日本海を主戦場として日露戦争が発生、ロシアが敗北。
1905年 第二次日韓協約。 大韓帝国は外交権を失い、日本の保護国となる。
1907年 第三次日韓協約。 大韓帝国内政権が日本の管轄下に入る。
 1910年 日韓併合条約を結び、大韓帝国は日本に併合される。


 高宗 (朝鮮王) は、李氏朝鮮国王・大韓帝国初代皇帝 (在位1863~1907)。 日米欧の列強諸国や宮廷内の権力争いの間に翻弄され、国を失った悲劇の皇帝であるが、外国勢力に頼りすぎる主体性の無さがかえって国内の混乱を招き、対外干渉を受け 国を失った亡国の主という批判もある。
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百年前 朝鮮半島を巡って隣国主要各国が蠢 (うごめ) いていたが、結果的に 日清戦争と日露戦争に勝利した日本が、大韓帝国を保護国とした。 35年後 第2次大戦で敗戦した日本が引き上げて 空白となった半島にソ連と米国の勢力が伸び、朝鮮戦争では中ソ北朝鮮と米韓が戦い、双方で何万人も死者を出して 38度線で休戦して今に至る。

大国の狭間にある半島では、大国間の様々な駆け引きが歴史的に行われてきた。 今もその駆け引きが行われようとしている。 しかし 歴史を読むと、どうもこの半島の “為政者” は国の操縦が傍目 (はため) にもうまいようには思えない。 また その轍 (てつ) を踏むのだろうか?

以上


※追加1_ 概要

THAAD は、敵弾道ミサイルがその航程の終末段階にさしかかり、大気圏に再突入している段階で、これを迎撃・撃破するために開発された。 従来 このような役目のためには、パトリオット PAC-3 が配備されてきた。 しかし パトリオット PAC-3 は、比較的小規模で展開しやすいかわりに射程が短いため、高速で突入してくる中距離弾道ミサイルなどへの対処が難しく、また 迎撃に成功した場合でも地上への被害が大きくなるという問題があった。

このことから、パトリオット PAC-3 よりも高高度、成層圏よりも上の高度で目標を迎撃するために開発されたのが THAAD である。 THAAD は大気圏外での交戦に特化しており、低高度での弾道ミサイル、あるいは通常航空機との交戦は、パトリオット PAC-3 など 従来型の HIMAD 用ミサイル・システムに任せることとなる。

また 大気圏外での交戦を重視していることから、洋上配備の SM-3 と同様の中間段階 (ミッドコース・フェイズ) 対処も可能と誤解されることがあるが、THAAD はその名前のとおりに終末段階での迎撃用であり、地上での中間段階対処については、より長射程・高射高の GBI (Ground Based Interceptor) が主としてこの任にあたる。

THAAD ミサイル・システム

THAAD ミサイルは、主として大気圏外での迎撃を想定して開発されており、赤外線で目標を追尾し、ロケット・スラスターで微調整しつつ、直撃による運動エネルギーで目標を撃破する運動エネルギー投射体を使用している。

システムの再設計もあって計画は遅れたが、2009年より配備が開始される見込みであり、また THAAD ミサイル・システムの一部である Xバンド、フェイズド・アレイ・タイプの移動式レーダー (FBX-T) は、その優れた探知能力を買われ、先行して AN/TPY-2 として制式化され、2006年6月 青森県の車力分屯基地に前方配備された。
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※追加2_ 中国の習近平国家主席が昨年7月、韓中首脳会談で朴槿恵 (パク・クネ) 大統領に主権国家論理を引き合いに出し、THAAD (高高度防衛ミサイル) の韓半島 (朝鮮半島) 配備に否定的な立場を伝達したと5日、国防消息筋が伝えた。 この消息筋は、「当時 習近平主席は『駐韓米軍を保護するという理由で米国が韓国に THAAD を配備する場合、韓国は主権国家として当然の権利を行使し、反対の意志を表明してほしい』という趣旨で朴大統領に直接協力を要請した」と話した。

習近平主席の訪韓前の昨年6月3日 カーティス・スカパロッティ駐韓米軍司令官が、韓国国防研究院 (KIDA) での講演で「THAAD の韓国展開を本国 (米国防総省) に要請した」と明らかにした。 それだけに習近平主席が韓中首脳会談で中国政府の懸念を公式に伝えたということだ。 国防消息筋は、「中国の常万全国防相が今月4日に開かれた韓中国防長官会談で THAAD の韓半島配備に懸念を表明したのは昨年の習近平主席の発言の延長線上にあるもの」と話した。

これに関し 外交部当局者も、「常万全国防相が今回ミサイル防御 (MD) と THAAD に関する中国の立場を明確に伝達するようにというミッションを課されてきたとみられる」とした。

学界のある中国専門家は、「昨年 韓中首脳会談が予定された時間より長くなった理由は習近平主席が事前に準備した原稿を長く読み上げ、その中に (THAAD 関連の) 発言が含まれていたと聞いた」とし、「当時 朴大統領は韓国型 MD である KAMD は米国の MD と違って、北朝鮮の威嚇に対処するためのものであるから中国が憂慮する状況はないだろうと説明した」と伝えた。 

韓民求 (ハン・ミング) 国防部長官も、4日 常万全国防相に「現在、米国が THAAD に関して韓国政府に配備を要請したことも、協議を要求したこともない」と説明したという。

しかし 中国の敏感な反応から推し量ると、THAAD に関する論議はおさまらないものと見通される。 米国上院・下院軍事委員会は昨年12月に合意した国防授権法案 (HR 3979) で新任の国防長官 (アシュトン・カーター内定者) が、独立的な調査委員会を構成して今年中に韓日米 MD 協力方案をまとめた報告書を議会に提出するようにと明示した。

これに伴い 韓国政府も THAAD と関連して周辺国に釈明だけするのではなく積極的な戦略を立てなければならないという指摘も提起されている。 パク・フィラク国民大学政治大学院長は、「北朝鮮のミサイル威嚇が大きくなる状況で韓国が自らの防御のために THAAD が必要だと判断すれば中国の憂慮と関係なく推進すべき」と話した。
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※追加3_ 米国がミサイル防衛 (MD) の一環として 韓国への配備を検討しているとされる最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD」について、中国とロシアが反対の声を強めている。 韓米両国は THAAD の韓国配備について、正式に議論したことはないと繰り返し表明している。

ロシアのチモニン駐韓大使は10日午後、ソウルのロシア大使館で開かれた行事のあいさつで、「MD システムをアジア太平洋地域に拡大しようとする米国の意図が逆効果を生み不安定化につながる」と述べ、THAAD の配備問題について懸念を示した。

ロシア外務省は昨年7月 THAAD について、「北東アジア地域の戦略的情勢に否定的な影響を及ぼし、朝鮮半島の核問題解決もより困難な状況になる」との立場を表明した。

また 中国の習近平国家主席も、昨年7月 ソウルで開催された韓中首脳会談でミサイル防衛システム問題に言及し、朴槿恵 (パク・クネ) 大統領に対し慎重に対応してほしいと要請したとされる。

さらに 中国の常万全国防相は今月4日に開かれた韓中国防相会談で、韓国側に THAAD の韓国配備の可能性について懸念を伝えた。 中国とロシアが THAAD の配備をめぐり反対の立場を示しているのは、自国への影響を考慮しているためとみられる。

大陸間弾道ミサイル (ICBM) などの高高度弾道ミサイルを探知して迎撃する THAAD は、ミサイル防衛用警戒レーダー「Xバンドレーダー」と迎撃高度 40~150キロのミサイルで構成される。

探知距離が 1000キロを超えるとされるXバンドレーダーが韓国に配備されれば、中国とロシアの弾道ミサイル基地の動向も明らかになる。

韓国政府周辺では、中国とロシアが THAAD 配備に反対の立場を取っているのは戦略的な点を踏まえた上でのことだとの見方が出ている。 韓米両国が THAAD の配備について決定した事項はないと重ねて強調しているにもかかわらず、繰り返し問題提起するのには別の意図があるというわけだ。

アジアでの影響力を強めようとする中国は、THAAD に言及することで事実上、韓米同盟に揺さぶりをかけているのではないかという指摘も出ている。

中国が主導する国際金融機関「アジアインフラ投資銀行」(AIIB) への参加を韓国に促すことで、経済面で韓米を遠ざけようとしているのと同様に、安保面で米国をけん制するため THAAD への言及を続けているという声も上がっている。

ロシアについては、ウクライナ問題で欧米と対立を深めていることが THAAD をめぐる議論にも影響を与えているとの指摘がある。

韓国国立外交院の尹徳敏 (ユン・ドクミン) 院長は11日、「米国と中国のどちらにつくかという議論ではなく、北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対しどんな抑止力が必要かについて国益の観点から韓国の立場を決めなければならない」と話した。
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※追加4_ 米国と中国のどちらを重視するのか。 中国からこんな「踏み絵」を突きつけられ、朴槿恵 (パク・クネ) 政権が対応に苦慮している。

「本当に困った状況になった。 韓国はいよいよ、米中の板挟みになってしまう」。 朴政権に近い韓国の安全保障専門家はこう打ち明ける。

■中国に脅威のミサイル防衛

火種になっているのは、米国が在韓米軍への配備を検討している新しいミサイル防衛システム。 中国がこれに真っ向から反対を唱え、韓国に圧力をかけ始めたのだ。 その名称は、「戦域高高度防衛ミサイル (THAAD)」。 地上 100キロ以上の高さでミサイルを迎撃できるほか、半径 1000キロを超える範囲を監視できる高性能レーダーをそなえているといわれる。

この配備をめぐる対立が表面化したのが、2月4日 ソウルで開かれた中韓国防相会談だった。 韓国側によると、常万全・中国国防相が約100分間の会談の半ばで この問題を切り出し、在韓米軍による THAAD 配備に懸念を示した。 中国が公式会談で、否定的な見解を伝えるのは初めてという。

もっとも 中国の反対自体は、予想されたことだった。 THAAD が韓国に配備されれば、北朝鮮だけでなく 中国のミサイルも弱体化されかねないとの分析が、以前から中国内にあったからだ。「半径 1000キロ超」とされるレーダー能力の高さも、中国からみれば脅威だ。 それが本当なら、中国関連の情報まで探られかねないからだ。

むしろ興味深いのは、なぜ中国がいまになって公式に反対を表明し、韓国への圧力を強めだしたのか、である。 米軍による韓国配備の構想が浮上したのは、今に始まったことではない。 すでに昨年6月 在韓米軍のスカパロッティ司令官が講演で、検討中であることを明らかにしていた。

ところが 中国はその後も、公式の場で反対を唱えたり、あからさまに韓国に圧力をかけたりすることは控えていた。 昨年7月の中韓首脳会談で 習近平国家主席が朴大統領に、「慎重な対応」を要請したとの報道もある (韓国の聯合ニュース)。 だが 両国とも発言の有無は明らかにしていない。

風向きが微妙に変わりだしたのが、昨年10月下旬。 中国の邱国洪駐韓大使がソウル市内の対話フォーラムに出席した際、会場からの質問を受け、THAAD 配備への反対に言及した (昨年10月20日付 韓国の中央日報)。

中国はこうした段階を経て、2月4日の中韓国防相会談で一気に対応を切り替えた。 やんわりと異論を唱えるのでなく、韓国に表立って「踏み絵」を突きつける路線に転じたのである。

中国の意図はどこにあるのか。 複数の日韓関係筋の話をまとめると、次のような見方が多い。

中国は当初、この問題は荒立てず、水面下で韓国に「対処」してもらおうとした。 このほうが中国重視の朴大統領を追い込まず、米国とも正面からケンカしないですむと考えた。 だが オバマ政権が昨年11月の中間選挙で敗北し、中東危機に忙殺されるのをみて、米韓にもっと強気に出ても大丈夫だ、と判断した――。

■「両てんびん外交」は曲がり角

韓国としては、在韓米軍への THAAD 配備には反対しないが、韓国軍には導入しないという方針で、事態をおさめたい考えのようだ。 米中双方を気遣う姿勢がうかがえる。 最終的には、米側の出方が大きなカギをにぎる。 米側としては配備は実現したいが、韓国を必要以上に追い込みたくはないのが本音だろう。

「THAAD 配備の可能性も含め、朝鮮半島でのミサイル防衛は、北朝鮮に向けられたものだ」。 ブリンケン米国務副長官は、6日 日中韓歴訪を前にツイッターでこう発信した。 米中両方とうまく折り合い、国益を確保しようとする韓国の朴政権。 この「両てんびん外交」はいま、曲がり角にきているようにみえる。

以上

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