goo blog サービス終了のお知らせ 

シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

放水の評価は?

2011年03月18日 | 事件事故の多い世
イラストは日経記事から。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
暴走しているかも知れない東電の福島第一原発。 早く冷却しないと、最悪の事態に突入する可能性が高まってきた。 自衛隊ヘリによる必死の放水が行われ、続いて放水車による地上からの放水が実施された。 我々 国民も世界中も固唾を飲んで見守っています。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
「放水継続が頼みの綱 福島第1原発、電源回復と両面作戦」(日経 3月18日) _ ※追加1へ

「水投下の前後 放射線量変化なし」(NHK 3月17日) _ ※追加2へ

「3号機冷却へ陸自ヘリから放水 福島第1原発 」(日経 3月17日) _ ※追加3へ

「”決死隊だ” 放水作戦敢行の警視庁機動隊員ら原発へ 放射能漏れ」(産経新聞 3月17日) _ ※追加4へ
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
昨日 我が家のゴミ出しの木曜日、庭でネコフンを見つけました。 近所を徘徊するネコの落とし物で、時々見つけます。

その度に乾いた頃を見計らって、スコップですくいあげ、ゴミ袋に入れて捨てるのですが__これも原発の事故対応と ある意味 似ているなぁとも思いました。

そのままにして放置すればニオイを放って臭いままだし、雨で流されるのを待つ訳にもいかず、結局 半日ほどほっておくと適当に乾いて固くなるので、その頃に拾って捨てています。

すくいあげる時、"現物" に近づくのでニオイを強く嗅いでしまいますが、そのままではいつまでも臭いままですから仕方ありません。 ネコはかわいい動物です、落とし物さえなければ、ね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
勿論 原発事故はネコフンとは違います。 これは国家的な非常事態です。

危険を顧みず 放水に参加した自衛隊隊員、警視庁職員には頭を下げざるを得ません。 放水後の放射能線量の変化がどうなったのか評価が待たれます。

もう少し記事を集め 読み込んでコメントを書きたいのですが、もうじきこの地区の計画停電が始まりますので、取りあえずここまでに。 後ほど追加したいと思います。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
産経新聞から__東京電力福島事務所は18日午前8時に記者会見し、東日本大震災の被害で水位低下した使用済み燃料プールへの17日の放水の結果、「水蒸気の量が少し減っているようだ」と述べ、一定の成果があったとの見方を示した。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
__と定量的な効果ではないので、まだなんともいえません。 今後の電源確保による関係者の努力を見守りたいと思います。

以上


※追加1_ 東日本巨大地震で被災した福島第1原子力発電所で、放射性物質が外部へ大量に放出する危険性が出ている。 17日、3号機にはヘリコプターで上空から海水を投下したのに続き、地上からも放水した。 ただ効果は限定的との見方もあり、継続的な放水が欠かせないほか、冷却水を供給する安定的な電源の確保が急務となっている。

放水したのは、水蒸気が発生している3号機の使用済み核燃料プールを冷却するのが狙い。

上空から海水を投下したのは計4回で、合計約 30トン。 地上からは4~6トンの水を送る能力を持つ放水車を、自衛隊が5台、警視庁が1台使い、それぞれ放水した。 水は原子炉建屋に届いたという。

いずれも高い放射線量を浴びる危険性のある作業で、実際にどの程度の水が核燃料プールに届いたかなどは不明。「水蒸気が目視でき、一定の効果はあった」(東京電力) としている。

ただ、3号機の使用済み核燃料プールにある燃料棒を完全に水に浸すには、約 500トンの水が必要だといわれる。 近畿大学原子力研究所の伊藤哲夫所長は「一時的に核燃料棒の温度を下げることはできたかもしれないが、完全に水に浸さないと温度を下げる効果は少ない」と指摘する。 東電などは効果などを見極めた上で、明日以降も継続する方針だ。

4号機は東電がヘリコプターから確認したところ、使用済み核燃料プールに水が入っている可能性があることも分かった。 ただ、水温は14日のセ氏 84度を最後に電池が切れて計測不能に陥っている。

水素爆発を起こした1号機と圧力抑制室が損傷した可能性がある2号機は、海水を注入して原子炉内の温度は保たれているとみられる。 1台の非常用発電機で冷却水を動かす5、6号機でも核燃料プールの温度が上がっており、4号機と同じように火災が発生する可能性もある。

東電は安定的な原子炉の冷却に向け、外部から電気を受け入れる態勢を整えつつある。 17日夕方に福島第1原発敷地内で東北電力からの電源ケーブルの接続準備を進めた。 1、2、3、4号機用の配電盤を設置するほか、18日にも同2号機にケーブルの接続を試みる。 2号機は格納容器の一部が破損しているが、破損が比較的少なく、電源を供給すれば冷却水を送る装置が復旧する可能性が高い。

福島第1原発では津波の影響で非常用電源の大半が故障した。 電源を安定的に供給できれば、既存の冷却装置のうち使用可能な設備を稼働させ、原子炉や使用済み核燃料プールなどへ注水することで冷やす作業を加速できる。
……………………………………………………
※追加2_ 冷却機能が失われ深刻な状態が続いている福島第一原子力発電所で、自衛隊のヘリコプターを使って上空から3号機の使用済み燃料プールに水を入れる作業が行われました。 東京電力によりますと、原発の敷地内で計測された放射線の量は、投下の前とあととで、今のところ大きな変化はないということです。

福島第一原子力発電所の3号機と4号機では、使用済み燃料を保管しているプールが冷却できない状態になり、温度が上がって水が蒸発しているとみられています。 この状態が続けば、燃料が溶けて放射性物質が外部に漏れ出すおそれがあるとして、政府の対策本部では、自衛隊と警察庁に要請し、空や地上からプールに水を入れる作業を行うことにしました。 このうち、自衛隊のヘリコプターを使って上空から3号機の使用済み燃料プールに水を入れる作業が、17日午前9時48分から午前10時1分までの間に4回行われました。

これについて、東京電力福島事務所が記者会見し、3号機から百数十メートル離れた事務本館で放射線の量を計測したところ、投下の前の午前9時40分に1時間当たり 3782マイクロシーベルトだった数値が、投下が終了したあとの午前10時20分でも、1時間当たり 3754マイクロシーベルトと、今のところ大きな変化がないことを明らかにしました。
……………………………………………………
※追加3_ 難航している福島第1原子力発電所の冷却作業が17日午前、相次いで始まった。 陸上自衛隊のヘリコプターが上空から3号機に海水を投下した。 使用済み核燃料プールを満たすのが狙い。 自衛隊は消防車も派遣、同日午後に警視庁の高圧放水車などと3、4号機に放水する。 東京電力は仮設電源の設置工事を計画、十分な電源を確保し原子炉内の冷却機能を復旧させる。 だが、放水で使用済み核燃料が急激に冷えると爆発の恐れもある。 事態解決に向けた作業は綱渡りの状態が続く。

陸自のヘリは4機態勢。 2機がそれぞれ最大7トンの海水を運び、残り2機が上空の放射線量監視と投下の指揮を分担した。 17日午前9時48分から同10時にかけて3号機の上空数十メートルから海水を4回投下した。

東電によると、ヘリからの放水の前後で、原発敷地内の放射線量は 3.7ミリシーベルトで変わっていない。 3号機のプールは水が蒸発して放射性物質を含む水蒸気が出ている可能性がある。 4号機は16日、ヘリから見て水がプールにあったという。

自衛隊は、強い放水能力を持つ消防車11両も現地に派遣。 燃料タンク車2両も同行し、陸海空各自衛隊の約 40人が消火にあたる。 警視庁は機動隊の高圧放水車1両を派遣。 最大80メートル近く放水でき、3、4号機への放水に向け準備を始めた。

3、4号機の使用済み燃料プールは縦10メートル、横12メートル、深さ11メートル。 カラの状態から水を満たすには 1320トンの水が必要。

一方、東電は原発敷地内に仮設電源を設置する。 緊急炉心冷却装置 (ECCS) をはじめ冷却機能を復旧させるのが狙い。 原子炉圧力容器や格納容器などへ大量の海水を送り、燃料棒を冷やす。

現在、1~3号機の原子炉圧力容器には消防車4両で海水を流し込んでいるが能力が足りず、燃料棒は水から露出したまま。 燃料棒が溶けて水素爆発を起こしたり放射性物質が出たりする恐れがある。 定期検査中の5、6号機も電源不足で燃料棒が入った圧力容器内の水位が最大 60センチ下がった。

工事は電源車や電源盤など制御用の設備を設置。 東北電力の送配電網から電力を供給する電力ケーブルの設置工事も同時に進める。 完成は早ければ17日午後になる見通し。
……………………………………………………
※追加4_ 警視庁の幹部は「まさに決死隊だ」と声を振り絞った。 17日に開始された福島第1原発への放水作戦。 前日には放射線量が高いことを理由に、自衛隊がヘリコプターからの3号機への注水を断念したほど。 建屋の穴から使用済み核燃料貯蔵プールに注水はできるのか。 全国民が固唾をのんで見守った。

「操縦は警察官にお願いできないか」。 16日、東電側からの依頼に警察庁と警視庁の幹部に緊張が走った。 当初は高圧放水車を東電側に提供するだけだったが、東電の社員では操縦は難しいという理由だった。

原発の事態が緊迫化するなか、警視庁は急遽、扱いに慣れた機動隊員を中心に十数人の部隊を編成し、福島に派遣した。 ただ、作戦実行に向けて最も高い壁は隊員の安全確保。建屋からわずか50メートルと、ヘリよりも近づかなければならないのに安全は保てるのか。 警察当局は「自衛隊でも東京電力でもどちらでもいい。 とにかく一番いい防護服を」と要請したという。

高圧放水車が1回にできる放水はわずか2分。 放水と注水を繰り返す作業に無駄は許されない。 東電の社員を交えた計画が綿密に立てられた。 高圧放水車は東電側が事前に第1原発に運び込まれ、隊員らは20キロ圏外で待機し、出動の機会をうかがった。

一方、東京・霞が関の警察庁では17日早朝から幹部らが登庁。 警視庁でも警備部の幹部らが現場からの報告を待った。 午前10時半前、自衛隊ヘリからの4回の海水投下作戦が終わった直後、機動隊員らが原発に向けて出発した。

以上

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (TAKA)
2011-03-20 10:31:43
何故3号機にばかり放水をするのか?不思議ですね?政府は注水と言っていますが、放水して汚染物質を流しているようにも見えるが。。。

一節によると3号機はプルトニウムを原料にしている原子炉で、他のウランを燃料にしている原子炉とは危険度が全然違うらしい。

政府やNHKではこの違いを一切話していませんが、プルトニウムはウランと違い中性子線量がかなり高いらしいです。

3号機の爆発をテレビで見た時に、他の号機の水素爆発と違い、原爆雲を見ているような黒いきのこ雲状でしたので、他とは違うように感じました。

追伸:文部科学省が各地の放射線量を時系列で公表しています。只、福島県と宮城県だけは時系列ではないのが何故?
http://www.mext.go.jp/
疑いたくないが隠ぺい体質を感じるのは自分だけ?
返信する
その可能性はあります (シャンテ サラ)
2011-03-20 15:01:55
官房長官を始めとして、東電や保安関係者の記者会見を聞いていると、非っ常~に分かり易いとはいえないですね。 みなそれぞれ会見を聞く国民に不要な不安を髪の毛ほども与えないよう最新の注意を払いながら話しています。

だから、放送局のコメンテーターの解説や、新聞報道を読まないと実際には本当の事実に近づけません。 会見発表は "大本営発表" と思ったほうがいいと思います。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。