
左写真は1971年に開発されたインテルの 4004 (世界初のマイクロプロセッサ)。 右は独房の隣同士でチェスをする囚人たち (撮影コーネル・キャパ 1972年)。
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20日土曜午後 友人と秋葉原で1年振りに会う予定で都心に出向いた。 昼前にお茶の水駅に着き、馴染みのディスク・ユニオン店へ向かう。 11時前だったので、開店しているかなと思ったら、案の定 3人ほどが店前で立って待っていた。 店前に着くと 丁度店員さんが出てきて、待ち人に「どうぞ お入り下さい」という。 そのまま3人に続いて入店した。
ンで1時間半ほど中古 CD を探したが、買いたい CD は見つからなかった__悲劇! 1枚当り 200円 の小澤征爾全集 50枚ボックスセットに少し心が動いたが、こういう全集ものを買っても まず全て聴くにはうんと時間がかかるのが分かっているから購入しなかった。
以前買った “小澤征爾/マーラー全集” も聴き通すのに結構と時間がかかった。 10枚以上のセット物は マーラーを除いて購入しないようにしているのはこういう理由だ。 数枚ずつのセット物をジャケットを見ながら、解説を読みながら (ただ眺めながら?) 聴くのが楽しい。
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歩いて15分ほどで秋葉原駅に到着。 秋葉原『肉の万世』の5階席でステーキ肉を友人と食べながら、窓の外の下の道路を走る車列を見ながら いった。
「今月売り出されたトヨタの燃料電池車が 720万円 だから、半分になったら かなり買う人が出てくるでしょう。 下で走っている車も、20年経ったら 半分は燃料電池車になってるかも知れませんね」
「2000年頃までは PC の LCD 画面で映画などを見ると色合いがオカシカッタですが、その後 色々と改良され、ブラウン管と遜色ない映像が実現されて、十数年後の今 ブラウン管 TV やモニターが LCD TV や LCD モニターに駆逐されてしまうなんて、これも想像できませんでした」
「ここらか見える あのビルは石丸電機のレコード・CD 専門のビルだったんですが、もう全部撤退して、別のテナントが入ってますね。 石丸電機本店も閉鎖されて、全面撤退です。 照明のヤマギワも、南電機もなくなっちゃって秋葉原も様変わりですよ。 30年前に CD が発売されて、今これほどまでレコード盤が CD に置き換わるなんて、誰も想像できなかったですよね。 こういったことなどから また20年経ったら、色んなものが変わるんでしょうね」
「そうだ まだまだ ドンドン変わっていくよ。 今 私が使っている最新の PC は、HD を使わず、SSD (個体メモリーのフラッシュメモリーのこと) だけだから、起動は瞬時だよ。 64GB で 8万円 くらいだ」
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そういって、ソニーの最新スマホを取り出し、スマホに向かってしゃべりかけた。「××会社、株価」というと、たちどころに××会社の株価が表示された。 スマホが人の声を認識し、ネット経由で前日の株価を引っ張り出してきて表示する。 昔の SF 映画のワンシーンのようだ。
スマホを私に向けて写真を撮る。 ちょっと曇りだったが、フラッシュが光ることはなく撮影、すぐに撮った写真を見せてくれたが、2000万画素で撮った画像は問題なく鮮明だ。 あまりに自分の顔が老けているので、いやになった。
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冒頭左写真は もともと電卓用に開発され、一般市販向けに発売された記念すべき MPU の 4004。 40年経って MPU はありとあらゆる電子製品、車、産業機器に使われ、犬の埋め込み認証チップにまで半導体が使われて、世界中の人々が意識せずに使うという具合に、半導体はなくてはならない製品となっている。 40年前 誰もこうは想像できなかっただろう。
また 通信の発達で、独房の隣同士でなくとも、インターネット経由で世界中の人々とリアルタイムでチェスをすることが可能となっている。 もちろん 通話も同様だ。 40年前は国際電話を申し込んで、相当な金額を払って通話するしかなかった時代からすると別世界の趣きがある。
20年後はどんな風景になっているだろう。
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液晶テレビとは、テレビ画面に、液晶を用いたテレビである。 1982年 エプソンが世界で初めて液晶ディスプレイ (反射型 1.2型) を使用したテレビ付きデジタル時計を販売。 その後1984年には、TFT カラー液晶 (透過型 2.1型) を採用したポケットテレビを販売した。 最初に比較的大型の民生用商品の市場投入をしたのはシャープで、当時の商品は1995年の日経優秀製品・サービス賞で産業新聞・最優秀賞に選ばれている。 2000年代後半に急速に普及し、従来のブラウン管テレビと売上が逆転。 現在の日本では国内外の多くのメーカーが発売し競争が激しくなっている (ウィキペディアから)。
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以上