シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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小池一夜城は蜃気楼だった?

2017年11月18日 | 政治家 政治屋?
小池氏の後ろに立つ前原氏ともう1人の顔は、蝋人形か 死んだ魚の眼のような虚ろな表情に見えます (10月19日 東京・錦糸町駅前で前原民進党代表と演説する小池氏)。
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14日に希望の党代表を辞任した 小池氏に吹いていた風とは一体 何だったのでしょうか?

私は、彼女はムードメーカーで、”具体的な話しをしない政治屋さんだなぁ” と感じていましたから、元々強い興味は持っていませんでした。

でも 一般の人々はなぜか小池氏に魅かれて、多くの人々が投票したのでしょう。 ですから 都知事選で勝利し、都議選でも都民フが勝利したのです。
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「小池氏、希望代表辞任までの50日 風頼みの限界」(11月17日 日経新聞) __ 選挙後、前原氏は「一夜城のつくり方に問題があった」とも釈明した。「花粉症ゼロ」などを盛り込んだ急ごしらえの公約は不評を買い、落下傘で小選挙区を戦った候補は軒並み落ちた。
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それらの要因は何だったのかと思い返すと、相対的に小池氏を持ち上げる “アンチ小池” というか “悪役” がいたはずです。 都知事選 (2016年7月) では 悪役は前知事の舛添氏でした。 得票率 60% の中 出しゃばらずクリーンなイメージの小池氏は得票率 44% で、2位 27% (増田氏)、3位 20% (鳥越氏) に圧倒的な差をつけて都知事に当選しました。

都議選での悪役は 応援演説中のヤジに対し、「こんな人たちに負けるわけにはいかない」(7月1日 秋葉原) とキレてしまった “あの国会議員” です。 その結果は、全 127都議席中 都民ファーストの会が 55議席、公明 23議席、生活者ネットワーク1議席 (以上が与党 79議席)、野党 48議席 (自民 23 共産 19 民進5 維新の会1) と、圧倒的な差で第1党を率いてしまいました。

この “飛ぶ鳥落とす勢い” ともいえる 圧倒的に強い一連の動きを、小池氏自身はどう評価したでしょうか。 私がやることなすことは何でもうまくいくのは大衆の心をしっかり掴んでいるからだワ、発言したことをマスコミが必ず流すのは、私が首相と並んで注目されているからなんだワ、もしかしたら 首相以上かも __

こう自惚 (うぬぼ) れてしまっても不思議ではなかったでしょう __ 追い風が吹いている間は “追い風が自分自身の力だ” と錯覚してしまいがちなものです __ 希望の党の立ち上げまでは (9月25日)。 直後の9月末の2つの件が小池氏のイメージを暴 (あば) いてしまいます。

1つは自民党の小泉進次郎氏の発言です __
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「早くも失速 “希望の小池” 代表辞任のタイミング」(辻原修/HUFFPOST 10月17日) __「小池さんは選挙に出てきてほしい」(9月28日) と記者団に語り、「小池さんは選挙に出ても無責任、出なくても無責任のジレンマに陥った。 どちらの無責任か取りましょうよ」(10月1日 東京・豊島園駅前の街頭演説) とたたみかけた。
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党代表でありながら 国政選挙に出ないという矛盾を突かれ、これで幻 (まぼろし) を見ていた大衆は気づきます。

もう1つは あの “排除発言” です。 小池氏のイメージは ”クリーン政治家から女帝” へと変わり、民心は潮が引くようにさぁっと離れていきました。 それまでは追い風だったのが、今や向かい風になり 女帝イメージの小池氏にしばらくは追い風は吹かないと推測します。

小池氏が結党会見でいった事を、”具体的にイメージできない。 まるで高校生でも書けそうな、中身のないスカスカの文章” と見抜いた記事もあります。
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「”希望の党” の中身がカラッポすぎて、笑いが止まらない」(長谷川 幸洋/現代ビジネス 9月29日)
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墨俣一夜城 (すのまたいちやじょう) は、木下藤吉郎 (後の豊臣秀吉) がわずかな期間で 城を築いたと伝えられています。 ”小池氏が築いた一夜城” は 当初の期待は大きかったのですが、党結成からわずか50日で崩落してしまった感があります。

でも この “政界渡り鳥” と異名を持ち、ソフトで心地よい言葉で話しかけて大衆の心を掴むのがうまく、(中身のない) “ポピュリスト的政策” しか打ち出さない政治屋は、何かしら挽回策を考えていることでしょう。

以上

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