マスメディアでは、「終戦の日」と表現しているところがある。記念ということに抵抗を感じる人も多いらしい。
そんな今日、滋賀県平和祈念館に行った。戦争体験を聞いた後、ボランティアによるシベリア抑留の寸劇を観劇した。戦争体験の話では、戦争の悲惨さをあらためて認識させられた。最後に、戦争と平和に関し、自分の思いを語られたのは、印象的であった。寸劇は、ボランティアとは思えないほどの迫真の演技であった。飢え、厳しい寒さ、強制労働、家族が待つ祖国日本に帰るという強い気持こそが、辛さに打ち克ち復員の喜びを得たようだが、亡くなった人々のことを思うと、複雑な気持ちに襲われる。
戦後72年も経つと、悲惨な戦争のことは、遠い過去の出来事となってしまった。後10年もすれば、戦争を語り継ぐ人は居なくなるだろう。平和集会を開くと言えば、会場を貸してくれないところが多いらしい。平和な時代なのだろう。
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