笑顔の“いずみ”を湧かせるために

千葉市若葉区都賀にあります「いずみ整骨院」のブログです。

LESSON1 美への意識

2007-09-26 11:37:04 | スタッフの一言

美しくなりたい!! 

『美とは、美しいと認識することへの対象ではなく、美しさに満足したことを認識した対象にある。』…これは、哲学者カントの言葉です。

 つまり、満足を求めるところにあるのですね。『女でいる限り、キレイでいたいじゃない?棺桶に入った時もキレイでいたいもの。』…これは、エステサロンに通われている90歳のご婦人から聞いた言葉です。

 実は、これが長生きの秘訣なのかもしれませんね。美への意識・鏡を見る回数…これが、男性よりも女性の方が長生きされている方が多い理由と関係しているという説もあるようです。
 
 美人薄命とは言いますが・・意識している人ほど美しく、長生き!?
 
 今は、女性だけでなく、男性のスキンケア商品もたくさんありますね。肌トラブルには、シミ・シワ・ニキビ・くすみ・たるみ・敏感肌…様々ですね。では、美しい肌とは??
 
 ・潤いがあり、なめらか。
 ・きめが整っている。
 ・張り、弾力がある。
 ・血色が良く、透明感がある。
 
 あなたの肌には、何が必要ですか?
 
 以前は、『25歳がお肌の曲がり角』と言われていましたが、今は20歳と言われています。歳だから…肌質だから…諦めてしまっては、お肌がかわいそう。お肌のことをよく理解して、正しいお手入れで、より美しいお肌を手に入れましょう!!

 


消費期限と賞味期限「食の生活110番」から

2007-09-22 00:22:09 | 管理人の一言

消費期限と賞味期限「食の生活110番」から

 この夏、全国各地で説録的な猛暑が続きました。食の生活110番には「署さで食欲が落ち、賞味期限までに食べきれずに残ってしまう食品があります。思い切って捨てるべきですか」「家族が夏休みで、いつもより多めに料理を作り、余りがちです。冷蔵庫で保存していますが、どのくらいもちますか」など、食品の保存についてのご相談が多く入りました。

 市販食品の多くには、消費期限や賞味期限が表示されています。消費期限は、弁当・調理パン・総菜・魚や肉など、主に傷みやすい食品に、製造日からおよそ5日以内の設定となっています。併記の保存方法を守れば期限内に腐敗や変質の心配はありませんが、期限を過ぎると急に劣化が進むので、消費期限切れの食品は食べないようにしましょう。

 一方、賞味期限は調味料・各種飲料・菓子・缶詰など、すぐには傷みにくい、さまざまな食品に付いています。賞味期限は、これらの食品を開封せずに、決められた方法で保存した場合に、おいしく食べられる期限で、期日を過ぎたからといって、すぐに食べられなくなるというわけではありません。
 
 しかし、開封したり冷蔵品を温度の高い所においていたなど、指定外の保存状態だった場合には、期限内であっても劣化している可能性があるので注意が必要です。これらの期限表示は一応の目安です。劣化を見極め、捨てる・捨てない、食べる・食べない、の判断をするのは私たち自身です。表示のない食品や手作り食品についても同様です。
 
 食品の様子を見て、変色や嫌なにおいがしないか、かびのような異物はないか、糸をひくなどいつもと違っていないか、味に変化はないかなど、五感を働かせで異常を察知しましょう。そして、少しでもおかしいと感じたら、思い切って処分することをお勧めします。
 
 また、家庭で余った料理を冷蔵庫で保存する期間は、料理の種類や各家庭の保存状態によって異なります。冷凍できるものは早めに冷凍保存したり、ほかの料理に利用するなどして、なるべく早く使いきるようにしましょう。困ったときは「食の生活110番(03-342310110)」まで、お電話ください。


夏バテ解消法

2007-09-21 23:21:25 | 管理人の一言

夏バテ解消法

記録的な猛暑もやっと終わりに近づいてきました,が、まだまだ暑い日が続いています。署さで疲れ切った体をリフレッシュし、秋の体調へとうまく"シフトチェンジ"したいもの。夏バテ解消のポイントをまとめました。

8月、全国的にうだるような署い日が続きました。寝付きや寝起きが悪く、一日の疲れがなかなか取れない、何となくイライラする、食欲がない、仕事や勉強に意欲がわかない、といった、いわゆる夏バテの症状を、今年は多くの人が感じたことでしょう。人間の自律神経は、交感神経と副交感神経という、多くの臓器でほぼ正反対に作用する神経系統が交互にはたらくことにより、そのバランスで機能を正常に保っています。

体温を一定に保つため、大量の汗をかくと、この自律神経がバランスを崩します。すると、さまざまな臓器もその影響を受け、正常なはたらきを保てなくなってしまいます。こうした状態が長期間続くと、慢性的な疲労感や食欲不振といった体調不良に悩まされるようになります。これが夏バテの正体です。夏バテ解消のためには、食事をはじめとする生活習慣や生活リズムを意識的に注意して、できるだけ正常に近づけ、自律神経のバランスを整えるよう心掛けることが必要となります。

食事

 まず食事面で気をつけたいことは、朝昼晩の三食のリズムと、夜食の禁止、そして栄養面でのバランスです。特に栄養面で疲労回復に有効なのは、ビタミンB1です。豚肉や玄米、大豆製品に多く含まれています。また機能性成分として注目されているクエン酸は、ブドウ糖を活動エネルギーに変換する際に必要な成分です。

 梅干しや酢、レモンなどに含まれています。一方、冷たい飲み物は胃腸を冷やし、そのはたらきを弱めてしまいます。しかし大量に汗をかくので、水分補給は欠かせません。一気に大量の水分をとるのを控え、冷たい物ではなく、常温のお茶や水を少しずつゆっくり飲むようにしましょう。

半身浴

 自律神経のうち、交感神経が高まると、心拍数が増え、体は活動への準備を開始します。逆に副交感神経が高まると、心拍数は抑えられ、体はリラックスして休む態勢を整えます。朝は少し熱めのシャワーを浴びると、寝汗をさっぱりと洗い流せるとともに、全身の皮膚への刺激が交感神経に作用して、体を目覚めさせてくれます。

 一方、一日の疲れを取る夜も、暑い時期なのでついついシャワーで済ませてしまいがちです。しかし、副交感神経を刺激してリラックスするためには、37~40度のぬるめの湯に20~30分間、半身浴でゆっくりとつかるのが効果的とされています。

生活リズム

 エアコンの使いすぎも、体を冷やし、体温調節を狂わせる原因となります。設定温度が真夏のままになっていないか、いま一度確かめ、体の冷えを感じたら、エアコンをいったん止めるなど、省工ネのためにも、こまめに適温を保つよう心掛けたいものです。また寝不足は、自律神経システムにとって大敵となります。

 夜更かしが習慣化してしまっている人は特に、朝型の生活に戻していきましょう。四季のリズムに合わせて、人間の体にも四季があるといいます。朝晩が涼しくなる日が増えてぐるこの時期、持病がある人はもちろん、健康を自負する人も、油断せず、体調管理に努めていきましょう。


希薄な人間関係を考える

2007-09-20 23:04:57 | 管理人の一言

私のスクラップブックより新聞の切り抜きをご紹介します。

人間関係が希薄になってきたと言われています。これは、現代社会の大きな課題の一つでもあります。今回は、その現状と対応のヒントについて、宇部フロンティア大学の酒木保教授につづってもらいました。

 時々食事に行く、静かなレストランでのことである。久しぶりに、家族との食事と会話を楽しんでいた。ほかのテーブルでも、家族連れが食事を楽しんでおられた。静かな、そして楽しい食事風景である。家族の団らんが持たれていた。しかしそこに、突然、奇声を発した二人の子どもが飛び込んできた。そして、周りの人の目をまったく気にせず、店の中を走り回った。
 
 料理を運んでいる人がいるのに目もくれず、あたり構わず駆けめぐるので、たまったものではない。しばらくして、その子たちの母親が入ってきた。子どもによって強引に確保された席に平然と座った。しかも、騒いでいる子どもの声より大きいと思える声で、子どもと一緒に歌を歌いながら、お互いの手のひらを打ち付け合って、遊びを始めた。静かな私たちの団らんの雰囲気が、一瞬にして壊されてしまった。
 
 ほかの人からも、抗議の目線が向けられていたが、まったく無視して、騒がしく子どもと一緒に遊びを続けていた。子どもに教育をするべき、大人がまったく常識を欠いている典型例である。そこには、自分たちだけの素晴らしい親子関係があるのだろう。しかし、周りの人はまったく無視されているのである。内向きの、濃厚な親子関係だけに気が向き、周りの人を見えなくするのだろうかと思った。

  周りの人にとっては、何ともうとましく、騒がしい親と子とのじゃれ合いが、公衆道徳を無視してくり広げられていたのである。しかも、いかにも仲の良い親と子の関係であるように、その遊びに陶酔している母親には、あ然とした。

 仲の良さを周りに見せびらかしているようにも思えてきた。店を出た後で、怒りがこみ上げてきた。「静かにしてください」と書えなかった自分が情けなかったからである。同時に、非常識をさとすには、相当な勇気がいると思った。例えば、電車に乗っていて耳にするのが、携帯電話の使用禁止の放送である。特に優先席の付近では電源を切るようにとの放送が入る。

 しかし、そのような放送がまったくなかったかのように、優先席付近で、携帯電話でメールを打っている人がいる。中には、平気で大声で電話をかけている者もいる。周りの人は、彼らの行為を無視している。

 決められたことを守らないことが多くなったように思われる。私は、「やめてください」と何度も言おうとしたが、いつも黙ってしまう。そして、この次は注意しようと決意するのだが、結局、同じことを繰り返してしまう。しかし、この「かかわらない」ことが、希薄な人間関係を助長しているのだと感じる。
 
 先日、電車の中で体験したことがある。若い派手な感じの女性が、化粧をしていた。その女性は、化粧品を座席に並べたため、二人分の席を占有していた。電車が次の駅に着き、停車してドアが開いた。気骨のありそうな、老年期の男性が乗ってきた。その男性が、女性に「ここ、空いていますか」と少し強い口調で確認した。女性は黙ったまま、面倒くさそうにしながら、座席に広げた化粧品を、自分の方に引き寄せた。
 
 男性から厳しい言葉が発せられた。「あんた何で空いてますと返事をしないのだ」と。それでも女性は、無関心なそぶりをしていた。厳しい言葉に、反論もせず、わびもしない。私,は、無関心をここまで押し通されたら、次に言う言葉がないだろうと、見ていて思った。同時に、厳しい言葉を発したその男性を尊敬した。私は、この次は、非常識な行為に対して注意をしようと決意した。

 数日後、通勤先の駅で、女子高校生が階段に数人で座り込んで通行のさまたげになっていた。階段を上りきって、彼々たちの背後から、「そこにたむろして座っていると、みんなの迷惑になるからホームのいすに座りなさい」と、何とか言らことができた。
 
 みんなが迷惑する行為に注意をするのが、なぜこんなにも大変なのかと考えた。しかりつけて後で面倒なことになると厄介なので、見て見ぬふりをし、なるべくかかわらないようにしていたのである。一般に、不都合なことにかかわらないでおこうとする心理が、まん延しているのであろう。
 
 しかし、私たち自身も、随分周りに迷惑をかけているかもしれない。つまり、言われなければ分からないことが結構ある。無関心をよそおわず、お互いが注意しあうことこそ大切である。もちろん、さまざまなケースがあり、大きなトラブルにならないよう、状況や言い方などの工夫は大切だ。だが、より根本的には、注意が必要な時にはきちんとかかわっていくという、私たち一人一人の意識の向上が欠かせない。
 
 お年寄りに席をゆずらない若者を見かける。逆に、席をゆずられても「ありがとう」と言わないお年寄りもいる。ささやかな配慮と言葉がけが、人と人とのかかわりを生み出すのである。その代表格が、「あいさつ」である。まずは、朝のあいさつから始めてみよう。それが人とのつながりの一歩である。


森から未来を見る C・W・ニコル

2007-09-19 07:51:01 | 管理人の一言

自然の破壊は、人の心も破壊する――。

「森から未来を見る」と題し、作家のC・W・ニコル氏の購演が4日新宿で行われました。その要旨を紹介します。

森から未来を見る
残る豊かな生態系

 日本は、北に流氷があって、南にサンゴ礁がある島国です。この対照的な二つが見られる国は、ほかにはありません。日本の生態系は、本当に豊かで素晴らしい。日本に来て1年目の夏のこと、先輩と一緒に山に登りました。登っていくと、ブナの原生林に入りました。それまで暑かったのが、急に涼しくなった。風が吹き、いい香りがし、鳥のさえずりや水の音が聞こえてきました。感動しました。鳥肌が立って、涙が出てきました。
 
 英国の僕が育った地域にも、先祖が370年前に植えたブナ林がありますが、公園くらいの広さしかありません。僕の国は、日本にあるような景色を破壊し、失ってしまった。山歩きをしていてクマにも出あいました。英国では熊は900年以上前に絶滅しています。だから、日本の自然を見て、どれほどうらやましいと思ったか……。
 
 日本を旅すると山の恵みがたくさんあります。山菜、キノコ、タヌキ汁までいただきました。大都会もあって、近代化もしているのに、こんな文化はほかにはありません。だから日本が大好きなんです。

 1981年春にクマを探しに行ったら、数時間で4頭と出あい、足跡も7頭分見つけました。クマがいるとは、それだけの自然が残っているということです。翌年も同じ場所に行ったけれど、その時、クマはいなくなっていました。原生林は全部、伐採されていたんです。
 夏にトウモロコシが熟したころ、クマがやってきて、13頭のクマが殺されました。次の年には鉄砲水が起きて大きな被害が出ました。全部、山を丸坊主にしたためです。
 
 同じようなことが、日本中で起きていました。僕は、この国は."環境自殺"していると思ったほどです。

保護と放置は違う

 同じころ、生まれ故郷の南ウェールズから、森を復活させているとの手紙がきました。帰ってみたら感動した。炭坑で緑のなかったボタ山の上に森ができていました。森が回復したら、もともとあった場所にわき水が出始めた。
 
 川がきれいになった。ウサギ、ハリネズミ、リス、シカ……動物も増えた。鳥が増え、きれいな川にはサケが産卵に上ってきます。カワウソも戻った。この様子を見て、僕は日本で小さくてもいいから森をつくろうと思ったのです。荒れて放置された山を買い、地元の人を雇って一緒に森づくりに取り組み始めました。そしてアファンの森と名付けました。
ある人は「自然は自然に任せた方がいい」と言います。でも、保護と放置は違います。一回壊れた自然は、人間の愛情と汗で直さないとだめなんです。放置された杉林は、下は暗くなって、保水力が弱くなります。

 里山も、すぐ藪になってしまいます。森を再生するため、もうだめな木は間引いて、ほかの木を植えました。弱ってしまった木は、そのままでは元気になりません。川をつくる、木を間引く、そのまま放置する……自然と相談しながら取り組んでいます。
 
  世界的には減っているといわれるカエルも、我々の森では相変わらず元気です。少し手入れをするだけで、自然が喜んでくれます。我々の森にはたくさんの花が咲きます。昆虫が増え、エサを求めて鳥も来ます。鳥が落とすフンには種が含まれていて、多くの植物が育ちます。子どもたちも、この森が大好きになりました。

 
健康によい効果が

 現在の日本は、金持ちになったけれど、幸せではない人が増えているように思います。養護施設にいる7割の子どもたちが、自分の親に虐待されたり、捨てられたり、食べ物を与えられなかったり、ひどい状況です。私は、そんな子どもたちの心の窓を少しでも開けられたらと、森に招待をしています。そして、本当に笑顔が戻ります。

 日本の未来は子どもたちにかかっています。子どもが元気に暮らせる社会をつくるためには、建物だけでなく、自然を復活させなければだめなんです。アファンの森の周りでは、土地の値段が上がって、人口が増えています。
 
 自然を復活するということは、ただの道楽ではない。人々は美しい環境に住みたいんです。南ウェールズでは、以前は石造りの長屋の家は1軒10ポンドで買えました。今は7~9万ポンドもします。美しい森、きれいな川があるから人は戻ってくるのです。

 南ウェールズでは、医師が"森の中の散歩"を処方します。効果を調べたところ、2時間の森の散歩で、ほとんどの人の血圧が安定する。免疫力が改善され、ストレスが下がりました。どうしてそうなるのかは分かって・いません。でも、森は人間の健康によく、心の癒やしにも効果があるんです。

 健康的な国民によって、健康的な経済が復活します。平和もそこにしかありません。美しい日本を見て、歩いて、食べて、話せば、僕がそうだったように、日本が大好きになります。美しい日本をつくりましょう。


C・W・ニコル
1940年、英国・南ウェールズ生まれ。作家。(財)のC.W.ニコル・アファンの森財団理事長。カナダ政府の水産調査局、環境局技官として、北極地域などでの調査研究に携わる。62年、空手を学ぶため来日。81年から長野県黒姫に居を構え、作家活助を。エッセーや講演などで、環境問題に積極的な発言を続ける。95年、日本国籍を取得。


生きる力を引き出す

2007-09-17 12:19:16 | 管理人の一言

私管理人のスクラップブックより写真家大塚敦子さんの新聞コラムを紹介いたします。

おおつか・あつこ
パレスチナなどの国際紛争報道の後、欧米を舞台に、死と向き合う人々の生き方などをテーマに取材。写真絵本『さよならエルマおばあさん』で講談社出版文化賞絵本賞、小学館児童出版文化賞受賞。『野菜がかれらを育てた』『別れのレッスン』など著書多数。最新刊に写真絵本『元気になってね
フェンディ』。


生きる力を引き出す
(チャイルド・ライフ・スペシャリストの活動を追って)

「チャイルド・ライフ。スペシャリスト」(CLS)――日本ではまだほとんど知られていないが、病気の子どもたちのストレスや不安をやわらげ、元気になるよう応援する専門職だ。アメリカでは、400以上の小児病院、救急救命センター、ホスピスなどで活躍し、小児医療になくてはならない存在となっている。

普段着の"魔法使い"

 私が初めてCLSについて知ったのは7年ほど前、高度医療をおこなうマイアミ子ども病院でのこと。手術前の子どもたちに、人形を使って点滴や麻酔について説明したり、注射を嫌がって抵抗する子どもをなだめたりと、子どもたちを魔法のように落ち着かせてしまう普段着姿の女性たちを見かけた。
 
 彼女たちが「チャイルド・ライフ・スペシャリスト」だったのである。マイアミ子ども病院で出会った当時5歳の女の子フェンディは、左心室形成不全で、3度目の手術を受けることになっていた。
 
 入院期間中、フェンディの大きな支えとなっていたのが、CLSのエリンだ。命がけのむずかしい手術を受けるにあたり、彼女はなぜ手術が必要なのが、どんな治療を受けるのか、5歳のフェンディにも理解できる言葉でていねいに説明した。そのおかげで、フェンディは、落ち着いて手術に臨むことができた。フェンディは集中治療室に3週間いたが、そのあいだほぼ毎日エリンが来て、フェンディが少しでも楽しく過ごせるよう気を配った。
 なかでも、私が「これこそCLSの仕事の真髄」と感じたのは、フェンディが疲れきって気力をなくしてしまったときのことだ。「もう病院にいるの、嫌だ……」と泣きそうになるフェンディに、エリンは「メディカル・プレイ」というお医者きんごっこのような遊びをさせた。
 
 「これを付けると楽になるのよ」と人形に酸素吸入器を付けたり、注射したりする遊びを繰り返しているうちに、フェンディは目に見えて生き生きしてきた。やがて嫌がって外してばかりだった酸素吸入器を受け入れるようになり、いったんは失った気力が戻ってきたようだった。
 
 この日を境にフェンディは本格的な回復に向かい、2週間後、無事退院することができたのである。CLSの仕事とは、「子ども自身の生きる力を引き出す」こと。これはまさにそれを実感させられるエピソードだったと思う。病気に立ち向かうとき、自分自身が主体であると気がついた子どもは、驚くほどの底力を発揮する。
 
 フェンディは、そのことを見事に証明してみせてくれた。考えてみると、病院というのはつねに大人の都合で運営されている場所だ。子どもが泣こうがわめこうが、しなければならない治療はするしかない。それまで私もそのように考λていた。だが、CLSの仕事ぶりを見ているうちに、子どもの気持ちに寄り添いながら治療を進めることによって、医療者も子どもも恩恵を受けるのだということがわかってきた。
 
日本でも活躍の場を

 現在、日本で働くCLSは13人。国立がんセンターなどで活躍している。2001年から病棟保育士(医療保育士)に診療報酬が認められるようになり、これは大きな1歩だが、まだCLSや臨床心理士などには診療報酬が出ないい。多くの小児病院が経営に苦しんでいるなかでは、たしかに診療報酬の対象外のスタッフを確保するのは大変だろう。だが、言葉にならない子どもたちの思いを大人に伝え、また、大人の言葉を子どもたちにわかるように伝えるCLSのような存在が増えれば、小児医療はよりよいものになるのではないか。ぜひ活躍の場が広がってほしいと思う。


生活習慣病だらけの日本

2007-09-14 23:44:05 | 院長の一言
生活習慣病だらけの日本

現在、アレルギー疾患3人に1人、糖尿病患者は予備軍を含めて1,260万人、高血圧はそれ以上となっております。

生活習慣病の方でケガや様々な症状で来院されている皆さんは、人間本来の治癒力が発揮されていなようです。

「いずみ」では、運動療法、ストレス改善・解消の他、食生活改善の指導を行っております。

現在、玄米酵素というあらゆる病気に立ち向かえる食品と、ゲルマニウム含有素材により冷え、血行の改善を図り、さらに定期的な治療により、糖尿、血圧、不眠に問題を抱えられている多くの方が「真の健康」へ向かっております。

待合室のショーケースを参考にご覧ください。


シンスプリント

2007-09-12 23:05:14 | けが

シンスプリント

 Shin(シン)=脛、すね、「弁慶の泣きどころ」ともいいます。シンスプリントは古典的な病名であり、幅広い解釈があって内容が一定でありません。過労性(脛骨)骨膜炎、過労性脛部痛、脛骨内側症候群などとも呼ばれています。そのため本稿では、疲労骨折やコンパートメント症候群*を除外した、骨膜あるいは筋腱の炎症に起因する障害に限定して述べます。

原因
 オーバーユース症の1つであり、繰り返しのランニングやジャンプを過度に行った場合に発症しやすい障害です。過度の運動量、運動時間、運動内容、日数またはフォームの変更、硬い路面、薄く硬いシューズ(踵の摩耗)、下肢の形態異常(O脚、回内足、扁平足など)、下腿三頭筋の柔軟性低下、股・膝・足関節の柔軟性低下、足関節可動制限などが発生の誘因となります。このうち、新入部員などにみられる急激な運動量増加が一番悪い影響を及ぼします。思い当たる点がある人は、すぐに改善しましょう。
 病態は下腿内側筋群の疲労による柔軟性低下、特にヒラメ筋を主として後脛骨筋、長趾屈筋付着部が脛骨の表面を覆う骨膜を牽引して微細損傷(骨膜炎)をきたし、下腿内側の痛みを発生させるものと考えられます(図1、2)。ランナーの発生頻度が高く、その20~50%に発生するといわれます。


症状
 徐々に発生する下腿内側(主に脛骨内縁中1/3、目安として脛骨内踝より12~20cm上)の圧痛、運動時痛、腫張が主症状で、足屈筋の抵抗運動で痛みは増強します。
 症状の程度は、次の通りです。
Stage1:痛みはあるがウォームアップにより消失する
Stage2:ウォームアップにより痛みが消失するが、スポーツ活動終了近くに痛む
Stage3:日常活動に支障はないがスポーツ活動中、常に痛む
Stage4:局所の痛みは常に存在して日常生活にも支障がある
 


検査
 骨膜の炎症であるので、レントゲン上では変化がないのが一般的です。症状が続く場合は再検査も必要です。この場合、のちに骨変化が出てきたら疲労骨折と診断を変更します。ただし、MRI画像にて脛骨の骨膜に肥厚した高信号変化(白色)が見られる場合があります。

治療
 運動量など、考えられる上記の原因を制限します。急性期は局所の安静(ランニングの休止)、アイシング(アイスマッサージも)、消炎鎮痛剤を用います。形態補正には足底板を用います。
 
ポイント
 脛に痛みを訴える選手がいたら、最近急激に運動量を増加してないかチェックすること。リハビリに際しては十分な治療期間を待たずに早期復帰することや、急激な運動量増加は再発を招きますので注意しましょう。練習前はもとより特に練習後に入念なストレッチングを行い、その日の疲労を残さないようケアを徹底しましょう。

「スポーツの鉄人に聞け」より


オスグッド病

2007-09-11 07:04:08 | けが

 小学校高学年から中学校の生徒が、積極的なスポーツ活動をしているうちにひざ膝の前面(けいこつそめんぶ脛骨粗面部)(図1)に痛みや骨の隆起を訴え、よく外来を受診されます。その多くはオスグッド病と呼ばれる10代前半に好発する代表的なこったんしょう骨端症(成長期に起きる骨の病変)で、脛骨粗面のこったんなんこつ骨端軟骨に分離や遊離(骨が一部はがれること)が生じる障害です。  症状は、スポーツ時の膝前方部分の痛みや腫れでひどい時には通常の歩行時にも痛みを訴えることもあります。

 発生原因には色々な説がありますが現在ではスポーツなどによる"使いすぎ症候群"の一つされ、非常に広い意味での疲労骨折と考えても良いと思います。
 膝を伸ばす筋肉であるだいたいしとうきん大腿四頭筋(太ももの筋肉)は、ひつがいこつ膝蓋骨(お皿と呼ばれる骨)とひつがいじんたい膝蓋靱帯(お皿の下のすじ)を介し脛骨粗面に付着しています。したがってランニングやジャンプ動作により大腿四頭筋が収縮すると、膝蓋靱帯をとおして脛骨粗面に牽引力が繰り返しかかることにより骨端軟骨に隆起や剥離が起きます(図1)、これがオスグッド病です。


(図1)膝関節伸展機構:大腿四頭筋、膝蓋骨、膝蓋靱帯、脛骨粗面に加わるストレス

 
 治療は、痛みの程度やスポーツ時の障害の程度により異なります。もちろん非常に痛みが強い場合には一時的にスポーツを休止する必要がありますが、基本的には活動を続けながら治療を行います。軽症例では、消炎鎮痛入りの外用薬等で軽快しますがスポーツ活動時の痛みが続く時には脛骨粗面にかかるストレスを軽減する特殊なサポーターを装着する方法もあります。症状の程度に関わらず非常に大事なことは、スポーツ前後の特に活動後の大腿四頭筋のストレッチングです。さらにストレッチ後に、アイシングをすると効果的です。

 オスグッド病による膝の痛みは、骨の成長が完了するに伴い軽減し将来障害が残りスポーツに支障をきたすことはほとんどありません(骨の出っ張りは残ります)。したがって充分知識を持ったコーチや指導者のもとであれば、普段のストレッチなどのケアーをしっかりし、痛みかひどくならないように練習量をコントロールすればスポーツを続けながら治療できます。 


百寿者に学ぶ老化速度をゆるめる生活(2)

2007-09-10 23:23:57 | スタッフの一言

「食事編」
●全体の食事量は腹八分目から七分目
日野原重明さんの現在の一日の食事です。


・ジュース(オリーブオイル大さじ1入り)・牛乳コップ1杯・ミルクコーヒー・果物少し

・牛乳コップ1杯・クッキー2枚

・ご飯半膳くらい・お肉(120gくらいのヒレ肉を週2~3回)・お魚(だいたい毎日)・野菜たっぷり

 一日分の食事は1300キロカロリーです。年をとるとどうしても運動量も減るので、それに合わせて摂取カロリーを調整し、食べ過ぎないこと、「腹八分目から七分目」が大切です。ただし、たんぱく質やカルシウム、野菜は十分にとるように、糖分は控えるように心がけているそうです。


●朝食に秘密がありました!

 食事のなかでも朝食は、1日3食の中で食前の空腹時間がもっとも長いため、朝からいっきに血糖値の上がるような食事をとると、インスリンも急激にたくさん必要になります。朝食に何を食べるかが大切です。
 
 故・三浦敬三さんは朝食に「キムチ豆腐納豆」を食べていました。納豆は粘りのある食べものの代表格ですが、粘り成分は血液中の糖を包んで吸収をゆるやかにし、血糖値の急激な上昇を抑えます。粘りのある食材は他にもオクラや山芋、はちみつなどがあります。

 板橋光さんは朝に「はちみつごまみそトースト」を食べています。はちみつ、ごまやみそに含まれるミネラル成分はインスリンに良いはたらきをします。

◆板橋光さんの「はちみつごまみそペースト」簡単レシピ◆

①好みの量の黒ごまをする。
②鍋に、すった黒ごまと、同量のみそ、2/3程度の砂糖を入れ、水を入れて煮込む。泡だって、艶が出るまで煮る。砂糖が固まらないようかき混ぜるのがコツ。
③火を止め、はちみつを適量混ぜてできあがり。