笑顔の“いずみ”を湧かせるために

千葉市若葉区都賀にあります「いずみ整骨院」のブログです。

RICE(ライス)処置

2007-06-30 08:07:17 | けが
先日、院長先生が怪我をした高校生の治療をしていたときにRICE処置の話をしていました。RICE処置は応急処置の基本ですので説明しておきたいと思います。

RICE(ライス)とは処置の頭文字をとって呼ばれています。

REST (レスト)・・・・安静にする
ICE (アイス)・・・・患部を冷やす
COMPRESSION(コンプレッション)・・・・圧迫する
ELEVATION(エレベーション)・・・・患部を高く保つ

です。それぞれ説明していきます。

REST (レスト)・・・・安静にする
●試合や練習を一時中断して安静にすることは、どんなケガであっても同じです。運動中止直後の安静は腫れや炎症を抑え、出血を最小限に食い止めることができます。固定には副木を利用するのが最適ですが、なければ手近にあるダンボールや板などなんでも構いません。
●その後の処置による患部の安静にはテーピングやギプス、松葉杖やクラッチの補助を用います。障害個所を早く動かしすぎると内出血などを増すだけでなく、機能障害も悪化させる恐れがあり、回復を長引かせます。ケガの状態を満足に確認しないままプレーを続行するのは避けましょう。


ICE (アイス)・・・・患部を冷やす
●突き指や捻挫、靭帯の損傷、骨折、打撲などではほとんどの場合、内出血と腫れが見られます。これらを最小限に食い止めるもっとも有効な手段が冷却です。腫れ上がる前、つまりケガの直後に行うのがポイントです。

●受傷後の冷却は組織の代謝を下げ、組織が必要とする酸素の量を減らします。その結果、組織の壊疽を防ぎ、周囲の正常な細胞を守ることになるのです。しかし、長い間冷やしすぎると細胞もダメージを受けてしまいます。
●最良の冷却方法は、氷を使ったアイスパックを皮膚に直接当てることです。凍らせたゲルパックはアイスパックよりも冷却温度が低いので、皮膚に直接当てないようにします。アイスパックを当てている時間は最高20分にとどめ、感覚がなくなればそのときに取り去ります。そして寝るまで1時間から1時間半ごとに冷却を繰り返します。障害の程度や範囲によって24~72時間これを続けます。
●ここからは、冷却時の注意事項について具体的に解説します。冷却する時間は10~20分程度が一般的ですが、その人の体質などによって適切な冷却時間は異なります。そこで、時間の目安とともに自分自身の感覚も目安として利用します。冷却するとまずジーンとする痛みを感じます。その痛みはやがて暖かく感じられるようになり、その後ぴりぴりと針に刺されるように感じます。そして、最終的に感覚がなくなります。即ち、冷却によって[痛い→暖かい→ぴりぴりしびれる→感覚がなくなる]という四つの段階をとおるのです。これを通り越して再び痛みが出始めたら、凍傷の危険性があるので冷却を止めます。基本的には感覚がなくなるまで冷却することです。


COMPRESSION(コンプレッション)・・・・圧迫する
●ほとんどの急性の障害では、すぐに圧迫を加えることは冷却と高挙とともに重要であると考えられています。腫れてくる前、つまり冷却と同時に行うのが理想的です。
●患部を圧迫することは、内出血と血腫の形成を軽減します。また圧迫することで組織間に浸出液が浸透するのを防ぎ、その吸収も促進します。ただし、あまり圧迫が強いと血液などの循環がわるくなり、症状を悪化させる可能性があるので注意が必要です。
●障害をうけたら、腫れが出てきそうな部分にパッドやフェルト、スポンジなどを当てて軽く圧迫する程度に包帯やテープを巻きます。このとき、水につけたパッドを冷凍室で冷やしておいたものがあれば、圧迫と冷却を同時に行うことができます。また、ぎりぎりと締め付けるようにはせず、パッドがずれない程度にやや強く巻くようにします。冷却は断続的に行いますが、圧迫は一日中続けます。

ELEVATION(エレベーション)・・・・患部を高く保つ
●エレベーション(高挙)とは、患部を心臓より高い位置に持ち上げることです。冷却・圧迫とともに高挙は内出血の軽減に役立ちます。
●患部を心臓よりも高い位置に持ち上げることで、流れ込む血液やリンパ液の量が減り、逆に出て行く量が増えるので、腫れを抑えて早く引かせることができるのです。
●高挙の手法は、手ならば三角巾などでつり、足ならば横になって足の位置を高く保つなどです。特に足は腫れが出やすいので、応急処置後の何日間かは就寝時に高挙を保つようにするとよいでしょう。

傾聴

2007-06-27 22:08:35 | 管理人の一言
今日の一言で書いた私のスクラップブックからの切り抜きです。

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 「傾聴ボランティア」が注目されている。主に高齢者の話し相手になることから始まったが、天災や戦争、病気など過酷な経験をした人に寄り添い、耳を傾ける活動だ

▼アメリカの心理学者カール・ロジャースによると、「傾聴」に臨んで大切なことは、相手への「共感・肯定的理解」である。専門家に聞いたところ、「傾聴の注意事項」を挙げてくれた。「でも」「そうじゃなくて」という言葉を使わないことである。使えば「傾聴」「共感」どころか、「意見を言う」だけの「上から下」の態度になるからだという

▼「同音」ではなく「異音」を聴けるかどうかも大切であるとされる(蘭由岐子『「病の経験」を聞き取る』)。つまり、先入観では推し量れない様々な経験に耳と心を開き、理解しようとする努力が重要なのだ。

玄米酵素 食アドバイザー

2007-06-25 23:40:20 | 管理人の一言
昨日、24日(日)に(株)玄米酵素の山口さんとわざわざ仙台からいらしてくれた長命整骨針灸院の院長でもあり(株)玄米酵素の食アドバイザー認定講師でもある笹沼先生が来院されて、玄米酵素認定の食アドバイザー研修会をおこないました。
写真はその時の模様です。

改めて人間の口にするもの、そう食べるものに気をつけることを実感した研修会でした。研修会の内容は、いつかアップできればと思います。

UFOの日

2007-06-24 08:47:28 | 管理人の一言
niftyのHPを開いたらUFOの日だそうだ。(笑)
リンクをクリックしたら以下の説明が出てきました。
UFOとかネッシーとか存在が確認できないものの話って
無駄な時間なようですが私は好きです。
また、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」読みたくなりました。


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6月24日はUFOの日です。

1947年6月24日午後3時頃、アメリカの実業家ケネス・アーノルドが飛行機で移動中、ワシントン州レニヤ山上空付近で強い閃光を目撃します。見ると一直線に並んだ9機の見慣れない飛行物体がものすごい速度で急降下や急上昇を行っていました。相手の速度を測定すると時速2700km(約マッハ2.2)ものスピードでした。

アーノルド氏はこの物体を「空飛ぶ円盤(flying saucer)」と呼び、これが全米に報道されました。その後同様の目撃証言が相次ぎ、ひょっとしたらどこかの国の秘密兵器の可能性もあると事態を重視したアメリカ空軍はこれをUFO(Unidentified Flying Object,未確認飛行物体)と名づけ、調査に乗り出します。

しかし正体もつかめず、具体的な証拠も見出せず、空軍は結局1969年12月17日、UFOというのはみな車のサーチライトの誤認とか目の錯覚の類ではないか、との調査報告を提出するに至りました。空軍が調査した事例は12,618件に及びます。しかしUFOの目撃証言はこの最初の目撃から50年以上たった今もたびたび出ており、最近の証言でもっとも信頼できるものは1986年12月にアラスカ上空を飛行していた日航の貨物機の乗員が目撃したものです。しかしこの事件を調査したFAAはこれも錯覚だということにしてしまいました。

航空会社の乗員のようなベテランが複数人目撃しているものを単に錯覚として片づけるというのは、ほんとにどうかと思います。まぁ「宇宙人の乗物であった」という報告書は書けないでしょうが、これでは目撃した乗員の立場がありません。恐らくはパイロットの中には信用してもらえないだろうからということで実際に見ているのに報告していない例というのも、かなりあるのではないでしょうか。

現在UFOの正体については意見が3通りに分かれています。まずは宇宙人の乗り物だという説。これは最近では少数意見です。次に心霊現象であるという説。これはオカルト系の人たちに支持を受けています。そしてもう一つは全て錯覚だという説で、科学信仰論者の支持を受けています。しかし実際にはこの問題については判断保留の人が一番多いように思えます。


「つき」を呼ぶ方法

2007-06-22 23:52:03 | 院長の一言
当院では、毎日交代で待合室の前にスタッフが「今日の一言」を書くようになっています。話題は自由自在。今日は院長の番でしたのでご紹介します。
院長先生の今日の一言は、何気なく書かれていますが結構心理学的に証明出来る内容なんですよ。

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「つき」を呼ぶ一番簡単な方法をご存知ですか?
くだらない!と怒られるかもしれませんが・・・・。
それは「ついている方」と仲良くすることです。

仕事・スポーツ・趣味・賭け事、全てに言えることです。

反対にガン患者ばかりを診ている医者は必ず「ガン」で亡くなると言われています。

運・不運というのは、気持ちでいくらでもかえられるものです。

健康も自分の手で掴んでください。


手軽な玄米食 ハイ・ゲンキ

2007-06-21 23:03:09 | 玄米
当院では身体によいと言われながらなかなか続けられない玄米食を顆粒状にした「ハイ・ゲンキ」という商品を取り扱いし始めました。

玄米は胚芽と表皮(ぬか)の部分にビタミン・ミネラルなどの95%が含まれています。

我々が白米としてたべている胚乳の部分にはわずか5%しか含まれていません。

でも良いとわかっていても玄米の調理の手間や消化のために良く噛まなければならないことなどから、なかなか続けられないのが現実です。

そこで我が院長は、玄米発酵食ハイ・ゲンキに着目。顆粒状でそのまま食べても美味しくいただけます。(私はそのまま食べたり、お茶に混ぜたりしていただいてます。)

ちなみにお値段は3.5g×90袋で4,800円です。
(その他各種タイプがあります)

是非、一度おためしください。

みんな貼れるテーピング!?巻ける!?包帯・・・

2007-06-19 23:25:52 | スタッフの一言
 スポーツや日常生活でのケガには早期治療が必要です。
 テーピングや包帯には、大きな治療・予防効果があります。

 いずみ整骨院のテーピングや包帯は、患者様が皆、ご自身で貼ったり、巻いたりできるよう独特の工夫をしております。

 毎回、毎回しっかり見て指導を受けることにより、自分で治療・予防ができます。!

皆さんが、わかり易く、貼り易く、巻き易いテーピング・包帯を心掛けています。

『受けるだけの治療』から『自分も治す治療』へ!!

いずみ整骨院(当院)の理学療法により、一日も早い改善を目指しましょう。

スタッフ一同

足関節捻挫

2007-06-17 19:07:31 | けが
足関節捻挫について

1 足関節の構成と運動

足関節捻挫は、走る。跳ぶといった足を使うスポーツに共通して多い外傷の一つです。

足関節は、脛骨、腓骨、距骨、踵骨という骨組織と、それら骨と骨を繋ぐ、脛腓靱帯、足関節外側を支持する外側々副靱帯(前距腓靱帯・踵腓靱帯・後距腓骨靱帯)、足関節内側を支持する内側々副靱帯(内側三角靱帯)という靱帯組織、関節全体を包む関節包組織、などといった組織から成り立っています。これらが協調して動き、足首は大きな可動域(関節が動ける範囲)を得ています。




2 足関節捻挫

 スポーツや、転倒時に足首の正常な可動範囲を越え、強制的に動かされた場合、関節を支持している組織に、捻る、引き伸ばされるというような過剰な負担がかかり、それら支持組織の一部や全体が損傷を受けた場合、それは、一般に「捻挫」と呼ばれる外傷の一つとなります。足関節捻挫は、その痛め方により「内反捻挫」と「外反捻挫」が存在します 。



足関節捻挫

 ○内反捻挫
      足首の痛め方 ……足関節の内返し
      痛める靱帯  ……外側々副靱帯
      
 ○外反捻挫
      足首の痛め方 ……足関節の外返し
      痛める靱帯  ……内側々副靱帯



3 足関節捻挫の多くは、内反捻挫(足首外側の痛み)



 足関節はその構造上、背屈時は骨で支持されるため、充分な安定性が得られますが、底屈時は、これに反し支持性は弱くなり、関節は緩みを生じ、内旋・内転位に傾き易くなります。この底屈状態のまま、着地してしまうと、足関節は必然的に内反を強制されることとなり、捻挫を受傷してしまうことになります。

足関節捻挫といえば、その多くが内反が強制されて受傷する内反捻挫(外側側副靱帯捻挫)で、この足関節の構造が一因となっています。

ジャンプ動作の多いバレー・バスケットでの着地時の失敗で、この内反捻挫の受傷率が高いことも、そういう理由からです。

しかも、着地失敗や、つまずく、などといった動作で受傷する内反捻挫は、足部は底屈位(つま先立ちのような姿勢)であるため、痛める靱帯は、前距腓靱帯や二分靱帯に集中します。 

4 その他の捻挫
 足首の内側は、三角靱帯という太くて強靱な靱帯で保護されており、足首は外反力に対しては強い支持力があります。しかし、この靱帯が損傷を受けた場合、大半がその土台となる骨と一緒に剥がれてしまう骨折(剥離骨折といいます。)を伴う場合があります。

また、見落としが多い捻挫として、脛骨と腓骨を繋いでいる脛腓靱帯と呼ばれる靱帯があり、この靱帯は体重を支える靱帯であるため、この靱帯が損傷され、その処置が遅れた場合、後遺症を残しやすいですが、丁寧な診察により早期発見は可能です。

13 すべてはあなたが、なおるため(ガンをはねのけ生き抜く力)

2007-06-16 22:59:15 | 管理人の一言
ガン患研物語
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感違いから生まれたガン患研
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 ガン患研誕生の一年ほど 前のこと、私は困っていました。
ガン患者さんからの相談が次第に増え、なかには夜中の二時に電話をかけてくる人まで現れる始末。私は元患者。心の不安や身体の辛さは痛いほど分かります。無下には断れない。

けれど、深夜ようやく帰宅すると留守番電話に深刻な相談。コートも脱がずに答えたこともありました。さすがに次第に疲れもたまり、さてどうしたものか……そんなとき、ひらめいたのです。ホームページに基本的な考えを書き、それを読んでもらうようにすれば、相談は減るはず。で、早速、作りました。

 すると、ああ逆効果!親切な元患者がいるとばかりに、相談は却って増えてしまったのです、爆発的に。

使えるものは何でも拾え
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 こうなれば、仕方ありません。一九九七年、定年まではまだ間がありましたが、思いきつてNHKを退職。妻と二人、ほとんど無一文で、ガンの患者学研究所を設立したのです。

 といっても事務所は団地の自宅。机も椅子も書類棚も暖房器具も、必要なものはほとんど、粗大ゴミを拾って揃えました。毎週水曜日の夜、団地のゴミ集積所を見て回って目星を付け……夜ではいかにも怪しいので、翌朝早く、大急ぎで事務所に運んだのです。ああ、懐かしい!

週刊『いのちの田圃』?
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二○〇一年一月、思いきって月刊誌『いのちの田圃』を創刊。

 当時すでに、セミナーや講演会を定期的に開催していましたが、それだけでは、とても不十分であることに気づいたからです。何が足りないか。それは、〈心〉の探求です。ガンを治す上で、最も大切なことは、心の転換。人間関係の改善、性格、ストレスコントロール、感情のコントロール、社会生活のコントロール…、心に関わる側面は実に多様で複雑です。

 一度や二度セミナーに参加したくらいでは到底無理。長く学び続けられる場を作りたい……それが月刊誌『いのちの田圃』なのです。

 実は最初に考えたのは、月刊でなく、週刊誌。一ヶ月という時間は、状態の悪い人には待ちきれない長さではないか、せめて一週間に一回は、勇気づけ励まして差し上げたい……そう思ったのです。

 けれど、さすがに体力的にも経済的にも無理だと判断、しかたなく月刊に落ち着いた次第。創刊号は百四十部。出せば出すほど赤字で、当時大学生の長男は、父親の金銭感覚の無さにあきれはて、やめたほうがいいと本気で忠告してくれたほど。

 しかし今、『いのちの田圃』はすっかり定着し、私は五百号まで書き続けようと張り切っています(九十七歳で達成です)。『いのちの田圃』は私の、そしてガン患研の魂です。

私たちの義務
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けれど、財政状態は、いつも火の車。そのため、最初のスタッフは半年間無給。初めての有給スタッフは月給六万円でした(それにもめげず、使命感に燃えた目の輝きに頭が下がりました)。

 今もお金には苦労が絶えませんが、しかし、私たちは、ガン患研の考えを少しでも広めることを義務だと思っています。ガンに対する正しい考えが少しでも多くの人に伝わり、賢明な行動をとって下さる人が増えてくれれば、それだけ救われる患者さんも増えると信じているからです。

 それ以上に、「もっと早くガン患研を知つていれば……」という患者さんやご家族の声に、背中を押されるのです。もっと早くガン患研に出会っていれば……
「自分は手遅れにならずにすんだのに」「父は死ななくてもすんだのに」「友達は治ったかもしれないのに」
だから……
「川竹さん、ガン患研の考えをもっともっと広めて下さい」「もっともっと患者の立場で発信して下さい」こんな声をどんなにたくさん聞かされたことでしょう。

 だから私たちは、どんな努力もいとわず、ガン患研の考えを広めたい。それが私たちの義務だと感じ、もし怠慢や知恵のなさからそれができないなら、罪ではないかとさえ思っているのです。そのためにも、この本を百二十八万部配布するのです。なんとしても。

12 すべてはあなたが、なおるため(ガンをはねのけ生き抜く力)

2007-06-14 23:59:09 | 管理人の一言
〈ウェラー・ザン・ウェル〉を目指せば、あなたは治る
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 生活習慣の改善によってガンを治した人は、ガンになる以前よりも遥かに、健康で幸せな人生を送ることができる……それが〈ウェラー・ザン・ウェル〉の意味。

 私たちガンの患者学研究所に寄り集う患者仲間のみんなが理想としている言葉。

 五年たって、医者から「治りました」と言われる……それはそれで嬉しいことに違いありません。

 けれど私達は、是が非でも、ウェラー・ザン・ウェルを目指してほしいと、強く思うのです。何故なら…

 二つの動機
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 人が何かの行動を起こす動機には、〈マイナスの動機〉と〈プラスの動機〉の二種類があります。一つは、……ガンになった、苦しむのは嫌だ、死にたくない……苦痛や死などの〈マイナス〉から、何とかして逃れたいという動機。

 もう一つは……ガンが治ったら、これこれこんな理想的な人生を送りたい、大きな夢も果たしたい……〈プラス〉を、どこまでも追い求めたいという動機。

 そしてもちろん、ウェラー・ザン・ウェル実現を追求するのは、プラスの動機です。

 さてここからが肝心。

 それは……マイナスの動機は、長続きしないということ。最初は死にたくない一心で必死に頑張った人も、ちょっと楽になれば、すぐに油断する。手抜きをする。で、再発……となりかねない。のど元過ぎれば、熱さを忘れるですね。

 一方、プラスの動機は、どこまでも長続きがする。何故なら、夢や理想に半歩でも近付くのは、理屈抜きに楽しく嬉しいことだから。誰も手抜きをしようなどと思いません。

 そして、理想の自分が、「早くおいで」とばかりに手を引いてくれる。だから、たとえどんなに苦しいときも、乗り切れるのです。

 半歩の半分でいい
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 今のあなたが、たとえどんなに苦しく絶望的な状況にあろうとも、いや、そうであればなおのこと、必要なのは、プラスの動機、理想の姿。泣くだけ泣いたら、膝の泥を振払い、何度でも立ち上がり、半歩でいい。半歩の半分でもいい。ウェラー・ザン・ウェルを目指して進んでほしい。

 最も多く苦しんだ者が、最も多くを得る。これが人生の真実。

 これまでの人生、真面目に誠実に懸命に生きてきた、そのご褒美です。「ガンのおかげで、今が一番健康」「ガンが、家族を一つにしてくれた」「ガンになって、仕事も人間関係も言うことなし」あなたが、こんな喜びの声を上げるのは、いつですか?