おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
以前に読み終えていたけれど、今でもジーンと感動が残っている本があります。
『9日間”プラスのこと”だけ考えると、人生が変わる』(ウエイン・W・ダイヤ―著、山川紘矢・山川亜希子訳、三笠書房王様文庫、590円+税)
実はこの本のことは
8月1日付けブログ 勇気は勇気を与えられた人を勇気づけるが・・・・・
で一度紹介したことがあり、その中でこんな文章を書いていました。
「愛はそれを受けとる人を癒すが、愛を与える人をも癒す」
精神科医のカール・メニンガ―の言葉です。
私は、この言葉から勇気づけに関して、こんなことが言えるのではないかと思います。
「勇気は勇気を与えられた人を勇気づけるが、勇気を与える人も勇気づける」
ところで、この本の中にとても可愛い文章があります。
4歳から8歳までの子どもたちが「愛とは何か?」について答えた言葉です。
■誰かが私を愛しているとき、私の名前の呼び方がまるで違うの。呼ばれたとき、とても安心して心が温かくなるわ。
■愛ってね、レストランでご飯を食べていて、僕のポテトフライをほとんどお友だちにあげてしまったけれど、僕は別に何もお返しをもらおうなんて思わないときだよ。
■パパがママにコーヒーを入れてあげるとき、ママに渡す前においしく入ったかどうか確かめるためにひと口飲むの。これって愛でしょう?
■愛っていうのは、ママがパパのお皿に、チキンの一番おいしいところを入れてあげるとき!
無邪気でとても微笑ましくなりますね。
ウエイン・W・ダイヤ―は、この後に続けます。
「愛とは、恋に落ちて、その熱は冷めても、あとに残っているものです」
「愛とは、この体が滅亡したあともただ1つ、この世に残るものなのです」
ところで、アドラー心理学では愛をどう定義するでしょうか?
A.アドラー、R.ドライカース、W.B.ウルフの説を混ぜ合わせた愛(特に夫婦)の定義は、次のとおりです。
1.夫婦の愛の定義は、その夫婦が「愛」と理解し合っているものである(R.ドライカースの定義を援用)。
2.夫婦の愛の成り立ちは「友情+性」である(W.B.ウルフの説を援用)。
3.夫婦の愛の確かさは、お互いの協力によって確認でき、その協力の方向は、2人の間だけでなく、家族からさらにより広い共同体に広がる(A.アドラーとW.B.ウルフの説をもとに)。
<お目休めコーナー> 8月の花(18)
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