気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

土用藤、露草と木槿を床に

2016-07-19 15:57:17 | しつらえ
今日は雑節の夏土用にあたります。
朝からお稽古の花を採りに小庭に出ますと、花々から
働きアリさんが、せっせせっせと蜜をはこんでおり、
 
↑↓クロオオアリさんが
 ⇐クリックで拡大
木槿とツユクサを採り、アリがいないかを確認して、
部屋で活けてみましたが、暫らくしてツユクサからアリが、
頭をを出しました。
アワテテ、退治、刺されたら大変ですから
もうおりませんように。
昨日で梅雨が明けたのですから、アリさんも大忙しなのですね。
『アリの群れツユ草までも梅雨あがり』 愚句

  
それと
昨日、お出かけで駅まで歩いていると、公園の木々の間から
白い蕾を見つけました。
たくさん生えており、申し訳ないことですが、帰りに、
蕾付き一枝と一本の根付き枝を頂いてまいりました。
地植えしましたが、根付くでしょうか?
  このフジは『夏藤(ナツフジ)』で、夏の土用の頃に
花が咲くことから土用藤(どようふじ)とも呼ばれます。
なお春の藤との違いは葉っぱで、面白い形にみえます。
万葉集にも大伴家持が(時じき藤 = 夏藤)として登場、
『吾屋前之 非時藤之 目頬布 今毛見壮鹿 妹之咲容乎』
『わがやどの 時じき藤の めづらしく
      今も見てしか 妹が笑(ゑ)まひを」
”我が家の庭に咲いた、季節はずれの藤のように
 めずらしく今も見たいですね、あなたの笑顔を”
 
晩夏に咲く藤と黄葉の萩を贈ったときの歌だそうで
愛情豊かな歌として詠んでおられます。

これからは、盛夏ものもの、
無理をせず、体をいたわりながら、日々精進あるのみです。

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