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児童養護施設で暮らす子どもたちが社会に巣立っていくのは、18歳、高校卒業時の春だ。その時に、施設から支払われる支度金は進学時と就職時に「77000円」と少額だ。この金額は、現金で手渡されるわけではなく、独り暮らしのための身辺用具を購入した領収書がなければならない。両親が死亡・行方不明だったり、虐待・ネグレクトその他の理由で「養育不能」の時には、13万が加算される。それでも、このお金は生活費にまわすことが出来るお金だ。   . . . 本文を読む

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さて26日の第3回保坂のぶとフォーラムは、約70人の参加者のもとで開催された。ネット中継を行なうというのは2回目だったが、前回はこの道10数年の『ビデオニュース・ドットコム』のスタッフが準備してくれたので、「ニコニコ生放送」と「UST」で生中継されて、合計で2500人ほどの人が見てくれた。今回は、プロの手助けなく自前でやるということでかなり大変で、ビデオカメラとパソコンがつながらなかったり、つながったものの音声だけオフになっていたりで、手に汗握る思いでようやく「なんとかやれそうかな」となったのが開始2時間前。したがって、告知も短く十分でなかったが、250人以上の人が見てくれた。(前回の10分の1で出演者に申し訳ないが…) ただし、内容が濃密で、議論がきちんと展開したので、アーカイブで事後的に見てくれた人が現在のところ200人ほどになっている。 . . . 本文を読む

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 まもなく、第3回保坂のぶとフォーラムを始める。テーマは、このところ議論してきた児童養護施設の改善をどうはかるかという問題だ。インターネットでの中継の準備が整ったので、6時45分ぐらいから、じっくり議論を始めたいと思う。 本日の「保坂のぶとフォーラムは」 http://ustre.am/sPWw で配信します 上記をクリックしてもらうと議論を見ることが出来ます。以上、お知らせまで。 . . . 本文を読む

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タイガーマスクの伊達直人名での児童養護施設へのプレゼントが相次いだニュースも一段落の感がある。何はともあれ、児童養護施設に関心が集まったことはいい事だし、一過性の流行に終わらせないで、継続的な支援を行なっていく契機にしたいと思ってきた。そのために永田町を舞台に超党派のチャイルドライン支援議員連盟に勉強会を開催してもらったり、厚生労働省に検討会議を開くように申し入れた。ところが、そうしたゆるやかな支援の芽に冷水を浴びせるようなニュースが昨日の朝日新聞に掲載された。「児童養護施設の男子高校生が携帯電話の契約を拒否された」というもので、全文を紹介することにする。 . . . 本文を読む

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今年に入ってから何度か児童養護施設を18歳で出る時の「支援策」についてフブログ゛やツイッターで多くの人たちから「もっと支援を手厚くするべき」との意見が寄せられた。ところが、数は少ないけれど、中には「施設で育つのも運命なので、大学進学が出来ないなどの不満を持たないで、出来るところでベストを尽くすべき」とか、「一般の学生も苦しいのだから、施設を出るからと言って特別扱いするべきでない」などの突き放した意見が気になった。 . . . 本文を読む

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とくに「タイガーマスク現象」で世間的な関心を集めた「伊達直人名等」の匿名の寄付は、1月17日現在で1000件余りとなり、贈られたランドセルは750個、現金・金券は3200万円になっているとの報告があった。全国で575カ所30000人の子どもたちが寝起きしている児童養護施設の53・4%が被虐待児と高い割合を示していて、職員数もまだまだ足りない。厚労省としては、従来の大規模施設から里親や小規模施設・グループホームなどへの転換を促している。 . . . 本文を読む

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「タイガーマスク現象」が流行であれば、始まったものには終わりがある。しかし、この現象の奥に潜んでいる集合意識には「児童養護施設支援の持続的な政策実現」を政治の側が受け止めよというメッセージも込められいると私は読み解きたい。すでに、昨日のブログで20日には超党派の国会議員でつくるチャイルドライン支援議員連盟主催の緊急勉強会が開催されることを伝えた。また、私自身も26日に予定している保坂のぶとフォーラムで、「児童養護施設の現状と持続的な支援」を緊急にテーマに取り入れて、議論を深めることにしたい。 . . . 本文を読む

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児童養護施設に次々と匿名のプレゼントが続く「タイガーマスク現象」も思い切り広がった感もあるが、「一時的流行に終わらせずに継続的な支援体制を構築すべきだ」と私は提言してきた。もちろん、そう思っている人が多いことは明らかで、どうやって支援したい人と受け入れたい側が、ミスマッチにならずに呼吸を合わせていけるのか。また、政治は指をくわえて見ていていいのかと意見してきたところ、自民党の馳浩議員がさっそくチャイルドライン支援議員連盟を通して緊急勉強会をセットしてくれた。チャイルドライン支援議員連盟は、私が1997年に呼びかけた議員連盟で、2009年に議席を失うまで事務局長をさせてもらった。馳浩議員と言えば、元高校教師にてオリンピックにレスリングで出場、プロレスラーという異色の経歴を持つ。児童虐待防止法を超党派で改正する作業では、2003年、2006年と大きく協力をしあった政治家だ。チャイルドライン支援議員連盟では、幹事長をつとめてくれている。 . . . 本文を読む

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昨日は、国土交通省河川局が八ッ場ダム関係自治体との検討の場「第3回幹事会」で、閣僚交代の空白をついて「八ッ場ダムの工期3年延長」「4600億円の予算の増額」を提示し、議論がされたというニュースが伝わった。御存知の通り「八ッ場ダムの中止」は、民主党が政権交代時に華々しく打ち出した「看板政策」のひとつだが、ダム中止にかわる「地域再建」の切り札としての「生活再選支援法案」の提出を怠ったために、自民党を中心とするダム推進派の圧力を受けて、立ち消え寸前にもなっているものだ。馬淵国土交通大臣は、「今後、中止に言及しない」として再検証の作業を今年11月までに進めるとしていたが、今回の内閣改造で席を外されるために後任の大臣の言動が注目されていた。ところが、この大臣交代の空白の一日を狙ったかのように、国交省河川局は「検証後、ダム本体事業に着工するとしたら3年の工期延長と予算増額が必要」との見解を6都県に示したもので、「政治主導」の言葉もすっかり色あせた事態となっている。 . . . 本文を読む

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 通常国会の開催前に、菅直人第2次改造内閣の顔ぶれが固まった。たちあがれ日本を離党した与謝野馨氏が経済財政担当大臣になり、仙谷官房長官が枝野幸男氏と交代し、馬淵国土交通大臣から大畠章宏経済産業大臣へと交代し、海江田万里経済財政担当大臣は経済産業大臣にスライドした。空席で仙谷官房長官が兼務していた法務大臣には江田五月前参議院議長が就任した。国家公安委員長には岡崎トミ子大臣から中野寛成氏に交代といったところが主なところだろうか、他の閣僚は続投する。与謝野氏を閣内に入れたことで起きた玉突き人事も含めると大幅改造とは言えない布陣となった。 . . . 本文を読む

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全国で「タイガーマスク旋風」が拡大している。児童養護施設に届けられるのはランドセルだけではなくて、玩具・文房具や現金・商品券などにも広がった。一昨日、「『タイガーマスク』を児童養護施設改善のチャンスへ」という記事を書いたら、多くの人からの反響をいただいた。何はともあれ、児童養護施設の実態に関心が集まったことをチャンスにして、なかなか進まなかった施設・制度の改善に結びつけていくべきというのが私の考えだ。 . . . 本文を読む

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私は、2000年に児童虐待防止法という超党派の議員立法をつくるために奔走した。この10年、私の頭から離れなかったことがある。御存知の通り、児童虐待の疑いの通報は、児童相談所、保健所などで法施行後に急増した。その結果、児童虐待の被害児童が保護されて、児童養護施設で長期間暮らして学校に通い、成長する子どもたちの数も増えた。そして、児童養護施設で暮らすことが出来るのは、高校卒業までである。施設を出なければならない時に大学や専門学校に進学するのは、相当の困難が伴う。進んだ施設では進学する子もある程度いるが、施設によっては、「考えることもない」と言い切るところもある。 . . . 本文を読む

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 2011年に入って、「政治とメディア、ネットのあり方」についてブログであれこれと考えてきた。12月に「第2回保坂のぶとフォーラム」でゲストに招いた神保哲生さんのビデオニュース・ドットコムに、先日菅直人総理が出演したのも、ニコニコ生放送のコメント機能を停止したことも話題になっている。私は2年前からニコニコ生放送に何度か出ているが、コメントをひろいながらの番組進行に面白みを感じた。もちろん、「言いが . . . 本文を読む

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「改革」という言葉にこの国の政治は何度踊ったことだろうか。故金丸信元官房長官の「政治とカネ」問題で、政治不信が頂点に達した頃に、「政治改革=選挙制度改革」だとすりかえた。本来なら、政治腐敗防止法をつくり、企業・団体献金の全面禁止と引き換えに政党助成制度を導入することが急がれるべきだった。しかし、すべては「小選挙区制度」を導入し「政策本位」の「カネのかからない政治」で「政権交代可能な二大政党制」の実現をはかるというのが改革の本道だとマスメディアは騒ぎ立てた。   . . . 本文を読む

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大型公共事業に依存してきた戦後日本社会にとって、大きな転換点が「政権交代」であり、「ポスト大型公共事業」の時代に入るという流れは変わらないだろう。折しも、リーマンショックから1年、経済の低迷が続く中で、新政権は「新たな雇用の創出」を緊急の課題としている。私は、「公共事業は全否定、全部止めろ」という論者ではない。むしろ、「公共性・公益性」のある事業として質的転換をはかることが大事だと考えている。 . . . 本文を読む

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