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 児童養護施設に次々と匿名のプレゼントが続く「タイガーマスク現象」も思い切り広がった感もあるが、「一時的流行に終わらせずに継続的な支援体制を構築すべきだ」と私は提言してきた。もちろん、そう思っている人が多いことは明らかで、どうやって支援したい人と受け入れたい側が、ミスマッチにならずに呼吸を合わせていけるのか。また、政治は指をくわえて見ていていいのかと意見してきたところ、自民党の馳浩議員がさっそくチャイルドライン支援議員連盟を通して緊急勉強会をセットしてくれた。チャイルドライン支援議員連盟は、私が1997年に呼びかけた議員連盟で、2009年に議席を失うまで事務局長をさせてもらった。馳浩議員と言えば、元高校教師にてオリンピックにレスリングで出場、プロレスラーという異色の経歴を持つ。児童虐待防止法を超党派で改正する作業では、2003年、2006年と大きく協力をしあった政治家だ。チャイルドライン支援議員連盟では、幹事長をつとめてくれている。

〔お知らせ〕

チャイルドライン支援議員連盟 

(会長河村健夫 幹事長 馳浩 事務局長 大河原雅子)

「児童養護施設の現状」と「児童虐待防止法改正の論点・予算概要」についての勉強会

平成23年1月20日(目)午前10時より 衆議院第1議員会館 第2会議室

1、「伊達直人」名でのと寄付(全国で相次ぐ児相等へのプレゼント)の件

2、児童虐待防止の現状と論点(法改正の論点も含めて)

3、児童虐待防止関連予算の概要

〔出席者 厚生労働省雇用均等家庭局 家庭福祉課長

       同総務課 児童虐待防止対策室長

       児童養護施設協議会副会長

〔紹介終わり〕

 馳事務所に聞くと、参加予定議員の数はまだまだ少ないらしいが、政治の場が死んでいないことを見せてほしい。また、メディアの取材も歓迎とのことだ。まずは全国で何が起きているのかを知り、そして児童養護施設に何が必要なのかを国も緊急に調査し、その上で何がやれるのかのメニューを定めていくことが必要だ。

参考→全国の児童養護施設の緊急実態調査を望みたい(保坂展人のどこどこ日記1月12日掲載)

(国会と厚生労働省に求めたいのは、緊急実態調査だ。国民の間に支援への関心が高まっている児童養護施設は、どんな課題を抱えているのか。資金経営面・制度運用面の実態を聞き取り、どのような支援が有用なのかを示してもらいたい。)

 私は1昨年の総選挙、昨年の参議院選挙で、「児童養護施設の支援体制の充実」を訴えてきた。残念ながら議席はないが、かつて児童虐待防止法をつくった超党派の仲間が国会内にいてくれるので、今回のチャンスが十分に生きるように全力で動くつもりだ。すぐに鮮やかな取組みが始まらないじゃないかとの批判も出ると思うが、問題は「継続」「持続」だ。こういう取組みをどの政治家がしているのかにも注目してほしい。

 

 



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