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神泉苑(二条城散策5)


写真は、神泉苑

平安遷都の際に、大内裏の南に造られた池が”神泉苑”です。
神泉苑には龍神が住むと云われており、祈雨が行われたり、祇園社から神輿をここに運んだのが“祇園祭”の始まりとも云われています。
また、御池通の名前も、神泉苑があったためという説もあります。
今は“平八”という料亭が境内にあります。
拝観料は無料です。

地下鉄二条城前駅で下車し、出入口3番から地上に出ます。
出て左折し、約200mの左手に、神泉苑の平八北門があります(簡易地図)。

中心に大きな法成就池があります。
池を左に見ながら進むと、右に平八の入口があります。
ここから飛び石の細い道を歩きます。
やがて視野が拡がり、右手に本堂、左手に池の中心の半島に渡る法成橋、左前方には正面にあたる大鳥居があります。
半島の先には善女龍王社があります。
大鳥居から入った右手には増運弁天堂や宝筐印塔があり、さらに奥には矢剱大明神社があります。
2023/3/3~3/5まで、本堂で秘仏の宇賀弁財天が増運弁天堂で増運弁財天が御開帳されました。
また当日は善女龍王社にも入ってお参り出来ました。

池の周囲には、さくら、ツツジやもみじもあり、四季折々にきれいな花が咲きます。
お堂に入ったりする訳ではなく、池と周囲の花々が見所です。

9月の中秋の名月の土曜日18:00から、観月会が行われます。
18:00から18:40頃まで本堂で法要。
それと並行して18:00頃から通常は繋留されている竜頭船が池を1周し、お茶とお茶菓子が700円で振舞われます。
ただしお茶券が必要で、先着150名です。
お茶券は当日の16:00~本堂前で販売されますが、16:00には行列で16:15分購入で96番でした。
しかしすぐに行列はなくなったので、100番まではすぐに売れて、最終的には17:00前には完売なのではないでしょうか。

18:00前から船着き場に再度並びます。
船は1周10分程度。
1回に20名弱の定員です。
如何せん時間がないので、お茶と月見団子はお盆に載せて置いて行かれます。
よってお作法などは関係なしです。

また当日は本堂も開放されます。
本堂の開放は、1/1、2/3の9:30~19:30、5/2~5/3の神泉苑祭の際など、年に数回行われています。
正面に本尊の聖観世音菩薩像、左手に弘法大師像と中興の祖である快我上人像、右手には重文の不動明王像がお祀りしてあります。

さらに通常は入れない池の北東部分も通行が出来ます。
平八北門の左手から入ると、左手奥に供養塚が3つ並びます。
手前から初代京都所司代の板倉勝重、片桐且元そして快我上人です。
さらに北東角には鐘楼があります。
そして池の外周に沿って進み、矢剱大明神社の脇に出てきて1周です。

神泉苑狂言
毎年11月の第1金曜日から日曜日までの3日間、無料で狂言があります。
セリフはありません。
3日間とも18:30~21:30、土日は13:00~17:30もあります。
境内の1番東、矢剱大明神社よりさらに東。いつもは駐車場になっている場所の奥に狂言堂があります。
当日はその狂言堂の前に、特設の観覧席が設けられます。
入場は無料で、下足して階段を登ると観覧席の後方。
正面に舞台があります。
席は横5席×縦6列=30人席が5つあるので150名ほど入れますが、大抵は立ち見までおられます。
200円で演じられる内容のしおりがあるので、それを読めばあらすじが分かるので大丈夫です。




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