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Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
妙心寺22 特別拝観17 大庫裏・経蔵(太秦・花園散策27)
写真は、大庫裏の玄関
通常内部は非公開ですが、2013「京の冬の旅」で特別公開がありました。
方丈左手の表門から庫裏に入ります。
玄関右手には韋駄天堂があります。
玄関で拝観料600円を納めます。
まずは大庫裏です。
竈が5つあり、高い天井には煙出しがあります。
大庫裏の奥は小庫裏です。
ここにも竈がありますが、貯蔵庫や番をする部屋があります。
さらに奥はガラスケースがあり、展示室のようになっていました。
ここには開基の花園天皇の肖像画、開山の関山慧玄、宗峰妙超、南浦紹明の頂相(ちんぞう)、
さらには宗峰妙超が関山慧玄に書き与えた国宝の「関山字号」もありました。
ここから時計回りに戻ってきます。
紀綱寮という1室を経ると、三十畳の食堂(じきどう)があります。
ここには定朝作と云われる地蔵菩薩像がお祀りされています。
さらに戻り廊下に出ると、大庫裏に戻ります。
大廊下は映画の撮影でもよく使われており、通常は雨戸が閉まり真っ暗ですが、
2021年の新型コロナの時期に公開された際は、扉が開け放たれており明るかったです。
法堂の東にある経蔵へ向かいます。
正面の「毘盧蔵」の扁額は第92代 伏見天皇(花園天皇の父)の宸筆です。
内部中央には八角形の巨大な輪蔵があります。
それぞれの面に6×10=60個の引き出しがあります。
話しによると一面に100個の引き出しがあるそうなので、どうやら前後2層構造で奥に40個引き出しがあるようです。
ここに6500巻以上の経典が納められており、この輪蔵を回転させることで全巻読んだのと同じ功徳があるそうです。
また輪蔵の下段には木彫りの八天像(四天王、帝釈天、梵天、金剛力士像2躯の八天)がお祀りしてありました。
コメント ( 5 ) | Trackback ( )
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壁面に簡易図があり、後で見てみたら全面が同じ数ではありませんでした。(確か6列と4列だったかと)
それに気づいた時にはさきに帰られてましたので・・・
(コメントはしておりませんでしたが、愛読そしてアンケートには参加しておりました)
2月に「京の冬の旅」狙いで京都に行きます。
なのでAmadeus様の拝観報告を毎回楽しみに(予習)しております。
実は12月の三連休も京都に行っておりまして、大徳寺の三門!アマデウス会に申込なんでしておかなかったのだろうとちょっといやかなり後悔しておりました。
ブログの翌日、大徳寺に行って外側から三門の階段部分をチェック・・・ちょっと腰が抜けるかもの階段ですね。
また行く前にご相談させていただくかもしれませんがその時はよろしくお願いします。
それに今後「京の冬の旅」以外でも面白いところをご紹介していきますよ。
アマデウス会は、秋の第1回総会!?、続く大徳寺 三門の成功を受けて、益々活動を増しています。
是非次回に!
また拝観については、ご相談ください。
早目の方がありがたいです。