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穴太寺(丹波散策7)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/0c/6ed260b98f7d1ced18bc2c29a3a963df.jpg)
写真は、多宝塔が借景の方丈庭園
穴太寺(あのうじ)は京都市の西、亀岡市にある寺院です。
西国33ヵ所観音霊場の21番札所として有名です。
アクセス
・車の場合
五条通(国道9号線)をひたすら西進して、沓掛口から京都縦貫道に乗ります。
亀岡ICで降りてすぐの交差点で国道423に左折します。
やがて曽我谷川が左に見え、最初にある押しボタン信号のある細い道を右折します。
ひたすら直進すると国道407号線に突き当るので、ここを右折します。
この先で穴太寺に突き当り、道は道なりに左に曲がります。
この穴太寺に突き当る手前に民間駐車場があり、駐車料金は500円です。
・公共交通機関の場合
JR亀岡駅から京阪京都バスの循環34か循環59にて穴太寺前で下車ですが、1時間に1本程度です。
拝観
古びた朱塗りの仁王門をくぐります。
正面に本堂、左手に鎮守堂、一際高い多宝塔、左手奥に方丈と庫裏の円応院玄関(薬医門)、右手奥に寺務所と念仏堂、右手に鐘楼があります。
この“一際高い多宝塔”が後で効いてきます。
ここまでなら無料ですが、円応院玄関から有料の拝観があります。
内容は2つあり、本堂内部が300円、方丈庭園も300円、2つ合わせると500円です。
まずは渡り廊下から本堂へ向かいます。
中央に本尊の薬師如来像、左手に札所本尊の聖観音菩薩像、右手には聖観音菩薩像のお前立がお祀りされています。
しかし薬師如来像は絶対秘仏で、聖観音菩薩像も33年に1度のご開帳とのことです。
さらに本堂の左手には不動明王像が、右手奥には釈迦如来大涅槃像がお祀りされています。
木製の涅槃の釈迦如来像は、自分の病と同じところを撫でると平癒するそうです。
もちろん実際に撫でられます。
また2016年の6月には西国33観音霊場の草創1300年記念で、安寿姫・厨子王丸肌守御本尊が特別公開されました。
内陣中央の手前に小さな宝塔形のお厨子と、かなり摩耗した小さなお像(観音菩薩か)が展示されていました。
次に方丈に戻ります。
入って右手には護摩堂に続く露地庭園があります。
さらに正面には池泉式の方丈庭園が拡がります。
しかもこの庭園の左手後方に借景として、先ほどの多宝塔の上半分がきれいに納まっています。
なかなか見事な庭園でした。
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コメント ( 4 ) | Trackback ( )
« 2013 6/23の... | ブログ開設800... » |
「お布団めくっていいですからね」と
言われ
「??」だったのですが
ほんとにお布団かぶっておられました。
ちょうど人が居なくて
本堂内、釈迦如来大涅槃像と僕だけ。
いけないことをしている気分になりましたよ。
知らないと「?」ですよね(笑)。
コレでピン!ときました。
BS朝日の「百年名家」でも紹介されていました。
もちろん、お布団めくっていました。
因みに、このお釈迦さんには不思議な話があります(少し話内容の記憶があやふやですが)。
明治の頃、娘の病気で悩んでいた女性(大阪在住)の夢に、穴太寺のお釈迦さんが出てきたというのです。そして、その方からお寺に連絡があり(お寺の方は、寺にはそのような釈迦はないと言ったそうなのですが)よくよく寺内を調べてみると、本堂屋根裏からこの涅槃釈迦像が出てきた(しかもこのお釈迦さんを撫でた娘さんは病気も治ったらしいです)という話です。
このような話や布団など、穴太寺で一番印象に残るお釈迦さんですね。