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大徳寺11 特別拝観2 仏殿 法堂 鐘楼(除夜の鐘) 経蔵
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写真は、法堂
仏殿
仏殿は山門の背後にあり、通常から内部には入れませんが覗き見ることは可能です。
そして2/14の11:00~2/15の15:00まで、内部に狩野松栄(永徳の父)筆の涅槃図(重文)が掛っており見ることが出来ます。
通常のように仏殿の外からですが、結構見えます。
2024年の京の冬の旅で内部が公開された際は、堂内の近くで拝見出来ました。
2023年春の本坊伽藍特別公開で内部に入りました。
内陣中央には本尊の釈迦如来坐像がお祀りされています。
これは焼失した方広寺大仏の1/10サイズの模像で、それを寄進されたものです。
また右奥の脇壇には大徳寺再建の寄進をした京の豪商 那波常有の像が、左奥の脇壇には大燈国師像などがお祀りされていました。
内部の障壁画は海北友松筆、天井画は狩野元信による飛天図です。
法堂
2011秋と2012春の非公開文化財特別公開、2014と2015の9月~10月に京都春秋主催の特別公開があり、内部が本坊とセットで公開されました。
敢えてこう書かないといけないぐらい公開の機会がありません。
実に9年ぶりだそうです。
本坊の拝観の後、法堂脇に係の方がおられるので、本坊拝観時に頂いた法堂拝観券を渡します。
まず方丈前庭で見た国宝の唐門を外側から拝観します。
次に法堂内部です。
稲葉正則が寄進したものです。
ちなみに稲葉正則は、あの春日局の孫です。
法堂は講義や集会に使われた場所ですので、大きいです。
天井には妙心寺と同じ狩野探幽の雲龍図があります。
龍は水の神様なので、火災から守ってくれるという意味もあるそうです。
鐘楼
法堂、さらには唐門の奥に大きな鐘楼があります。
通常は非公開ですが、大晦日には108組は中に入って梵鐘を撞くことが出来ます。
本坊の表門の前、法堂の脇に並びます。
23:15頃から黒の碁石を配られます。
たくさんの人にお参りしてもらうためでしょう、1組1つなので、1組で撞くのは1回です。
23:30頃に行った方がいいいでしょう。
23:45頃から順に奥に誘導されます。
法堂、唐門の前を経て、右手奥の大きな鐘楼へ。
裏口から中に入ります。
裏口の正面に15段ぐらいの階段があり、突き当たりで折り返しになります。
折り返すと3段ぐらいで鐘があります。
黒の碁石を渡して、1回撞いて終了です。
2024年春の本坊伽藍特別公開で内部に入れました。
鐘楼の南側で正面には石橋の架かる官池があり、お堂の裏側から入りました。
中央には回転式の輪蔵があり、下の扉が一部開いており、中央の回転軸になる心柱が見えました。
また正面には傅大士と左右に普建と普成の二童子像がお祀りされていました。
コメント ( 8 ) | Trackback ( )
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注目度が低く、特別拝観もまばらなので一気に観ることは出来ませんが、
妙心寺
も実は相当なものです。
こここそ「底が知れない」感があります。
明日の曝凉展、わずかの時間かもしれないけれど、行きたいと思います。
妙心寺、大伽藍ですよね。秘めたものありますよね。私も最近、やっと気付きました(笑)。私の愛蔵書(愛読書と言わない所が怪しい)の古い美術全集でも、大徳寺と妙心寺は独立巻ですから、その片鱗は充分感じられます(おいっ、そんな基準か!)。今後、注目したいです。
ところが狩野探幽の蟠龍図があって、法堂内部は広くて・・・なんて他の法堂から想像して入ってみると、
「想像のまんま」
でした。
想像の上でも下でもなく、そのまんま。
あまりの普通さにどうしていいのか分かりませんでした。
僕は意外に感動がなかったです。
妙心寺は改訂がまだですが、索引の段階で20話あります。
しかも大徳寺以上に未訪問の塔頭が多いんです。
今後も特別拝観で、毎年1つずつ追加になるレベルかも(笑)。
そして、臨済宗塔頭寺院観光の深さはあなどれませんよね。
大徳寺は、なんだかんだ言って半分以上は、ここ一・二年でも開いてますよね。
妙心寺は、ぽつりぽつりと開き、amadeusさんのおっしゃるとおり手強いです。因みに、今日二年ぶりに東林院の夜間行ってきました。前行った時は、平日夜の遅めだったのでほぼ貸し切りでしたが、今日はテーマパーク状態(笑)全く別の場所でしたね。(以前より夜間拝観有名になったのかな?)
東福寺は、秋に現地に行くと意外なところが狙えたりします。(因みに、東光寺は、冬の旅で以前開きましたが、見所が難しかったです笑。)
相国寺・建仁寺も妙心寺型ですね。(両足院は東林院的に公開が多いですが。)
南禅寺・天龍寺は、非公開塔頭が公開になることは非常に少ないですね。(宝厳院・弘源寺除く)因みに、天龍寺は、節分の日に塔頭寺院境内はオールオープンします。(建物内部は無理ですが)
このように、臨済宗塔頭寺院を狙っていると、amadeusさんの南禅寺界隈庭園じゃないですが、ハマります(笑)。
それぞれの寺の朱印帳で、それぞれの塔頭朱印を集めるのも、なかなか楽しいですよ。(例えば東福寺限定の朱印帳で東福寺塔頭のみ集めるとか。)
是非行ってみたいですね。
以前NHKの利休の特集で金毛閣の楼上が映っていましたが、東本願寺の御影堂門の楼上みたいに内部がスカスカ系でした(笑)。
>臨済宗塔頭寺院を狙っていると、amadeusさんの南禅寺界隈庭園じゃないですが、ハマります
確かに塔頭めぐりは、南禅寺別荘群の次にハマっていますね。
相国寺の瑞春院とかを今後期待しています。
唐門の裏ですか・・・。
表と比べようなんて発想は全然なかったですね(笑)。
そんなに違ったでしょうか。
人それぞれに着眼点が違いますね。