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京都御所1 紫宸殿 (京都御苑散策10)

写真は、紫宸殿と右近の橘

かつては4月第2週の水~日に春の、10月最終週~11月第1週あたりに秋の一般参観があり、それ以外の時期に行く場合は予約が必要でした。
しかし2016年からは事前の予約なしで、当日受付で入れるようになりました。

まずは一般参観です。

清所門から入ります。
右手に休憩所があり、その奥に宜秋門(ぎしゅうもん)があります。
この宜秋門番所で2022/1/5~1/10まで鶴澤探鯨筆の墨絵龍虎の屏風が展示されました。

さらに参観経路の先の左手に、御車寄(おくるまよせ)があります。
正式に参内する際の玄関です。

次に諸大夫の間があり、現在の待合です。
身分で部屋が違い、奥から格の高い順に公卿の間が虎の間、殿上人の間が鶴の間、諸大夫の間が桜の間と襖絵にちなんで云われています。

さらに進むと新御車寄があります。
現在の玄関で自動車対応で、天皇陛下はここから入られます。

内裏の南端にあるのが承明門です。
紫宸殿の正面にある朱塗りの門で、承明門越しの奥に紫宸殿が見えます。
ここで振り返ると後に 建礼門があり、ここを潜られるのは天皇陛下だけです。

左手の“日華門”をくぐって(A)、紫宸殿の前に来ます。
重要な儀式を行う正殿です。
中央に天皇の玉座である高御座(たかみくら)があり、東に皇后の玉座の御帳台があります。
向かって右に左近の桜、左に右近の橘があり、前は白砂の南庭(だんてい)が拡がります。
ここは見所です。




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