王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

麻生総理 所信表明 演説

2008-09-30 00:12:34 | 政治
民主は「政局第一」、対案を=経済再建へ3段階-強く明るい日本目指す・首相所信(時事通信) - goo ニュース

27日には「所信表明演説の原稿が流出?」と言う話がありました。爺には真贋が判りません。今日は午前中からウエブ上の新聞各紙に「演説骨子」という形で午後の演説内容が載っていました。

夕刊紙によれば麻生総理は所信表明演説と言うより:
「民主党への5つの問いかけに特徴があった」様です。
その1:国会での合意形成のルール作り
その2:補正予算案への賛否、対案提示の場合は財源の明示
その3:消費者庁創設への賛否
その4:日米同盟と国連との優先順位
その5:インド洋での補給活動継続への賛否

爺には爺の考えがありますが麻生総理が民主党首の小沢氏に対する衆参両議院会議の場で異例の質問ですから答えるか答えないか小沢氏に任せましょう。

麻生氏は自民党総裁に勝利した時の演説で「国民政党である」「民主党に勝」と
言い切った事につき爺は批判しました。
要点は:自民党総裁の演説であれば我慢もしますがこの論調を日本国総理大臣として行なっては「有権者の40%を占める無党派層」に何の配慮も無いと言う事です。

当然の事ですが社民党、国民新党は少数政党を無視していると抗議していましたが
この抗議も視野狭窄で無党派層を無視して国民的視野に欠けていると怒るべきでした。
「補正予算案は経済成長ありき」から発想を変えられませんから「赤字国債(一応建設国債と言ってますが)のばら撒き」で特定の利権につながらない国民には恩恵は無いでしょう。つまり効果は上がらないでしょうね。

野党との合意を求めるならパックン麻生と言われる位「野党の提案を飲み込んで」初めて可能かと思うのです。そもそも野党第二党の意見を入れず野党第三党の宗教団体系政党と手を組んで「国民政党」とは言う事とやる事が違います。

又対米追随と国連中心主義の選択ですが第三の道があるのかも知れません。
そう言えば5つの質問はYES OR NO と聞く問題でなかったのかも知れません。
無党派層40%はどう考えるでしょうね。
しばらく見守る必要がありそうです。


時事通信:
麻生太郎首相は29日午後の衆院本会議で、就任後初の所信表明演説を行った。首相は所信を述べるに当たり、参院で主導権を握る民主党のこれまでの国会対応を「政局を第一義とし、国民の生活を第二義、第三義とする姿勢に終始した」と厳しく批判。同党に対し「合意形成のルールを打ち立てるべきだ」と協議を呼び掛けた。同時に、「喫緊の課題についてのみ主張を述べた上で、民主党との議論に臨むものだ」と強調、対案や党としての見解を示すよう求めた。

 首相が所信表明演説などで、野党の考えをただすのは異例だ。政権を懸けた次期衆院選を控え、民主党の小沢一郎代表との政策論争に持ち込むことで、自身の政権担当能力をアピールする狙いとみられる。

 首相は冒頭、日本のあるべき姿として「強く、明るくあらねばならない」と表明。実現のための緊急の課題にまず「日本経済の立て直し」を挙げ、(1)当面は景気対策(2)中期的に財政再建(3)中長期的には改革による経済成長-の3段階で取り組む道筋を示した。特に、景気対策として、2008年度補正予算案の早期成立を訴え、反対する場合は、「論拠と共に代表質問で示してほしい」と民主党に迫った。
(引用終り)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 07年度 生活保護世帯 1... | トップ | 米国に続き日本も株価暴落 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治」カテゴリの最新記事