王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

汚染牛 42頭 23都道府県で流通

2011-07-16 07:47:10 | 福島原発事故
牛42頭、23都府県で流通 エサわら汚染(朝日新聞) - goo ニュース

淺川町とありますから過日南相馬市の放射能汚染稲わらと別の話ですよね!

淺川町の畜産農家の出荷した牛肉から国の基準値を超えるセシウムが検出された問題で、この農家が出荷した牛は42頭にのぼり23都道府県で流通していたそうです。
一部は既に胃袋ですかね?

食肉が汚染したのはえさの稲わらが放射能に汚染されていたようです。国や県は「牧草は注意したが稲わらは目が届かなかった」とか「農家は聞いていない」とか曖昧な部分があります。
12日にも書きましたが「えさを規制しておいて代替案を出さなければ畜産農家は牛を飢え死にさせるわけには行かないでしょうからとりあえずえさをやりますよね」

良くは無いけど分かりますよ。
問題の根っこは「国と東電が福島原発爆発事故で物凄い量の放射性物質が遠くまで飛び散ったのにその害を小さく伝えた所にあります」
乳牛と食肉牛については「口蹄疫」並みの検査体制を敷いていれば末端まで流通してしまう事は防げたかもしれません。
農水省も重い腰を上げて重点地区で「牛肉の全頭検査」を言い出していますが検査能力との兼ね合いで直ぐには難しそうです。

別紙は福島県内の食肉牛は「出荷停止」と報じています。稲わらの放射能の濃淡がわかり肉の検査体制が整うまで「出荷停止は止むを得ないでしょね」
食肉の安全と風評被害を避けるなら「疑惑地域の牛は全頭買い上げ」だと思うのですが。
それにしては一次と二次補正程度では「原発事故対策が十分に行えると思えません」
かくして畜産農家の苦しみと国民の食に対する不安は募るばかりです。


朝日新聞:
福島県浅川町の畜産農家が出荷した牛の肉から国の基準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、出荷された42頭の流通先が23都府県に広がることが、朝日新聞が各自治体に取材した16日午前1時現在のまとめでわかった。

 基準値を超えるセシウムも、東京都に続いて山形県で検出された。同県によると、この農家が仙台市に出荷した10頭のうちの1頭の肉から、基準値(1キロあたり500ベクレル)を上回る694ベクレルを検出。この肉は同県酒田市の卸業者が購入し、保管しているという。

 42頭はまず、4都県の食肉処理場に出荷された。東京都に13頭、千葉県に5頭、仙台市に10頭、横浜市に14頭。ここで処理された肉は東京都、仙台市、横浜市の3カ所の中央卸売市場食肉市場に運ばれ、そこから卸売業者を経るなどして全国のスーパーや精肉店などに販売された。 (引用終わり)


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