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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

消火訓練で3人重傷!!

2013-08-05 07:47:14 | 駄目だ! こりゃ
「火柱3メートル、数人火だるま」…住民ら恐怖語る 消火訓練引火事故(産経新聞) - goo ニュース

火に油を注ぐという言葉が有ります。それを文字道理実行して大きな事故を起こした消防訓練がありました。
昨日4日東近江市小脇町で朝6時40分頃といいますから地域の広場でラジオ体操が終わるか終りかけた時間だと思います。
おそらくラジオ体操に集まった人たちも加えて防災訓練をやろうとの自治会の意図だったのでしょう。
油を注いだ消防団員と近くにいた小学生女子1年と2年の児童計三名が重傷を負いました。

素人が考えてもこの事故はいくつかの安全装置が外れています。
その1:解放面の広いオイルパンにアルコール(今朝のTVニュースでエタノールと報じた)の様な揮発性の高い液体を入れて点火した。
その2:ラジオ体操で近くに大勢の人が居る場所で点火して燃え具合を見誤った。
その3:(恐らく)18リッター程のポリタンクに残っていたエタノールをタンクからオイルパンに注いだ。
その4:その行為を監視し止める様な人が居なかった。
その5:消防団員とは言いながら可燃物に対する必要な知識が欠けていた。
等です。
エタノールは前年も使われたそうですから、消防団そのものに危険性の認識が低かったのでしょうね。
今朝のTVでは防災の専門家が「エタノールは替えの具合では表面の火の燃え上がりが見えにくい」のだそうです。
ともあれ火に油を注いだので若い娘さんがとばっちりで重傷を負ってしまいました。
訓練の現場には一握り30センチほどもある髪の毛が落ちていました。小学生のそれでない事を祈るばかりです。
怪我した皆さんの回復をお祈りします。


写真:現場になった広場

産経新聞:
 滋賀県東近江市小脇町のグラウンドで、消火訓練の準備中に起こったアルコール引火事故。事故の様子を目撃した住民らが、状況を語った。

 「ドーンと爆発音がした後に3メートルぐらいの火柱があがり、数人が火だるまになっていた」と話すのは、近くに住む自治会長の男性(63)。自身も両手にやけどを負いながら、必死に消火活動にあたった。

 男性は、重傷を負った女の子のもとに駆け寄ったという。「全身に火が燃え移っており、泣き叫んでいた。手で火を払おうとしたが、なかなか消えず、近所の人が引っ張ってきたホースの水で、やっと消し止めることができた」

 女の子の服はぼろぼろで男性は「本当にかわいそうだった」と表情を曇らせた。

 風上にいたため、難を逃れた男性(67)は、「アルコールが入ったタンクが、爆発で飛ばされ、さらに火力が増したように感じた。泣き叫ぶ声がして、大人も子供もパニック状態だった」と話した。

 事故は4日午前6時40分ごろに発生。6~70歳の男女10人がやけどなどのけがを負い、このうち、小学1年の女児(6)と小学2年の女児(8)、市消防団の団員の男性(50)の3人が全身やけどなどの重傷を負った。

 滋賀県警東近江署などによると、消火訓練には小学生から高齢者まで約150人が参加予定で、市消防団の団員3人が指導にあたっていた。

 アルコールの入った鉄製オイルパン(縦60センチ、横90センチ、深さ20センチ)に火をつけて消火訓練の準備を行っていたが、火の勢いが弱かったことから、重傷を負った消防団員の男性がアルコールをつぎ足したところ、引火したアルコールが周囲に飛び散ったとみられ、同署が詳しい出火原因を調べている。

 出火当時に近くにいた住民の話によると、グラウンドではラジオ体操が行われており、ラジオ体操に参加していた児童や訓練の準備のためオイルパンの周囲にいた人が巻き込まれた。

 現場はJR近江八幡駅の東約7キロで住宅や田畑が点在する地域。
(引用終わり)


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