世界同時株安

日経平均、終値は５１５円安　アジア市場も続落(朝日新聞) - goo ニュース

昨日は昼のニュースで大騒ぎであった
２７日上海で起きた株価値下げを引き金に時差でニューヨークの株式市場が流れを受け０１年９月以来の大幅値下げが起きた
その影響を受け２８日東京市場がどの様に反応するかであったが前場では一時７００円を下げる狼狽売りとも見られる下げとなった
幸い後場には少し戻し終値は５１５円安で留まった
この後欧州市場が開いたが１％程度の下げで終わり再びニューヨークの(２８日日本時間午後１１時頃）の市場へととながる
ここでの下げが小幅で済めば「世界同時株安」は安値安定となろう

原因や背景は有名な先生方が解説されているのでお任せする
爺が思うことは次の様な事です
何度も書いているが「金との兌換を振り切って暴走するドル札が世界を駆け巡り、そのドルに寄り添った円や最近では元が増発されて共に投資先を求めてうろつく」
金・原油・穀物・金属などの先物市場、株式市場、債券市場、為替市場など等
本当に金の有る奴は「利益の上がりの良い市場を選び投資し悪ければ変える　大儲けすれば休み　或いは安値を求めて下げに張る」

だから日銭をデイトレで上げにばかり張っている人は市場の急落が有ると地獄を見る

既に長期株安とか米中の景気後退を引き金に世界不況を口にする方々も出ている
この時期に日本は平成１９年度予算案を審議する事となる
爺は年金給付水準　再計算のエントリーでも書いたが安倍総理にお願いをしておく
景気が回復するだとか、このままいざなぎ景気を上回ってとかは数字の辻褄合わせの幻想である　０成長を維持するだけでも大変なのではないか？　経済成長とか上げ潮路線とかは旧日本軍が「今度の会戦で敵を包囲殲滅とか艦隊を撃滅」とか言ってる間に衰弱死したのと同様の反応である　景気はよくなれば結構な話で０でも耐える改革計画を作るのがプロの仕事である

繰り返す「株価低迷のため(輸出）企業救済策」とか「円安政策の展開（これは国債つまり借金でドルを購入する事に他ならない）」なんて間違えても口走らないで欲しい
早くも２月２８日には敵の主力を包囲殲滅し損なった事を自覚して欲しい

ドル安は「輸入業者と国民には良い事なのである」　急速な１ドル１００円割れは輸出業者に辛かろう　でも逆からみれば輸出業の好調は民需の不振で補ってきたに過ぎない　まあ１ドル１０５円±でやれない輸出業者は退場願いたい　その分は石油・穀物他輸入品が安くなり内需が潤う
「輸出がないとドルが無く支払いにも困る」と爺が小学校の社会科で習った事から日本の政治指導者は脱却しなければいけない
どうします安倍総理　何もしないのも今回はまあまあの手ですよ

朝日新聞：
２８日の東京株式市場は、中国市場の株暴落に端を発した世界的な株安を受けて全面安となった。日経平均株価の下げ幅は一時約７３７円に達し、終値でも前日比５１５円８０銭安い１万７６０４円１２銭と、１万８０００円台を大きく割り込んだ。「中国ショック」による欧米や東京市場の大幅下落を受け、アジア各国の株式市場も続落しており、世界経済への影響を懸念する声も広がっている。

　東京証券取引所第１部全体の値動きを示すＴＯＰＩＸ（東証株価指数）の終値は同５８．５９ポイント低い１７５２．７４だった。出来高は３６億８０００万株。

　世界的な株安の発端は、これまで一本調子の上昇を続けてきた中国・上海市場。２７日に当局による金融引き締めに対する警戒感などから、株価指数が急落した。

　世界の株式市場の多くが高値圏に達していたこともあり、巨額の資金を一気に動かすヘッジファンドなど欧米の機関投資家の間で、安全性の高い債券市場などに資金を移す動きが広がった。米ニューヨーク市場ではダウ工業株平均が急落し、０１年９月１１日の米同時多発テロ以降では最大の下げ幅となった。

　こうした流れを受けて、東京市場でもこれまで積極的な買いを続けていた外国人投資家が一転して売り姿勢を強めた。朝方からほぼ全銘柄に売り注文が殺到し、海運や建機などの「中国関連銘柄」や、急激な円高の進行で好決算への期待が薄れた輸出関連企業などを中心に、東証第１部銘柄の約９７％が下落した。

　市場では「すでに世界的な資金の流れが変わり始めている」（準大手証券）と、株安の長期化や各国の景気動向などへの影響を指摘する声も出ている。
　世界株安の「発火点」となった上海株式市場の総合指数は２８日は持ち直し、前日より４％近く上昇した。ただ、他のアジア市場は同日、軒並み値を下げた。（引用終わり）