王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

米国とキューバ 国交回復 !! 

2015-07-21 08:52:54 | 海外
米とキューバ、54年ぶり国交回復…大使館再開

米国の裏庭といわれるキューバにカストロに率いられる革命政権(当然反米政権)が誕生しこれをひっくり返せない)と見たアメリカが国交断絶をしたのが1961年でした。
あのケネディー政権ですよ。さまざまな小競り合いが米とキューバの間にあり1962年にはキューバにソ連の援助でミサイル基地が建設中であることが分かり米ソの本格的つばぜり合いになりました。
米国としては裏庭にミサイル基地を建設されたら中距離ミサイルで十分ワシントンを攻撃可能になるからです。同年10月ソ連のフルシチョフは「貨物船によるミサイル運び込み」が分かり第三次世界戦争かと世界中が心配したものです。

さてキューバのけつ持ちのソ連も共産主義あるいは社会主義では食えないので1991年に崩壊。
勿論キューバの民生も(米国の)経済封鎖の影響で厳しい様です。ヴィンテージカーの宝庫(新車が輸入できないから)なんておちょくられています。

まあテロの支援をするほどの資金余力もない様ですから「封じ込め」より世間に出した方が米国経済にもプラスとオバマ政権が判断したのでしょうね。
キューバの庶民に良い解決だったといわれる様になってほしいものです。


写真:ワシントンにあるキューバ大使館(利益代表部が大使館に格上げ)

読売新聞:
【ハバナ=吉田健一、ワシントン=白川義和】米国とキューバは20日、1961年に断絶した国交を54年ぶりに回復し、相互の首都で大使館を再開した。

 オバマ米大統領とキューバのラウル・カストロ国家評議会議長が昨年12月、国交正常化方針で合意して以来最大の成果で、両国関係は東西冷戦を背景にした対立の解消に向け、歴史的転換点を迎えた。

 相互の首都に設置されていた利益代表部は20日、国交回復に伴い、それぞれ大使館に格上げされた。ワシントンのキューバ大使館では同日、記念式典が開催され、キューバ国旗の掲揚が行われた。

 キューバのロドリゲス外相は式典後の20日午後(日本時間21日未明)、ケリー米国務長官と国務省で会談し、共同記者会見を行う。キューバ外相が国務省を訪問するのは断交後、初めて。米国務省の玄関ロビーでは20日未明、米国と国交がある国々の国旗が並ぶ中に、キューバ国旗も加えられた。

 ケリー国務長官は8月中・下旬ごろにハバナを訪問し、米大使館での記念式典に出席する。米CNNは米政府高官などの話として、ケリー氏の訪問は8月14日と報じた。同氏の訪問に合わせ、米国旗掲揚などの行事が行われる。オバマ大統領は大使指名をまだ行っておらず、利益代表部トップがそのまま臨時代理大使を務める。
(引用終わり)
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