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迷歩録   しんしほしゃ

2017-05-26 13:18:55 | 日記
  <strong>雨後の花  蜜を潤い  輝けり  へふてふ寄りて   ジルバを踊る


                                 ひのひら  ろくべえ




   「しんしほしゃ」(唇歯輔車)とは、しんし(唇歯)とは、歯茎と歯の関係を意味する。ほしゃ(輔車)とは

   輔が頬骨を表し車が歯茎を意味する。互いが密接に助け合い、離れにくい関係にある例え(広辞苑)とある。

    つまり、われわれの日常生活はこのような関係によって成り立っているのである。その関係性を顧みずただ

   単に、一時の利益のために、あるいは保身のために、振る舞うことが如何に恥ずかしいことであるか時の政府関

   係者は知るべきではないだろうか。政府関係者だけでなく我々も、援助者とクライアントの関係をどのように捉

   えるかが大事な視点となろう。

    つまり援助する側と援助される側、いずれも唇歯輔車(しんしほしゃ)の関係性の中にあることをまず知るべ

   きであろう。たての関係だけで、援助するもの、されるものといった関係だけではなく。自分たちにとってなく

   てはならない関係的存在と捉えることで、援助する側の上から目線的言動や、態度というものは減少することが

   できるのではないだろうか。

    何事も捉え方で間違ってしまう、他者の援助や教育、福祉、医療というものに携わると、援助者が優位的に振

   る舞う事が多くなるが、その根底には、自分と違うという潜在的な意識が働いていることになる。自分たちと違

   う存在ではなく、弱い立場の人間などと意識し助けなければと優位になった意識のもとで援助をしょうとする。

    そうではなくて、唇歯輔車(しんしほしゃ)の関係性であることを知的に理解して、かかわることが大切な事

   であろう。なくてはならない関係性の存在、君あって私、その関係をクライアントとの関係にも生かしてほしい

   ものである。