迷歩録 ひがん

　　　　　　　　彼岸




　　　　　彼岸の入り
　　　　　
　　　　　あの世とこの世が

　　　　　最も近づく

　　　　　三途の川を挟んで

　　　　　先祖を弔う

　　　　　彼岸

　　　　　暑さ寒さも彼岸まで

　　　　　これから暖かさに向かう

　　　　　そんな節目の日

　　　　　彼岸という節目の日

　　　　　先祖を弔い、現世の報告

　　　　　それが彼岸

　　　　　彼岸は牡丹餅

　　　　　ボタンの花が蕾をつけて

　　　　　花開く日が近づいてくる

　　　　　人々も動き始める

　　　　　田舎では、屋外に人が目立つようになる

　　　　　寒い間は、人通りも少なく

　　　　　彼岸ごろから

　　　　　ウォーキング、ジョギング、散歩

　　　　　人に出会う機会が多い

　　　　　暖かくなる証拠ではないだろうか

　　　　　彼岸を境に動き始める

　　　　　農作業

　　　　　先祖に秋には農作物を送りたい

　　　　　今から準備

　　　　　彼岸とはそのようなもの

　　　　　あなたの彼岸はどのようなもの

　　　　　節目を大切に切り替えたいものである