ロシアに関する妙な報道が多いので
ここでは「黒いうわさ」を集めてみました。
- 2014年03月:ロシアがウクライナ領クリミア半島を武力併合
- 2015年11月:ロシアの国家ぐるみの薬物隠ぺい工作が暴かれた
などが関係していることはあきらかです。
旧ソ連の「弾圧主義」が色濃く残っているロシアに、ご注目を。
金正恩暴走の影にロシアの支援あり、プーチンはなぜ北を守るのか:Diamond 2017.9.4 北野幸伯
これについて、私は
- 有事に金一家をロシアへ亡命させる代わりに、ロシアからロケット技術を導入しているのではないか。つまり「ロケットマンの影の仕掛け人はプーチン」ではないか
- 影では、ロシアと中国の北朝鮮取り込み合戦が繰り広げられているため、あれだけ「強硬な発言を繰り返している」
- つまり北朝鮮の後ろには、ロシアや中国がついている、という大きな自信がある
と述べてきました。
モスクワに、北朝鮮政府公認の旅行代理店がオープンした。名前は、「NKOREAN」。北朝鮮大使館の関係者は、「わが国は、世界で最も安全な国の1つだ」と主張しているとか。北朝鮮が世界を騒がしている時期の「公認旅行代理店」開設は、極めて意味深だ。記事にもあるように、「ロシアと北朝鮮が接近している証拠」といえるだろう。:2017/9/4 配信 ダイヤモンド ←上記と同じ引用
これは
ロシアから北朝鮮への旅行者を呼び込む為とみられるものの、たぶん偽装でしょう。ロシアが安保理の決議に違反しないよう配慮した決済機関だと私は見ています。もちろん普通の銀行を通さない手段ですね。
また、露極東連邦大のルキン准教授は産経新聞のインタビューに、こう答えています。
中国向けとして石油製品(ガソリン・ディーゼル燃料)を輸出し、最終的には、北朝鮮へ渡っているのが年間20万~30万トンくらいだろうが、統計には北朝鮮向けとはされていない。
つまりロシアは中国と結託して、北朝鮮を支援していることになります。
ただしこれは2017年8月段階なので、安保理決議違反ではないのです。
北朝鮮、元KGBを軍事顧問に 暗殺作戦への対抗策:朝日新聞 2017年8月25日05時05分
旧ソ時代のKGBは解体されましたが
元職員たちが北朝鮮で軍事顧問として迎えられているとの報道です。これはアメリカが検討している金正恩斬首計画に備えるたらしいのですが、こんなことがプーチンの承諾なしに行なわれているはずがありませんね。
イエメンやアフガニスタンなどでアメリカが使ってきた無人機による金正恩暗殺を恐れているのでしょう。
このように北朝鮮は、ある時は中国を利用し、別の時にはロシアを利用していますが、結局ロシア・中国に利用されているだけだったと分るのではないかと思われます。
北朝鮮は、「アメリカにだまされてボロボロにされたロシアの恨みを利用しているつもり」なのかも知れません。
どちらが悪いのか知りませんが
- ロシアは、ずっとアメリカにだまされてきたと考えています。
- アメリカの言い分は別で、ロシアはウソばかりつく、と見ています。
- ロシアでは独裁国らしく、言論を弾圧し報道を規制していますから、中国や朝鮮半島と同じで、一色の意見しか出てきません。結束するためには報道規制しかないのでしょうが、これがその国を弱くしているかも知れません。
- 北朝鮮と体質的に似ているのが、きっとロシアなんでしょう。いわばロシアが大師匠であり、その薫陶を受けたのが、中国と北朝鮮でした。よって中国と仲違いした北朝鮮がなぜロシアに依存するかが、よく分りますね。
結局アメリカとしては、有事の際に、
ロシアや中国が米朝戦争に北朝鮮の側で参戦すると「孤立してしまう」と思わせることが大切
なんでしょう。
さてさて、皆様はどう思われますか。