カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

韓国の醜聞61 朝鮮人の200年前

2015年10月04日 07時32分08秒 | アジア

誰にも醜聞があります。たとえそれが、事実であろうが、なかろうが(笑)。

「自分たちが常に差別されている」とのなりふり構わぬ叫びは「自分たちが常に差別している」ことの裏返しでした。 


われわれは、これほど好意的な人々に出会ったことはかつてない。彼らは舟を横づけにすると、すぐ1人が水の入った壷を、もう1人は、ふかしたサツマイモの入った寵を差し出したが、代価を要求したり、ほのめかしたりするようなことはない。その態度はおだやかで、礼儀正しかった。われわれの前では頭にかぶっていたものをとり、話しかけるときにはお辞儀をした。

彼らにラム酒を与えたところ、1同は居合せたわれわれ1人1人に頭をさげた上で、それを飲んだのである。

アルセスト号のそばへも1艘のカヌーが近寄って来た。ロープを投げたところ、その端に1尾の魚をむすびつけてくれ、そのまま漕いで行ってしまった。このようなことはすべて、よい前兆であるようにみえる。

朝鮮人の冷い反撥的な態度に接したあとだけに、うれしさもひとしおであった。:P.93-95 ベイジル・ホール「朝鮮・琉球航海記」春名徹訳 岩波文庫 2003年6月6日第7刷発行 


これは200年前の航海記です。

1816年頃に英国軍艦が中国~朝鮮半島~琉球を調査した記録で、琉球付近でのできごとを記述した部分から抜粋したものです。

当時の朝鮮半島は

朝鮮王朝〔1392-1910〕500年の最晩年、崩壊100年前でして、もう国として存続が危うい、体(てい)をなしていなかった頃、と思われます。

この国「李朝」は、朝鮮半島の高麗(こうらい)時代の武官が中国(明)にヨイショする形で興したクーデターに始まっており、明〔1368-1644〕の時代から清〔1644-1912〕になっても暴力的な中国の植民地として生きながらえ、庶民は貧窮を極めていたとされ、当時は次のように、なっていたと思われます。  


1791年に最初のカトリック弾圧事件(辛亥邪獄(韓国語版))が起きた。攻西の僻派は徐々に勢いを取り戻してくる。1795年に中国人神父の密入国事件が起きると、更に僻派は勢いを増し、蕩平政治(韓国語版)は崩壊する。信西派の多い南人勢力はほとんど追放され、老論僻派のみが朝廷に残っているという状態であった。この時代は英祖の50年以上にわたる文化政治と清からの西洋文明の流入も相俟って、文化的発展を見た時代でもあった。しかし党争の激しい朋党政治は行き詰まりを見せ、既に崩壊寸前であった。:李氏朝鮮〔朝鮮王国 1392-1910〕 


現在の朝鮮労働党は、共産主義風味の封建李朝そのものと言われ、腐敗まみれ・一党独裁の弾圧を続けながら目に余る言動を繰り返しています。

長かった腐敗王朝の影響は、髄までしみ込んでしまったようで、伝え聞くところでは、今も当時に優るとも劣らない深刻な状況らしい。

本書では

朝鮮半島内の地域差もあるでしょうが、200年前の朝鮮人が反発的だったのに対し、琉球人は言葉の通じない人たちにも好意的だった、という一面を記録しています。

そして200年後の今でも、その傾向が保たれているのではないか、と思われます。「反撥的・排他的」という面を別の角度から見れば、「仲間同志には良好にして濃厚な関係がある」と臭わせます。

次では、良好で親切な心が「迷惑になりうる」としています。 


韓国人はこのように、友人同士では分け隔てなく、迷惑をかけても無理を押し通しても構わないのである。互いに遠慮をすることなく、とんでもない真夜中に酒瓶を抱いて、何の前触れもなくドアを叩くという駄々っ子のような無分別な行動が、むしろ深い情愛を表現していることになるである。

海外で生まれ育ったせいか、わたしはこのような韓国式の「情」に拒否感をもっている。友達だからと迷惑をかけ、相手に無理強いをする「情」にはまったくうんざりしてしまう。:P.86  金文学/金明学「韓国民に告ぐ!」祥伝社文庫 


そもそも

500年も前からヨーロッパ人たちが「大航海時代」と称して海外へ出かけ、あっちこっちで植民地を建設して搾取してきたことや、「新大陸発見」などと暴言をはいて先住民族を淘汰し、ひどい場合には原住民を虐殺してきた手口に大いなる疑惑があります。

今回の記録にみられる英軍艦の調査もその一環を臭わせますが、ここではそれは別として・・・・

上記の記録は、興味ある内容だと言えます。

当ブログでは

「韓国の醜聞」シリーズが「61回」を迎えており、この種の背景も含めて、現代の朝鮮半島をより深く理解しようと努めております。

題名からして「北朝鮮や韓国の悪口を並べているのだろう」と想像する人がいるでしょうが、そうではなく、できるだけ公平な視点で東アジアを理解しようとする姿勢を貫いています。

それでもあまりにも中国人・韓国人が事実に反する発言を繰り返すため、反論を加えているだけであり、「事実を述べることは、嫌いな証拠である」と安易に結論づけないよう、お願いするしだいです。

「好き」だからといって、ひどすぎる言動について一切触れないというのは奇妙で誤っているでしょうし、一方で「欠点」を指摘することが「嫌い」というわけでもありません。

私としては、どうとらえられているかは別として、そういう情緒的な姿勢とは一線を画している、つもりです。

現在の朝鮮半島を理解する一助となるのではないかと思い、上記を引用した次第です。


1 コメント

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Unknown (Unknown)
2019-02-05 19:53:40
very good

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