交渉を有利にするための下劣な「人質」作戦。
- マレーシアでの金正男暗殺事件。北朝鮮は在ピョンヤンのマレーシア外交官家族を「人質」にして、在マレーシア北朝鮮大使館の「容疑者」を北朝鮮へ帰国させました。何のため「人質」にしたかは明らかですね。
- カナダで中国人の孟が逮捕されると、中国は猛烈に反発。自動的にカナダ人を複数報復逮捕して「人質」とし、双方が拘束された自国人を「無条件即時解放」するよう訴えております。
人質事件を、中国と北朝鮮という「うぬぼれ」儒教国家が起こし、両国ともに制裁されています。
- 米国がその中国を2018年後半から経済制裁し
- 国連もこの10年ほど北朝鮮を制裁しています
とはいえ最終的に
南北が統一されるのに私は反対しません。
ただし私は、文在寅が無批判なまま「人権無視・弾圧・規制」の北朝鮮に接近するのには、反対です。多くの日本人もそうかと思います。
文在寅は、北朝鮮に対して基本的な何か一言を主張すべきで、それが北朝鮮を変えさせるきっかけになると思うのですが、それがないようですから、文在寅は「今のままの北朝鮮を認めている」と明言しているようなものです。
文在寅が共産主義者・全体主義者・独裁者ではないかという噂はこうして生まれました。そしてそれを証明するかのように、北朝鮮を批判する人たちを差別したり、様々な政府刊行物で北朝鮮を優遇し始めていると報道されています。
韓国の民度は、こんな程度だったのです。
これを聞いた韓国の親北派たちは「日本人は南北統一に反対している」とするのですが、そんな程度の人たちが、文在寅を支持していることに、またまた疑惑をもつのです(笑)。
自分たちが最も正しい判断をしているとし、異論に耳を貸さないのは、韓族の伝統でしょうか。
統一してから、今よりも激しい深刻な対立になろうとも、「その時の人に任せよう」という無責任で気楽な姿勢を感じるのです。
中国・北朝鮮以外では、この文在寅の姿勢を疑問視する国が圧倒的であることも申し添えなければなりません。
このまま南北統一すれば
「等しく貧しく」の原則にのっとって「統一された朝鮮半島全体が急速に落ちぶれていくだろう」ことは、誰でもが考えることです。「共産主義の弾圧のもとで今まで通りの発展を望む」というあり得ない事を考えないようにしたいものです。
この北朝鮮中心の南北統一が
- 韓国民の、左右政権に依存しない総意なのか
- 韓国文在寅政権の、強い願望に過ぎないのか
韓国では
強大な権力を大統領に与えなければ「対立ばかりで何も決まらない」のでしょうが、強大すぎる権力を与えないでも何かが決まるように法改正しなおかつ民度を上げるしかありません。ただし、今のままのほうが好都合だとする議会人もいるようでして、難しいかも知れませんが。
もしも大統領に反発できない法律をそのままにして「韓国民の総意だとごまかしている(得意の偽装)」ならば、今の政権の願望に過ぎなかったのですね。
これが「韓国の法体系の未熟さ」による弊害でした。
国連による北朝鮮制裁との関連ですが
- 国連の制裁対象国である北朝鮮が中心となる南北統一は考えられない
- 北朝鮮が何らかの交換条件として核兵器を威嚇に使っているとするならば、すでにテロリストに核兵器が渡っているということですか
こういった問題があります。
「死刑判決」を外交カードに利用する中国、唐突に上訴審公表:産経新聞 2018.12.27
直接には、カナダと中国の対立ですが
間接的には、アメリカと中国との問題だろうと思われます。
世界制覇を夢見て中国は
世界各国で中国共産党の支配を強化しつつあります。
ただし一帯一路構想にも破綻がみられ、発展途上国でも先進国でも、中国を警戒し始めております。AIIBも一帯一路も、失敗するとまでは言わないものの、今のままでは、「うまく機能しない」でしょうね。
さてさて、皆様はどう思われますか。